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2008.12.27 (Sat)

夜を着る 井上荒野

8つの短編集。

・「アナーキー」
二度目の堕胎手術を終えた彩と真明は、ドライブへと出かける。

・「映画的な子供」
ふとしたことで学校をサボった女子高生のしぐれは、今まで降りたことの
なかった駅を降り、フラフラとさまよう。

・「ヒッチハイク」
母の葬式を終えた帰り道、初めてヒッチハイカーを乗せた夫婦。

・「終電は一時七分」
教え子と第二の人生を始めようと思って家を出てきた五郎は、
その足で殺人現場へと向かう。

・「I島の思い出」
詩人の父のスキャンダルに疲れた娘とその母は、見知らぬI島で
数日間を過ごす。

・「夜を着る」
夫の浮気を疑う妻が、隣の家の旦那とともに、夫の旅先へと乗り込む。

・「三日前の死」
卒業旅行でパリを訪れた4人の大学生は、旅先で教授の訃報を知る。

・「よそのひとの夏」
父の葬式に現れた美羽子さん。父の恋人だった彼女の夏の思い出。

この中では表題の「夜を着る」より、「映画的な子供」のほうが良かった。
電車の中でサラリーマンにスカートのほつれを指摘され、何とか直そうと
するうちに学校の始業時間を過ぎてしまう。
初めて学校をサボる女子高生の心理描写がうまい。
一緒になってドキドキしました。


共通するのは小さな旅。
日常の中の些細なことで少しずつズレていく感情。
”旅”をすることで新しい自分を見つけたり、感情の整理ができたり、
関係を清算できたりする。
読後のさっぱり感はないが、じわっと入ってくる。

★★★★☆

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