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2009.12.09 (Wed)

江利子と絶対〈本谷有希子文学大全集〉 本谷有希子

「・・・お姉ちゃん。エリ、これから前向きに生きてくから」

引きこもりの江利子がまたおかしなことを言い出した。
私が普段使っている路線の横転事故のニュースを見たからだ。
ちゃんとまじめに働いてる人が死んで、何もしてない自分が生き残るのが
申し訳ないと思ったという。
でもだからといって外に出る、とか、働く、ということではないらしい。
引きこもりというハンデを背負いつつポジティブに生きていくーーー。

前向きになった江利子は犬を拾ってきた。
名前は「絶対」。絶対に江利子の味方っていう意味だ。
とんでもない方法で絶対を味方にした江利子は最強だ。


本谷さんの処女短編集。
あれ?なんでこれ読んでなかったんだろう。

他に「生垣の女」と「暗狩」を収録。
3つ目の「暗狩」が今までの本谷さんの作品で読んだことのないホラーで
夢に出てきちゃう感じの怖さ。なんか意外でした。面白かった。

でもやっぱり「江利子と絶対」が一番好き。
あとがきにも書いてあったんだけど(一青窈さんが)、

人が隠しておこうとするものをずるずるひっぱりだしては
無邪気に楽しんでしまう


っていうのに納得!無邪気!笑っちゃうんです。
にしても江利子最強。負のパワーが満タンです。

脱帽。

★★★★★



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19:44  |  本谷有希子
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