2017年05月 / 04月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫06月

--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告

2009.10.28 (Wed)

ヘヴン 川上未映子

四月が終わりかけるある日、ふで箱をあけてみると鉛筆と鉛筆のあいだに
立つようにして、小さく折りたたまれた紙が入っていた。

<わたしたちは仲間です>

僕は苛められていた。それは僕の斜視のせいだ。
みんながロンパリと呼び、暴力をふるい、僕はそれをただただ受け止めていた。

手紙の差出人は同じクラスのコジマという女子だった。
そしてコジマもまたいじめを受けていた。
僕たちは手紙の交換を続け、学校の外でも会った。
僕たちは友達になった。


川上未映子さんの新作。図書館の予約がまわってこないので、
痺れを切らして久しぶりに自腹で・・・。でもこれが正解!
苦しいんです。いじめの描写っていうのはどんなタイプのを読んでも苦しい。
暴力は痛いし、嘲笑は悔しい。
弱者はいつも強者に怯えている。「悪」ってなんなんだ。

一番苦しく切なかったのは、最後の公園でのコジマのシーン。
コジマは強い。僕には強くなったコジマが眩しすぎたのかもしれない。

苦しみを、弱さを受け入れたわたしたちこそが正義なのだ。

僕は新しい世界を見て、新しい一歩を踏み出す。
でもそこにはもうコジマはいない。

★★★★★



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

スポンサーサイト
17:38  |  か行その他
 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。