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2009.10.04 (Sun)

刻まれない明日 三崎亜紀

10年前に忽然と消えてしまった3095人の人々。
でもいないはずの人々の息吹はその街にはまだ残っていた。

-存在するはずのない図書館から借りられる本。
-ラジオ局に届く失われた人々からのはがき。
-響き渡る今はもう無い鐘の音。
-席を空けて待ち続けているレストラン。
-「開発保留地区」行の幻のバス。

しかし、10年たった今、それらの不思議な現象が一つ一つ姿を消していく。
消えてしまった人と残された人。
それでも世界は続いていく。

失われた町が息づく街を舞台に描く待望の長編

とあったので、勝手に続編かと思っていたんですが、ちょっと違いました。
リンクしている部分はあるんだけど、これはまた別の物語。

失われた人たちの思い出を抱えながら生きていかなければならない残された人たち。
思い出をただ封印するだけじゃなくて、思い出とともに生きていくという姿に感動しました。
どんなにつらいことがあっても、人は生きていかなければならない。
だから「忘れる」んじゃなくて、「一緒に」生きていく。
誰かを失った悲しみは決して消えたり風化したりしないけど、
それはそれでいいんだ。

前に進む勇気をくれるような本でした。
失われた町とともにぜひ。

★★★★★



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16:06  |  三崎亜記
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