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2009.08.01 (Sat)

天下り酒場 原宏一

「天下り酒場」
開店8年目の割烹居酒屋『やすべえ』の店主であるヤスのもとに、
常連の柿本が天下りを置いてやってくれないかと頼みに来た。
不景気で売り上げも激減しているこんな店に新たに人を雇う余裕はないと
言ったのだが、相手は元エリート。金勘定が苦手のヤスは、
経理を手伝ってもらうつもりでその元役人の片倉を雇うことにした。

「資格ファイター」
最近は合格しても嬉しくもなければ感動もしない。
榊原勇一郎は暇に任せて資格を取りまくり、まもなくその数は300にもなる。
ある合格発表で顔をあわせた芸能プロのヤマカンにそそのかされ、
2年間という期間限定で『資格ファイターYOUイチロー』としてデビューすることに。

「居間の盗聴器」
章介は妻から頼まれたビデオの配線をしようとしたその時、テレビの裏に
小さな黒い箱が隠し置かれているのを発見した。盗聴器だ。
人に知られて困るほどの秘密もないけど、盗聴器を誰がしかけたのかは気になる。
章介は盗聴器をそのままにしておいて、探偵事務所に調査を依頼する。
妻の浮気・章介のリストラ・娘のストーカー。さまざまな予測をするが
どれもことごとく外れていた。

「ボランティア降臨」
一昨日義母が足を痛めてしまった。パートを休むべきかどうか悩んでいる
喜美江のもとに、クボタミチコと名乗るボランティアが突然訪れた。
半信半疑のままクボタミチコを家にあげてしまったが、それがとんでもない事態に。

「ブラッシング・エクスプレス」
その朝、だしぬけに訪ねてきたおじさんは白衣を着ていた。
何かと思って聞いてみると、『5分間歯を磨かせてください』という。
無料だというのでとりあえずお願いしてみてビックリ。他人に歯を磨いてもらうことが
こんなに気持ちがいいとは。
歯科医院を経営難のためたたまなければならなくなってしまったおじさんと
一緒に歯磨きビジネスに乗り出す。

「ダンボール屋敷」
父がいなくなってしまってから、母の衝動買いが止まらない。
ブランド品を買いあさるわけでもないし、とりあえず様子を見ていたタケオだが、
衝動買いは徐々にエスカレートし、今は家中がダンボールだらけ。
母の行動をやめさせるには、どうしたらいいんだろう。


新奇想小説とはよく言ったもんです。
ここまでいろんなことを思いつくのは、毎回ながら驚かされます。
原さんの頭の中は、こういうアイディアでいっぱいなのかなー。

「ボランティア降臨」が怖かった!善意が善意じゃなくなってる・・・。
主婦な私には空恐ろしかったです。
「ダンボール屋敷」はちょっと切なかった。
「ブラッシング・エクスプレス」は実際に商売になりそうだし、私もぜひ磨いてほしい!

テンポと小気味よさが心地よい短編集です。
1編がそんなに長くないので、通勤時間向きかな。

★★★★★



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21:13  |  原宏一
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