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2009.07.26 (Sun)

IN 桐野夏生

編集者の青司と別れて1年以上。
小説家のタマキは、恋愛における抹殺をテーマとした「淫」という小説を
書こうと取材を続ける。

小説の元になるのは、かつて緑川未来男が書いた私小説「無垢人」。
この中で未来男は自分の妻千代子と愛人である〇子との壮絶な諍い、
愛する長男の死などを赤裸々に綴っている。
タマキは〇子を主人公にしようと思い、〇子は誰なのかを調べるために
「無垢人」に関係した人物たちの元を訪れる。

物語はタマキと青司との回想と現在、「無垢人」の登場人物などが
交じりながら進んでいく。
タマキと青司は不倫同士で、お互いの家族もそしてお互いをも傷つけあってきた。
タマキは今でも青司が赦せていない。
タマキは自分と青司との恋愛を抹殺したいと思っているからこそ、
「無垢人」によって抹殺された〇子のことを知りたいと切望する。
恋愛における抹殺ってなんだろう。


「OUT」に対しての「IN」かと思ってたんですがそうじゃなかったんですねー。
小説の中にさらに小説「無垢人」が入っているので、ちょっと不思議な感じでした。
未来男と千代子・〇子との壮絶な諍いのほうが興味があったかも。
タマキと青司もそうだけど、愛情と憎悪って紙一重・・・。
恋愛というよりは愛憎です。生々しいし暗い!
そこがいいんだけど。

小説って悪にもなりうるんだなー。

★★★★☆



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18:20  |  桐野夏生
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