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2009.07.23 (Thu)

町長選挙 奥田英朗

トンデモ精神科医の伊良部シリーズ。

「オーナー」
大日本新聞の会長であり、プロ野球の人気球団東京グレート・パワーズの
オーナーでもある田辺満雄は、どこへ行ってもマスコミに取り囲まれる毎日。
ある日突然暗い所が怖くなり、それは日に日に酷くなっていく。
秘書に手配させた病院に行くと、そこには太った精神科医。
自分ほどの地位があるものに対してもぞんざいな口のききかたをする伊良部に
満雄は怒り心頭。

「アンポンマン」
安保貴明は学生時代にインターネットによるホームページ作成サービスの会社を
興し、会社は風船がふくらむように成長していった。
今は麻布ヒルズに住居を構えるほどの億万長者だ。
とにかく無駄が大嫌い。そして負けることも大嫌い。
貴明は最近ひらがなすら度忘れしてしまう。自分では大したことがないと思っているが、
秘書が強く診療を勧めるので、仕方なしに病院へ行くことにした。

「カリスマ稼業」
白木カオルは東京歌劇団を経て女優へとなった。
会う人会う人誰もがカオルのことを「若い」「綺麗」と褒め称える。
自然体を売りにしているが、自然体でこの若さを保てるわけがない。
陰では血と汗がにじむほどの努力をしているのだ。
強迫観念にとらわれているカオルは、昼間撮影の時に食べてしまった仕出し弁当の
カロリーを消費すべく、エクササイズができる場所を探していた。
そこでたどり着いたのが伊良部総合病院だった。

「町長選挙」
24歳の良平は、2年間の任期で東京からはるか離れた千寿島にやってきた。
その島は小倉と八木という二人の男によって完全に二分されていた。
まもなく行われる町長選挙。良平は小倉と八木の両陣営から毎日迫られていた。
賄賂も平然と飛び交うその島に、2ヶ月間だけ赴任することになったのは伊良部。
老人から絶大な信頼を得た伊良部に、両陣営は何とか自分を応援してほしいと
金をばらまきはじめる。伊良部はもらえるものはもらっておけと金を受け取ってしまうが・・・。


イン・ザ・プール、空中ブランコを読んですごく面白かったので、
伊良部シリーズを久しぶりに。
今回出てくるのはみんな明らかに実在する人物がモデルになっている(と思われる)
ので、イメージしやすかった。
伊良部の傍若無人っぷりも健在で、読んでてスカッと!
鬱々とした日でも、これを読めば元気になれそう。

その中でもやっぱり表題になっている「町長選挙」が一番良かった。
賄賂なんて当たり前の無法地帯に、まさに無法って言葉がぴったりの伊良部。
最後は爽やかで清々しい気分に。

★★★★★


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