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2009.07.05 (Sun)

骨の記憶 楡周平

その日届いたのは、51年前に失踪した父の遺骨だった。
差出人は、16歳という若さで死んでいるはずの長沢一郎。
そこにしたためられていた真実は、清枝を驚愕させるには十分な内容だった。

東北の田舎町美桑。大地主曽我家。その跡取りである弘明と、農民の息子一郎には
あまりにもかけ離れた貧富の差があった。
しかし、立場は違えどそこは子供。遊ぶのはいつも一緒だった。
そしてあの日、生涯忘れられない事件が起きた。
それは弘明と一郎だけが知る、二人だけの秘密となる。

中学を卒業した一郎は、仕事を求め東京へ。
すずめの涙の給料でこき使われる毎日。仕事先の中華料理屋で
出会った先輩である松木と出会ったことで、一郎の人生は一変する。
故郷を捨て、自分を捨て、新しい人生を歩みだした一郎は、
巨万の富と名声を手に入れた。
しかし、たった一つだけ手に入れられないものがあった。


図書館でこの本を借りてきたときには、あまりの分厚さにビックリ。
でもその長さを感じさせないほど面白い作品でした!
たった一つの間違いから、まったく新しい人生を歩む一郎。
とんとん拍子で商売がうまくいき、まさに勝ち組の一郎の心の奥底には
あの日の事件、あの人への思い、あいつへの怨念があって。
人を陥れるためには手段を選ばないがめつさが、人間くさくて良かった。
ラストの清枝の豹変ぶりも見もの。

オススメです!

★★★★★



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21:21  |  楡周平
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