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2009.03.08 (Sun)

うつつ・うつら 赤染晶子

マドモアゼル鶴子。
京都の舞台で赤い振袖を着て漫談をする鶴子は、
いつか女優にスカウトされることを夢見て、ひたすら舞台にしがみつく。

鶴子が漫談に立つ舞台の下では、いつも同じ映画が放映されていて、
その映画の中での奇声?嬌声?に、観客はすっかり舞台のことを
忘れてしまう。
このぬるま湯に堪えきれず、芸人たちは舞台から逃げ出してしまう。
でも鶴子は逃げない。
スカウトマンが自分をスカウトしに来るまで。

ある日客席に置き去られた九官鳥。
パリ千代と名づけられたその鳥は、あらゆる音と声を覚え、
人から言葉を奪っていってしまう。
みんながパリ千代に脅え、言葉を発することに脅えていく。


ねっとりと絡みつくような世界。
不快なんだけど、そこから逃れられないような感覚だった。
なんか息苦しい。
一つのことを成し遂げるための執念。
言葉の大きさを感じた。

★★★☆☆



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