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2009.01.17 (Sat)

もう切るわ 井上荒野

占い師の男をはさんで、妻と愛人の二人の目線から描かれる物語。

銅版画家の妻は、夫に女がいることを知っている。
夫は私を愛しているのだろうか?
私は夫を愛しているのだろうか?
出版社の西口に心を揺さぶられながらも、夫と別れることはできない。

葉は健康食品を扱う店で働いていて、そこをふらっと訪れた男と出会った。
いつかかってくるか分からない電話を、一人の部屋で待ち続ける。

そして、男は不治の病に冒されてしまった。

徐々に変わっていく二人の女の心境と、男の病状。
最後に男といるのはどちらなのか。

妻の「私」と愛人の「あたし」が交互に話を進めていく。
タイトルの「もう切るわ」は、最後の愛人の言葉なのか、
男が手術を受けることになったときに書いたメモなのか。

最後まで直接会うことのない妻と愛人、一人の男を介して
二人の女の心情が細やかに描かれている。
表立って感情をあらわにしないのに、どうして荒々しく感じるんだろう。
もう一度読み返したい大人な1冊。

★★★★☆


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