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2011.03.25 (Fri)

アンダスタンド・メイビー 島本理生

「おまえは俺のこと、見つけられるって」少女は踏み込んだ、愛と破壊の世界へ。
デビュー10周年記念書き下ろし作品。
内容(「BOOK」データベースより)



重くて苦しくて切なくて。
でも後半になればなるほど読むスピードが加速。
黒江の危うさに読んでいるこちらまでビクビクしてしまう。
「あーついてっちゃダメ!」と
何度思ったことか…。

下巻は上巻での謎が一気に解ける感じ。
黒江の心に影を落とした出来事や、
それに向き合っていくことを決めた黒江の成長。
辛すぎる現実が待っていて読んでいて痛くて痛くて
苦しくなったけど、未来に希望が持てる最後で良かった。

数々のどうしようもない男たちと大人がいて、
どうして黒江はこんなに不幸なんだ、と思ったけど、
でも神様はちゃんといたんだ。

個人的には光太郎が一番好きでした。


★★★★★






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22:18  |  島本理生

2011.03.18 (Fri)

おしまいのデート 瀬尾まいこ

いろんな形の「デート」、あります。
祖父と孫、元不良と老教師、特に仲良くもない同じクラスの男子同士、
協力して一緒に公園で犬を飼うOLと男子学生。
何気ないのに温かい人と人のつながりを軽やかに描く、5編収録の作品集。
(内容紹介)



●おしまいのデート
●ランクアップ丼
●ファーストラブ
●ドッグシェア
●デートまでの道のり

ほほえましかったり、ちょっと切なかったり
さまざまな「デート」。
瀬尾さんらしい心があったまる優しいお話です。

特に「ランクアップ丼」「ファーストラブ」「デートまでの道のり」が良い。

ランクアップ丼の上じい、こんな先生いたらどんなにいいだろう!
ちゃんと生徒のこと見てて、でも押し付けがましくない。
二人で食べる玉子丼、きっとすごくおいしいんだろうな。


★★★★★




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11:00  |  さ行その他

2011.03.17 (Thu)

感応連鎖 朝倉かすみ

女たちの内側で、何かが蠢く。

肥満を異形とする節子か、他人の心が読める絵理香か、自意識に悩む由希子か。
交錯する視点、ぶつかり合う思惑。
真実を語っているのは誰?──魅惑の長編小説

(内容紹介)



全322ページ。
長そうーと思ってたけど読んだらあっという間でした。

ひー嫌だ嫌だ嫌だ。
喉に何か詰まったようなこの不快感。
でも面白いのです。
読み始めたら一気。

特にラストが秀逸でした。
アリスちゃん・・・
こわいよー。


★★★★★



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11:00  |  あ行その他

2011.03.16 (Wed)

イカと醤油 つぶやきシロー

「お父さんがきれいにしてくれたんでしょ、ありがとう」
「んっ、何のことだ、知らないな」
父は、すっとぼけた顔をしながら空を見上げて言った。
「脱皮したんだろう」「脱皮?」
「この前学会で発表があった。昆虫が脱皮するように自転車も脱皮するらしい」
息子は「ふーん」としか言いようがなかった。
つぶやきシロー、初小説。
内容(「BOOK」データベースより)



こんな父親やだ。
と読み始めは思いました。
だって典型的なダメ親父。不快ですらありました。
健太が不憫で不憫で。
でも読み進めていって、
なんか違う。
茂男…もしかしていい父親?
愛情表現が特殊すぎてわかりづらいけど、
茂男は茂男なりにちゃんと健太のことを思ってたんだなー。

ところどころにつぶやきシロー独特のシュールさがあって、
でもちゃんと感動もあって、
普通にいい本だと思います。
(ごめんなさい、全く期待してなかったから意外だった)


★★★★★




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11:00  |  た行その他

2011.03.10 (Thu)

妻の超然 絲山秋子

文学がなんであったとしても、化け物だったとしても、
おまえは超然とするほかないではないか。
「妻の超然」「下戸の超然」「作家の超然」を収録した異色の三部作。
内容(「BOOK」データベースより)




「超然」=物事にこだわらず、平然としているさま。


「妻の超然」の、”朝十時半の一人グーグル”が面白い。
浮気に超然はないのだ、も納得。
妻は超然としているつもりかもしれないけど、
実は全然超然となんかしてないところが
かわいらしくもあり、人間くさくもあって好き。

「下戸の超然」、これは下戸の人は大いに共感しそう!
広生みたいな低温な男の人って
なんか惹かれちゃうんだよなー。

「作家の超然」は私にはちょっと難しかった。
作者が自分に向けて言ってる感じなのかな。
「妻」「下戸」とはガラッと変わります。


私も超然としていたいけど・・・無理だな。


★★★★☆




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20:47  |  絲山秋子

2011.03.05 (Sat)

つるかめ助産院 小川糸

「生まれる」ことの奇跡を描く再生と自立の物語
失踪した夫を探して南の島に来たまりあは、
島の助産院で妊娠を知らされる。
出生の秘密に囚われ、母になることに戸惑うが・・・。
命を育み、自分の生を取り戻すまでの誕生と再生を描く感動の長編小説。
(内容紹介)



うーこれは・・・。
時間的に一気に読むことができなくて数回に分けて読んだのですが、
毎回泣かされてしまいました。


私の中で小川糸さんといえばやっぱり「食堂かたつむり」なのですが、
その雰囲気を持ちつつ、今回はさらに力強さもプラスされた印象。

母の強さ。
延いては人間の強さ。
かと思えば、強さと背中合わせで脆さも同居している。


ネガティブで人生になげやりなまりあが、
島のいろんな人たちとの出会いや妊娠を通して
強く、逞しく成長していくのがなんだか心強かったです。

それに比べて小野寺君・・・。
ラストは「えーーーー」(ブーイング)だったけど。


人が人を生む。
自分が今ここにいるのは、母が命がけで私を生んでくれたから
なんだな、としみじみしてしまいました。
(お母さん、ありがとう!)

生んでくれてありがとう。
生まれてきてくれてありがとう。

…自分でもウザいくらい感動してます…


★★★★★




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22:09  |  小川糸

2011.03.01 (Tue)

空き家再生ツアー 岸本葉子

50歳は分別ざかり!?仕事はあるけど、未婚、ひとり暮らし。
ためらうこと、あきらめることも多いけど…。
そんな私たち、それぞれのこれから―。

内容(「BOOK」データベースより)



作者の岸本さんは人気エッセイストなんですね。
初めて読ませていただきました。

連作短編になっていて、主人公は40代、50代のシングルたち。
社会で一人で生きていくことのちょっとした苦労だったり、
あきらめだったりがある中、どの話も最後はほっと救われる
部分があって良かったと思います。

タイトルにもなっている「空き家再生ツアー」よりも、
それ以外の作品のほうが好みでした。

特に良かったのは「分別ざかり」と「多生の縁」。
ちょっと切なさも残ってしみじみ。

年をとるのって楽しいことばかりじゃないけど、
だからって辛い苦しいことばかりじゃないよね、って感じで
元気もらいました。


★★★★☆




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22:32  |  か行その他
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