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2010.08.18 (Wed)

真綿荘の住人たち 島本理生

レトロな下宿「真綿荘」に集う人々の恋はどれもままならない。
超絶に性格の悪い美女に駆け落ちを迫られる大和君、
彼に片想い中だが先輩に告白されて揺れる鯨ちゃん、
女子高生の恋人の一途な愛情表現に戸惑う男嫌いでクールな椿。
そして、大家で小説家の綿貫さんは、17年前ただ一度自分を抱いた男・晴雨(せう)
を内縁の夫と呼ぶ――。
『ナラタージュ』の著者渾身の恋愛小説。
自分だけの至上の相手を貪欲に求める、熱い恋のあり方に心震える傑作です。
(内容紹介)



読み終わった後はちょっと切なくなるのは、いつもの島本さんらしさ。
静かでいてどこかに芯があって力強い。

たくさんの登場人物が出てくることもあってか、今までの作品に
プラスα奥行きがあったように思います。
今までで一番好きかも。

ラストの綿貫さんと晴雨さん、束縛というかたちで築く愛もあるんだな、と。

でもやっぱり天然キャラで憎めない大和君が一番好きかなー。
晴雨さんは私にはちょっと世界が違いすぎてとっつきにくかった。
これからオトナに成長していく大和君が微笑ましくもあり、
なんだか見守っていきたくなりました。

★★★★★



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18:08  |  島本理生

2010.08.17 (Tue)

僕は長い昼と長い夜を過ごす 小路幸也

ミステリ・青春・家族etc… 少し奇妙で胸を打つ小路ワールド最新作。
僕の一日は五十時間起きて二十時間眠る。
拾った二億円と謎の〈種苗屋〉ナタネさん。奪還屋、強奪屋。
非二十四時間睡眠覚醒症候群。
15年前、強盗に殺された父親。ゲームプランナーとしての経験。
すべてのピースを活かして、周りのひとたちを守るんだ。
50時間起きて20時間眠る特殊体質のメイジ。
草食系でのんびりした性格に反し、15年前、父親を殺されたというハードな過去の持ち主。
現在はゲームプランナーをしつつ、体質を活かした〈監視〉のバイトをしている。
だが、そのバイトのせいで二億円を拾ってしまい、裏金融世界の魔手に狙われる羽目に。
メイジは戸惑いながらも知恵と友情を武器に立ち向かうが、
この利とも枷ともなる体質が驚愕の事態を招く。
(内容紹介)



小路さんの作品に出てくる登場人物ってどうしてこうも魅力的なんでしょうか。
壮絶な過去を持っていても、メイジはこんなにもまっすぐに育つなんてー。
できすぎ!
なんだけど、それが小路作品の最大の魅力。

紆余曲折ありながらも、最後はみんながおさまるところにきっちりおさまる。
読んでいてやっぱり安心できます。
なので当然読後感も良い。

あーナタネさんが素敵過ぎる!
ナタネさんとメイジの出会いもとても良かったと思います。
ナタネさんが主人公の作品が読みたい!

友情と愛情がたっぷり詰まった1冊です。


★★★★★




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14:56  |  小路幸也

2010.08.10 (Tue)

ひそやかな花園 角田光代

幼い頃、毎年サマーキャンプで一緒に過ごしていた7人。
輝く夏の思い出は誰にとっても大切な記憶だった。
しかし、いつしか彼らは疑問を抱くようになる。
「あの集まりはいったい何だったのか?」
別々の人生を歩んでいた彼らに、突如突きつけられた衝撃の事実。
大人たちの〈秘密〉を知った彼らは、自分という森を彷徨い始める――。

親と子、夫婦、家族でいることの意味を根源から問いかける、
角田光代の新たな代表作誕生。

(内容紹介)



大好きな角田さんの新刊、ということでとても楽しみにしていました。
図書館の予約ちょっと出遅れてしまったので珍しくお買い上げ。

八日目の蝉とはまたちょっと違う「家族」や「親子」ってなんだろうと
考えさせられる作品。
テーマとしてはかなり重めです。


子供の頃に参加していた「キャンプ」。
そこに集まる大人と子供たちは、あるひとつの共通点で繋がっていた。
同じ境遇だった子供たちは大人になり、再会する。

登場人物がちょっと多いのと、時間軸が変化していくので
少し混乱しながら読み進めました。
私がやっぱり角田さんってうまいなーと思うのは、紗有美みたいな子が
すごくリアルなところ。
他の面々との温度差。際立ってるなぁ。

夫婦って、親子って、血のつながりってなんだろう。
読み終わった後しばしボーっと考えてしまいました。

★★★★★



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18:01  |  角田光代

2010.08.08 (Sun)

おうちで楽しむ にほんのもてなし 広田千悦子

2006年発売で好評を博した「おうちで楽しむ にほんの行事」の続編がいよいよ登場です。
本書は「日本に伝わるもてなし」
――空間を飾るひと工夫から、さりげない振るまい、
楽しく過ごす遊びまで綴られた実用エッセイ。
家族や自分に、お客様や友人のために、季節のしつらい、庭の手入れ、
贈りものの包みかた、間のしきりかたなど、
気遣う気持ちや感謝のしかたやさりげないもてなしの数々が紹介されます。
気づいたときにできる、振るまい、嗜みなど日本に伝わるこころを伝えます。
(内容紹介)



先日読んだおうちで楽しむ にほんの行事の続編。

おもてなしという日本語の由来は、
「うらおもてのない気持ちで」という意味らしいです。
そんなおもてなしの心を伝える1冊。

こちらも堅苦しくなく簡単に生活に取り入れられるようなものばかり。
お客様を迎えるとき、または自分がお客として行くときはもちろん、
自分の家で快適に過ごすためのヒントがいっぱい。

「家族」
「室内」
「庭」
「来客」
「食事」
「装い」
「訪問」
「手紙」
「遊び」

さりげなくこんなおもてなしができたら素敵です。
日本人らしい心遣いってすばらしいな。
一家に一冊常備すべし?

★★★★★



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19:25  |  は行その他

2010.08.06 (Fri)

身の上話 佐藤正午

この主人公の流され方に、自分は違うと言い切れますか。
人間・人生の不可思議をとことん突きつめる、著者の新たな代表作の誕生。
内容(「BOOK」データベースより)



小さい街の書店員、ミチルの身の上話を夫が語る。

同僚に頼まれて買った宝くじ。
お昼休みに思い立って恋人と一緒に東京へ出てしまう無謀さ。
最初に抱いていたミチルの印象は、ところどころで覆される。
なりゆきまかせでフラフラとしているミチルはなんとも危なっかしい。
ずーっとソワソワ・ドキドキしながら読んでしまった。
(リュックなんて無防備すぎる!)

話は殺人事件から一気に怖くなっていく。
なんといっても竹井が怖い。
竹井はミチルが好きだったからあんな行動に出たのか、
それとも、自分の実力(?)を試したかっただけだったのか。

語り口調もなんとなく不気味で、気になって一気読み。
最後はちょっとモヤモヤしたけど、ちょっとしたことで人生が一変してしまうっていう
佐藤さんの作風はやっぱり怖いです。

★★★★☆



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14:14  |  佐藤正午

2010.08.05 (Thu)

三四郎はそれから門を出た 三浦しをん

それでも本から離れられない-。
人気作家にして筋金入りの活字中毒者、三浦しをんの秘密の日常。
初の、ブックガイド&カルチャーエッセイ集。
『Gag Bank』『朝日新聞』等に掲載したものに書き下ろしを加える。
内容(「MARC」データベースより)



実は三浦しをんさんのエッセイ読むのは初めてです。
好きな作家さんのエッセイって、自分のイメージとかけ離れていると
結構ガックリきちゃうので、初めて読むときはドキドキします。

ジャンル問わずよくこんだけ読めるなーってくらい「本欲」が強い!
まさに活字中毒者。
本(や文章)に対する愛情がひしひしと伝わってきます。

もちろん書評もお役立ち感いっぱい。
日ごろ自分が読まないジャンルの本って、きっかけがないと手に取らないけど、
簡潔にわかりやすく面白く書いてあるので敷居が下がる。

爆笑どころもたくさん。
電車で隣に座った人が読んでる本と同じ本を読もう、っていう企画(?)
(第三章、第三回の『本の辻占』)が特に好き。
確かに電車に乗ってるときだけに関わらず、人の読んでる本って
気になっちゃいますよねー。私もやってみたい!

これで安心してしをんさんの他のエッセイも読めそうです(偉そう)。
大満足の1冊でした。

★★★★★






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20:19  |  三浦しをん

2010.08.04 (Wed)

代筆屋 辻仁成

何かを待つ、というのは大事なことだ。
待っているものが来ると信じているあいだは、不思議なほどに力が湧く。
手紙を待つ、という行為には生きる希望が潜んでいる。
手紙を書くことには力がいるが、手紙によって勇気が生まれる。
私はその力を信じてみたかった―。
手紙の代筆で人助けをする、売れない作家の日々。
人生観を変えるハートフルストーリー。
内容(「BOOK」データベースより)



メールをもらうのももちろんうれしいけど、ポストを覗いたときに
手紙が入っていたときの喜びはひとしおです。
そんな手紙にまつわるお話。

手紙を受け取る人のことを想像して書く「代筆」。
そこにはいろんな背景がある。
ラブレターもそれぞれ良かったんだけど、
私は「八十八歳の私より」が一番好きでした。
結婚して65年。

わたしはあなたに言いたい「ありがとう」と「ばかやろう」がたくさんあります。

年とったときに、こんな手紙を私も書けたらいいなー。

手紙ってうれしくて何度も読み返してしまいます。
だから自分が書くときも心をこめて書きたいものです。

さー、誰に手紙書こうかな。


★★★★☆




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21:42  |  た行その他

2010.08.03 (Tue)

ペンギン・ハイウェイ 森見登美彦

小学四年生のぼくが住む郊外の町に突然ペンギンたちが現れた。
この事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、
その謎を研究することにした。
未知と出会うことの驚きに満ちた長編小説。
(内容紹介)



私の中の森見さんのイメージとは全く違った作品。
SFっぽくて面白かったです。

なんといっても主人公がいいです。
ませてて、理屈っぽいんだけどピュアで憎めない。
「お姉さん」やお父さんなどのオトナとのやり取りも面白い。
探究心もすばらしい!

探検したり、研究したり、観察したり、
夏休みに読むのにもってこいの1冊だと思いました。


大丈夫、絶対またお姉さんに会えるよ!

★★★★★



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21:20  |  ま行その他

2010.08.02 (Mon)

おうちで楽しむ にほんの行事 広田千悦子

かつては毎日の暮らしに溶け込んでいた日本独特の行事やならわし。
 本書は、イラストでわかりやすく、「年中行事」の楽しみかたを紹介します。
「鏡開き」「ひなまつり」「お月見」などよく知るものから、「野点」「ビーチ
コーミング」「冬のユズ湯」、さらには「書き初め」や旬の食材の使いかたまで
季節を楽しむヒントが満載。
 昔ながらの行事、四季を無理なく自宅で簡単に楽しむための1冊です。
(出版社/著者からの内容紹介)



だいぶ前に本屋さんで見かけて、読みたいと思いつつもすっかり忘れていた1冊。

10代や20代半ばくらいまではあまり感じたことはなかったけど、
30代入ってから特に季節の行事や食べ物なんかに興味を持つように。
季節の行事をちゃんとやることって、実は贅沢なことだと思います。

見やすくてかわいらしいイラストがついているので、取り入れやすそう。
勝手に勘違いしていたこともあったりして、ドキっとするところも。
肩肘張らない楽しみ方がたくさん。

パラパラ眺めているだけでも発見があって、今年は○月には△△をしてみよう、
なんて考えるのも楽しいです。

シリーズで「おもてなし」や「ならわし」なんかもあるので、気になるところ。
 
★★★★★



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22:38  |  は行その他

2010.08.01 (Sun)

どんぐりのリボン 田辺聖子

五月と健太の恋の物語。
親友の結婚披露宴で知り合った健太は「女は家を守れ」という古い女性観の持ち主。
市役所の広報部でエネルギッシュに働く五月にはそんな健太が許せない…。
五月と健太の奇妙なほのぼのラブ・ストーリー。
内容(「BOOK」データベースより)



町の女と村の男。
そりの合わない二人が徐々に近づいていきます。
歯に衣着せぬ物言いの五月の人柄がなんとも田辺さんっぽい。

健太の住むすてきな村の災害シーンあたりでちょっと悲しくなるも、
村の若者たちの生気あふれる姿にこちらまで元気をもらえます。
苦境さえ楽しんで乗り越えていく生命力の強さ!
「やろやないけ」の精神。
お似合いの二人なのでした。


★★★★☆



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06:25  |  田辺聖子
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