2010年06月 / 05月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫07月

--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告

2010.06.30 (Wed)

つやのよる 井上荒野

夫と、恋人と、父と、関係のあったらしい奔放な謎の女の
危篤の知らせをきっかけに、自分の男を見つめ直す女たち。
男と女の心の奥の奥を鮮やかに照らし出し、愛のありかを深く問う長編。
内容(「BOOK」データベースより)



艶という一人の女性と関わりのあった人たち。
直接艶目線の話がない分、余計に際立ってくる艶の存在。

読み進めていくごとに艶の印象が深く濃く変わっていく。
死のにおいを放ちながら、死に向かっていく艶。
そこにある不気味さと、でもなぜか魅力的に見えてしまう不思議。

最後までソワソワ落ち着かない気持ちでした。
読み終わったあとも、「結局艶って何者だったんだろう」って考えてしまいます。


★★★★☆



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

スポンサーサイト
14:32  |  井上荒野

2010.06.29 (Tue)

声を聴かせて 朝比奈あすか

娘が里帰り出産のために帰省した。
2人にはまるで決めごとのように、口にしないことがある。
自分たちがかつて失くしたひとつの命…。
我が子の匂い、肌ざわり、息づかいがリアルに甦る慟哭の表題作他1篇を収録。
(内容(「MARC」データベースより))



先日読んだ「彼女のしあわせ」が想像以上の良さだったのでまた朝比奈さん。
この本は読書メーターの「読友」さんにオススメしてもらった1冊。

以前読んだものより重めです。

表題作の「声を聴かせて」も、もう一編の「ちいさな甲羅」も母と子供の話なんだけど、、
どっちも切なくなるくらいリアル。
母としてのもどかしい感情とか、それを察している子供の目線とか。
母だって人間。もがきながら成長していくんだ、きっと。

人間の心の中にある黒い感情。
その人間臭さにドキっとさせられるんだけど、不快感なく心に染みてきます。
読んでるときはつらいけど、読んでよかったと思える本でした。


★★★★★



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

16:00  |  朝比奈あすか

2010.06.28 (Mon)

学校のセンセイ 飛鳥井千砂

センセイって、もっと特別な人がやるものだと思ってたんだ。
とくにやりたいことがなく、気がつけば先生になっていた。
生徒は可愛げがないし、同僚とのつきあいも面倒だ。
それでも、“センセイの日々”は続いて行く…。
第18回小説すばる新人賞受賞作家が描く、“フツーの教師”の青春物語。
内容(「BOOK」データベースより)



またまた飛鳥井さんです。

今回も昨日の「はるがいったら」の弟みたいな冷めた主人公。
高校教師だけど全然熱くないし、とにかく何でも面倒くさい。
でも友達やひょんなことから出会う変わった女、同僚、生徒と関わり合いながら
少しずつ変わっていく物語。

私はこんな先生のほうが好きだなー。
熱血先生よりもよっぽど人間味があるような気がする。
センセイだって所詮人間ですもの。
私が今まで出会ってきた「先生」ってどんな感じの人たちだったっけなーなんて
懐かしく思い出してしまいました。
あの時はすごい大人だと思ってたけど、今の私より年下だったのかも…とか。


★★★★★



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村




16:13  |  飛鳥井千砂

2010.06.27 (Sun)

はるがいったら 飛鳥井千砂

気が付けば他人のファッションチェックまでしている、完璧主義者の姉。
何事も、そつなくこなすが熱くなれない「いい子」な弟。
二人の間に横たわるのは、介護され何とか生きる老いぼれ犬。
どこかが行き過ぎで、何かが足りない姉弟の物語。
第18回小説すばる新人賞受賞作。
内容(「BOOK」データベースより)



先日読んだ「君は素知らぬ顔で」が良かったので、早速飛鳥井さん2冊目です。
これがデビュー作なんですね。

両親の離婚によってそれぞれ別の生活を歩むことになった姉と弟。
タイプの違う二人のつかず離れずの距離感が良かったです。
「はる」を介して再び集まる家族。

姉の園の潔癖っぽいところが、行き過ぎてるところもあるんだけど
妙に共感できるところもあったりして(香水のところとか)
わかるわ~と頷きながら読んでしまいました。

姉の潔癖ぶりや弟の低温なところも、なぜか嫌な感じがしないんですよね。

「はる」に自分の犬を当てはめてしまって、切なくなったり悲しくなったり。
犬が出てくる話はどうしても涙もろくなってしまいます。

★★★★★





ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

17:00  |  飛鳥井千砂

2010.06.26 (Sat)

オール・マイ・ラビング 東京バンドワゴン 小路幸也

下町の老舗古書店“東京バンドワゴン”に舞い込む古本と謎を、
四世代のワケあり大家族・堀田家が家訓に従い解決する。
ページが増える百物語の和とじ本、店の前に置き去りにされた捨て猫ならぬ猫の本…。
不可思議な事件に潜む「あの人の想い」とは?
笑いと涙の下町ラブ&ピース小説、待望の第5弾。
内容(「BOOK」データベースより)



二日続けて小路さんです。

大好きなシリーズのひとつ、東京バンドワゴン。
もう5作目なんだなー。
読むたび登場人物が増えていって混乱しつつも、あー帰ってきた!と
思えるほど読んでいて嬉しくなる作品です。

今作の中で一番好きなのはダンボールの「捨て猫」のところ。
こんなニクい演出されたら、惚れちゃいます。
登場人物それぞれの成長もこのシリーズの楽しみの一つ。
ずーっと続いてほしいなぁ。

古きよき日本の典型なこの作品。
いつまでもこれを読んでほっとできる自分でいたいなーと思います。


★★★★★



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

17:00  |  小路幸也

2010.06.25 (Fri)

DOWN TOWN/ダウン タウン 小路幸也

高校生の僕と年上の女性ばかりが集うこの場所で繰り広げられた、
「未来」という言葉が素直に信じられたあの頃の物語。
大人になるってことを、僕はこの喫茶店で学んだんだ。
温かくて懐かしい「喫茶店×青春」小説。
内容(「BOOK」データベースより)



4月に読んだ以来、久しぶりの小路さん。

まず一番にうらやましい!
一番多感なこの時期(高校生くらい)のときに、自分にもこんな場所があったらなーと
思ってしまいました。
小路さん特有の「いい大人たち」。
押し付けがましくない人生の先輩たち。
学校の友達も大切だけど、初めて知る外の世界に刺激されていく主人公が
新鮮で良かったです。

もちろん大人が読んでも全然いいんだけど、学生時代に読みたかった!
高校生にぜひ勧めたいです。


★★★★★



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

17:20  |  小路幸也

2010.06.24 (Thu)

メグル 乾ルカ

「あなたはこれよ。断らないでね」
奇妙な迫力を持つ大学学生部の女性職員から半ば強要され、
仕方なく指定されたアルバイト先に足を運んだ大学生たち。
そのアルバイトは、彼らに何をもたらすのか?
五人の若者を通して描かれるのは、さまざまな感情を揺り動かす
人間ドラマと小さな奇蹟の物語。
小説の楽しみを存分に詰め込んだ愛すべき傑作、鮮やかに登場。
(内容(「BOOK」データベースより))



初めて読む作家さんです。

奨学係のユウキさんから紹介されるアルバイトをすることになった学生の物語。
連作短編になっているんだけど、どの話も不思議系。
最初の「ヒカレル」のバイト内容が遺体と一晩過ごす、というものだったから
ホラーっぽいのかなーと思ったけど、最後はじんわりする話が多いです。

最後にはユウキさんの謎?もわかって、楽しめた1冊でした。
作者の他の本も読んでみたくなりました。


★★★★☆



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

19:00  |  あ行その他

2010.06.23 (Wed)

彼女のしあわせ 朝比奈あすか

独身を選んだ長女。
育児に追われる次女。
不妊に悩む三女。
夫の言いなりだった人生に惑う母。
女たちはあやふやなものを背負いながら、悩み傷つき生きていく。
女の人生に“普通”はない。
今を生きる彼女たちの心の叫びを見つめ、哀しみを包み込む女の幸せを細やかな筆致で描く、
三姉妹と母親の物語。
(内容紹介)



憂鬱なハスビーン以来、2冊目の朝比奈さん。
正直特に期待してたわけじゃなかったんだけど、すごく良かった!
タイプの違う3姉妹。+母親。
悩みもそれぞれ。
だからこそあらゆる年代の人が読んでも共感できるかなーと思います。
私は月子が好きだなー、不器用なんだけどね。
男性陣ではダントツに亮一さんです。

悩みながらも前に進んでいくので、読後感も良い。
オススメの1冊です。


★★★★★



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村


19:00  |  朝比奈あすか

2010.06.22 (Tue)

パスタマシーンの幽霊 川上弘美

一篇が10ページ前後の短篇が22篇収められている。
なにしろ川上弘美のこの短篇群の面白さは驚嘆に値する。
「おひまなら一篇だけ立ち読みしてみてください」と言うしかないのです。
若い女性の一人称の作品が多いけれど、だからといって若い女性向きの作品集とばかりはいえない。
そんなことはどうでもよくて、男性が読んでもたぶん心にしみるはず。
これぞ川上魔術。表題作の一部をご紹介するのが手っ取り早い。こんな感じです。
「このパスタマシーンを使うのは、いったい誰? あたしの胸は、大きく一つ、どきんと打った。
『小人じゃないの』というのが隆司の答えだった。/
あたしはすぐさま、隆司を問いただしたのだった。
料理は下手だけれど、そのかわりあたしはものすごく率直なのだ。
ねえ、誰がこのパスタマシーンを使ってるの。
『小人』あたしはゆっくりと繰り返した。/
『じゃなきゃ、猫とか』『猫』あたしは隆司の顔をまじまじと見た。無表情だ。
『このごろの猫って、ほら、お手伝いさんとかして働くみたいだし』
あたしは笑わなかった。隆司は一瞬だけ笑って、それから『しまった』という表情になった。
あたしは率直なうえに、怒りっぽいのだ。」
「クウネル」の人気連載が本になった。
絶賛を博した第一弾『ざらざら』につづく最新短篇小説集。
今回の短篇も、決然とした恋愛の情熱や欲望ではなく、
恋愛関係のうちにある何かとらえどころのない心のゆらめきを魔術的とっても
いい文章で描いた傑作ばかり。
読み終えたあとに、また本を開きたくなる。
おなじみの、アン子とおかまの修三ちゃんも再登場。
新たな主人公、誠子さんとコロボックルの山口さんの恋の行方にも注目だ。
深刻な感情がユーモアに転換され、そのあとに〈しん〉とした淋しさが残る名品22篇。
(内容紹介)



なんて長い内容紹介。
書くことなくなっちゃうじゃないかー(笑)

一つ一つは短いんだけど、それでもきっちり「川上感」が詰まってました。
相変わらずのかなづかい。やっぱり好き。

「すき・きらい・らーめん」が一番良かった。
しっかり者の一子ちゃんの葛藤が、かわいい。
(葛藤がかわいいなんて変かもしれないけど)

あと、「少し曇った朝」に出てくる、「片思いは甘ざみしい」ってフレーズが好きです。

★★★★★



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

19:00  |  川上弘美

2010.06.21 (Mon)

女ともだち

人気女性作家による「派遣社員」作品集!

角田光代、井上荒野、栗田有起、唯野未歩子、川上弘美さんら人気作家5人が描く
「女ともだち」の物語。共通テーマは「派遣」。
派遣先で出会った仲間たちの「その後」、派遣社員としてやって来た謎めいた人、
30歳を迎えた派遣女子の「正念場」、憧れのキャリア社員の秘密を知った派遣、
派遣先で知り合った男性から逃げた「あたし」……。
5人5様の「職場と人間模様」が女性作家らしい繊細さと大胆さで魅力たっぷりに描かれた小説集。
(内容紹介)



いやーなんて豪華なの!
大好きな作家さん揃いで、読むのを楽しみにしてました。
しかもテーマは派遣。
私も去年まで派遣社員としてずーっと働いていたので、気持ちが分かりすぎる!
会社で仲良くなった友達って、学生時代のそれとはまた全然違ったりします。
年齢とかそれまで育ってきた環境とか考え方とか。
そこが面白いんですよね。

どれもサクッと軽めに読めました。
それぞれの友達との距離感がちょうど良かった。
無性に友達に会いたくなりました。

★★★★★



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

19:00  |  アンソロジー

2010.06.20 (Sun)

あおい 西加奈子

26才スナック勤務の「あたし」と、おなかに「俺の国」地図を彫っている4才年下のダメ系学生
風間くんと、ペット亀の「バタ」のほわほわ脱力気味の同棲生活から一転、
あたしはリセットボタンを押すように、気がつけばひとり深夜長野の森にいた。
人っ子一人いない、真っ暗闇の世界のなかで、自分のちっぽけな存在を消そうと
幽体離脱を試みたり、すべてと対峙するかのように大の字になって
寝っころんだりしていたあたしの目に、ふと飛び込んできたうす青色の野生の花。
その瞬間、彼女のなかでなにかが氷解した――。
ゆるゆるなのにギリギリなデイズ。
そこで見つけた、ちっぽけな奇蹟。あンたのことが好きすぎるのよ。
今世紀の女子文学に愛の一閃を穿つデビュー作。
(出版社 / 著者からの内容紹介)



西さんのデビュー作。

最初はなんだか入っていけなかったけど、読み終わる頃には
あったかい気持ちになってました。
みいちゃん、好きだなぁ。

いかにもデビュー作っぽい感じがいいです。
このときにしか描けない話なんだろうなーなんて。
表題作の「あおい」より、もう一編の「サムのこと」のほうが
ズシンときました。


★★★★☆



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

19:00  |  な行その他

2010.06.19 (Sat)

フェイク 楡周平

岩崎陽一は、銀座の高給クラブ「クイーン」の新米ボーイ。
昼夜逆転の長時間労働で月給わずか15万円。生活はとにかくきつい。
そのうえ素人探偵とは誰にもいえない。
ライバル店から移籍してきた摩耶ママは同年代で年収1億といわれる。
破格の条件で彼女の運転手を務めることになったのはラッキーだったが、
妙な仕事まで依頼されて…。
情けない青春に終止符を打つ、起死回生の一発は炸裂するのか。
抱腹絶倒の傑作コン・ゲーム。
内容(「BOOK」データベースより)



今まで読んできた楡さんの小説から思うと、ちょっと意外な感じでした。
夜が舞台の物語、だからもっとドロドロしてるのかと思ったけど
エンタテインメント小説?

サクサク読めるし、それなりにドキドキするんだけど、
どっかで読んだような感じが否めない。
もうちょっとエグいくらいのほうが面白かったかなーと物足りなさも感じました。

でも長さの割には飽きずに読めるところはさすがです。


★★★★☆



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

19:00  |  楡周平

2010.06.18 (Fri)

珈琲牛乳 白坂愛

医学部を目指し受験勉強に没頭する真希。
医者になりたいのは、父と同じ職業につきたいからだけではない。
自分も父と同じ病気になるのではないか。その不安に打ち勝つためだった。
父の病は躁うつ病。自分と父との境界がわからなくなる恐怖と受験のストレスから、
家を出た母のもとに身を寄せるが、結局、父親を見捨てることができない。
嫌悪しつつも、否定しきれない父とのつながり。
そんな父との関係に疲れた真希が求めるものは、自分のためだけに母が作る「珈琲牛乳」だった。
親に翻弄されているようで、実はしっかりと人生を見つめ、
もがきながらも前進していく少女の姿を描く。
第15回やまなし文学賞小説部門佳作受賞作。
内容(「BOOK」データベースより)



初めて読む作家さん。

うーダメ。
自分までもが砂の中に滑って落ちていってしまうような感覚。
かといって主人公に感情移入もできず。

父みたいになりたくない。
でも、見捨てることはできない。血のつながりって大きい。

とにかく全体的に苦しいお話でした。
落ちるな~。


★☆☆☆☆



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村


19:00  |  さ行その他

2010.06.17 (Thu)

ヤングアダルト パパ 山本幸久

夏休みもあと数日。
中学2年生の静男は、生後5ヶ月の赤ん坊を負ぶり保育所を探していた。
10以上年の離れた花音と恋をして、優作が生まれた。
しかし彼女は幼い父子を残し、消えてしまったのだ。
もうすぐ二学期が始まる。急がなきゃ。
しかし、中学生の保育所探しはどこからも相手にされない。
途方に暮れながらそれでも、静男は優作を守ろうとするのだが…。
14歳の父、5ヶ月の息子、幼い父子の、家族物語。
内容(「BOOK」データベースより)



読みやすくて2時間ほどで読破。

静男の同級生たちが助けてくれたり、理解のある大人も出てくるんだけど、
肝心な花音さんが最後まで姿を現してくれなかったのが残念。
ハッピーエンドで終わることを期待してたんだけどなぁ。
いくらなんでも無責任すぎるでしょ。
静男が大人にならざるを得ないのがかわいそうでした。

もうちょっと現実的、且つ、希望の持てる話だったら良かったな。


★★☆☆☆



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村





19:00  |  山本幸久

2010.06.16 (Wed)

産んじゃえば? 長坂まき子

一見、厳しく、大胆不敵。本当は涙もろくて心配性―。
あの人気劇団「大人計画」を支える社長も実はすっごく悩んでいた!
仕事と子育ての日々を本音で語る痛快エッセイ。
内容(「BOOK」データベースより)



この人すごく正直なんだなーと思いました。
仕事と子供だったら絶対子供を選ぶけど、仕事もしたい。
きっと仕事をしているお母さんたちはこう思ってる人多いんだろうな。

あとなるほど、と思ったのが、
「産まない人生というのは今までも体験したから、産んだ人生というのも
もう一つあるじゃん」っていうところ。
ふむ。
適齢期の女性なら誰でも一度は考える「子供を持つか、持たないか」の選択。
子供好きな人も、そうでない人も考えますよね。


エッセイだから飾らない文体がいいとは思うんだけど、「(笑)」が多すぎて
ちょっと辟易。思わず数えたくなってしまいました。
それ以外、内容は良かったです。

★★★☆☆



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

19:00  |  な行その他

2010.06.15 (Tue)

春狂い 宮木あや子

桜の園を生きるには、少女はあまりに美しすぎた。
『花宵道中』の宮木あや子が描く、美しく残酷な10代の性と愛、そして、希望――

生まれもって人を狂わすほどの美しさを内包した少女。
その美しさゆえ、あらゆる男から欲望の眼差しを浴びせられ続けていた。
そんな少女が17歳になった時、桜咲き誇る女子校で出会った一人の男。
その男は、少女が唯一愛した少年を辱め死に追いやった男――少年の実の兄だった・・・。
愛、欲望、孤独に狂うものたちが、少女の美しい躯と脆い心をズタズタに切り裂いてゆく。
やがて、少女が選んだ未来とは?
桜咲き誇る女子校を舞台に、一人の美少女が、17歳という短い人生で、
男や大人に対する憎しみ、同性への失望の中、
真実の愛と自身の居場所をもがき探そうとする、
少女の静かなる情念と熱狂溢れる著者初にして衝撃の現代美少女官能ミステリー!
(内容紹介)



おぉー!久しぶりにすごいです。
なんか血の匂いが鼻についちゃって離れない感じです。
(だいぶ分かりづらいですね)

美しい少女とグロさ。
私の中で桜庭一樹さんとダブってしまうところもあったけど、
これはこれで面白かった。
ただ、こういうジャンルの感想ってうまく言葉にできない。
読んだ後しばし放心しちゃって。

グロいのがダメな人にはオススメできません。


★★★★☆



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村


20:28  |  宮木あや子

2010.06.14 (Mon)

天国旅行 三浦しをん

そこへ行けば、救われるのか。
富士の樹海に現れた男の導き、死んだ彼女と暮らす若者の迷い、
命懸けで結ばれた相手への遺言、前世を信じる女の黒い夢、
一家心中で生き残った男の記憶…光と望みを探る七つの傑作短篇。
内容(「BOOK」データベースより)



「心中」をテーマにした短編集。
もっと暗くてドロドロしてるのを想像してたけど、意外にそうでもなかった。
(とてつもなく暗いのを想像してたからかもしれないけど)
だからといって物足りないってこともなく。
それぞれのテイストが結構バラバラでそこが良かったと思います。

切ない気持ちになったり、でもそのあとで前に進めそうな前向きな気持ちになったり。
「死」と向き合うことって「生」を見つめなおすことなんだなーと思った。

これは図書館ではなく久しぶりの自腹本なんだけど、買って良かったー。

「初盆の客」が好きです。


★★★★★



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

07:09  |  三浦しをん

2010.06.13 (Sun)

君は素知らぬ顔で 飛鳥井千砂

『はるがいったら』『学校のセンセイ』の感動をふたたび!
恋愛を通じて六人の若者が成長する姿を描く傑作!
Scean1 「斜め四十五度」・・・荒川奈央。女子高生。図書委員の先輩が気になる。
Scean2 「雨にも風にも」・・・千葉洋介。大学生。人と接するのが怖い。
Scean3 「桜前線」・・・平井。30歳、サラリーマン。はじめて浮気をしてしまった。
Scean4 「水色の空」・・・坂下純子。34歳、OL。女としての自信を覆す事件が?
Scean5 「今日の占い」・・・加藤由紀江。26歳。OL。気分屋の彼に違和感を持ち始める。
Last scean 「どこかで誰かに」・・・桜田。28歳。サラリーマン。
妻の方が高給取りの格差婚生活を送っている。
(内容紹介)



初めて読む作家さんです。

女優の「ゆうちゃん」を軸にした連作短編。
どれも読みやすくて、読後感が良い作品たち。
「ゆうちゃん」このまま出てこないのか?と思っていたら最後の最後で登場!
一番最後の「どこかで誰かに」が一番良かったです。
それまで出てきた「ゆうちゃん」のイメージをいい感じに覆してくれました。

ポケベルとかルーズソックスとか、懐かしいアイテムが出てくるところも○。
他の作品もぜひ読んでみたいです。


★★★★★




ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

18:19  |  飛鳥井千砂

2010.06.12 (Sat)

絶叫委員会 穂村弘

町には、偶然生まれては消えてゆく無数の詩が溢れている。
不合理でナンセンスで真剣で可笑しい、天使的な言葉たちについての考察。
内容(「BOOK」データベースより)



大好きな穂村さんの本。
この人の「言葉のアンテナ」ってほんとにすごい!
今回もたくさん笑わせていただきました。

「絶望の宝石」と「サービストーク」が好き。
子供のころ、今考えると些細なことで絶望的な気分になったもんだなーと懐かしい。
穂村さんの本を読むと、言葉の選び方が絶妙でいつも惚れてしまいます。


★★★★★



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村



19:28  |  穂村弘

2010.06.11 (Fri)

愛は苦手 山本幸久

“アラフォー”って自分では笑って言えるけど、他人にそう呼ばれると、なぜか嫌。
20代はみんな私に優しくて、30代も大丈夫と思ってて。
でも、気がついたら前に進めないよ…。
愛についてふと考える彼女たち―連作短篇集。
内容(「BOOK」データベースより)



アラフォーにはちと早い私ですが、共感できるとこいっぱい。
”中堅どころ”の年齢って社会の中での関係もそのときどきによって変化する。
でもまだまだこれから!
いくつになっても悩みながら人は前に進んでいく。


楽しく、時に笑って、時に考えて、最後に元気をもらった1冊でした。


★★★★★



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

15:59  |  山本幸久

2010.06.05 (Sat)

世界のお弁当 心をつなぐ味レシピ55 服部直美

あの国では、どんなお弁当が食べられてるんだろう?
お弁当メニューと物語でつづる、世界の台所と家族の風景。
厳選22エリアのお弁当レシピ掲載。
内容(「BOOK」データベースより)



しつこくまたお弁当本です。

各国のレシピもさることながら、お弁当箱や水筒なんかも出てて
見ているだけで楽しい!
旅行のたびにお弁当箱集めるのって面白そうだなー。
かっぱ橋行きたくなっちゃった。

どの国のお弁当も、見ていてほっこりできます。


★★★★★



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

11:39  |  は行その他

2010.06.02 (Wed)

Nのために 湊かなえ

「N」と出会う時、悲劇は起こる―。
大学一年生の秋、杉下希美は運命的な出会いをする。
台風による床上浸水がきっかけで、同じアパートの安藤望・西崎真人と親しくなったのだ。
努力家の安藤と、小説家志望の西崎。
それぞれにトラウマと屈折があり、夢を抱く三人は、やがてある計画に手を染めた。
すべては「N」のために―。
タワーマンションで起きた悲劇的な殺人事件。
そして、その真実をモノローグ形式で抒情的に解き明かす、著者渾身の連作長編。
『告白』『少女』『贖罪』に続く、新たなるステージ。
内容(「BOOK」データベースより)



告白、今週末に映画公開ですね。見たい。


今回の「Nのために」は、今までの作品に比べてなんていうかパンチがない気が。
独特のいやーな感じが薄い。
のが原因かはわからないけど、なかなか読み進まなかったです。
今までの3作は、引き込まれて一気読みだったんだけどなー。

西崎の書いた「灼熱バード」のほうが読みたい。

よくわからずに終わってしまったのも残念。
好き嫌いは別にして、あの嫌な感じが薄いのは寂しいです。
次回作に期待!


★★☆☆☆



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村



19:57  |  湊かなえ
 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。