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2010.01.31 (Sun)

歌舞伎町ペットショップボーイズ ハセベバクシンオー

おれ―並木涼平、26歳。現在恋人なし、趣味麻雀。
歌舞伎町のペットショップ「ロン」のオーナー店長。
常連客は近所のキャバクラ嬢、地元ヤクザも顔を出す。
客の失踪騒ぎ、裏ギャンブル強盗、ペット詐欺、盗撮…
元精神科医で接客が苦手なバイト店員の湊さんと一緒に
おれは繁華街のトラブルに次々と巻き込まれる。
(「BOOK」データベースより)



ひじょーに読みやすい1冊。
がっつり「読みたい!」って時には物足りなさそうだけど、
今の私にはちょうど良かったです。
ただ、なんだろう、この既視感。デジャヴ?

主人公や歌舞伎町の住人たちのキャラもたってるし、シリーズ化したら
また読んでしまいそう。
というより、1個解決してない事件があるので、続編を期待しちゃいます。
もしこのままだったら…そりゃないよ、って感じなので。

湊さんの社会復帰もこれからだしね。

普段あまり本を読まない人にも読みやすくていいと思います。

★★★★☆



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21:04  |  は行その他

2010.01.27 (Wed)

結婚小説 中島たい子

「結婚小説」を書くためにリサーチを始めた貴世。
まずは取材と蕎麦打ち合コンへ。が、急性蕎麦アレルギーで途中退場。
出会った男は取材参加の映像作家・福原だった。
彼のDVDを観たことが貴世にもたらしたものとは…。
指をくわえて人の結婚を見てきて二十年―。
北極星ぐらい遠くにあった結婚が現実に!?女子の本音と事情に分け入る恋愛小説。
(「BOOK」データベースより)



久しぶりの中島たい子さん。
結婚小説を書くことになった貴世が、いざ自分が結婚することになって
結婚とはなんぞや?幸せとはなんぞや?と考えるお話。

結婚に対する価値観って人それぞれ。
幸せの感じ方も人それぞれ。
貴世の選択はオドロキだったけど、
確かに二人の関係は二人にしか築けないんだよなぁ。

結婚することで、何かが変わってしまいそうで怖かったり、
結婚したその先にあるものが見えなかったり、という不安もなんだかリアルでした。
結婚に対する友達との会話も面白かったです。

★★★★★



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23:18  |  中島たい子

2010.01.26 (Tue)

タイム屋文庫 朝倉かすみ

時をまたいで仕掛けた
あの、恋のつづき。

亡くなった祖母の思い出がたっぷり染み込む家で、突然の思いつきで始めた「タイム屋文庫」。
タイムトラベル専門の貸本屋というそのアイデアは、
実はかつて置き去りにしてしまった恋のつづき。
そこで彼女は、たった一人の客を待つつもりだったのだが……。
考えなしで抜け作の三十女が、心機一転をはかって繰り広げるロマンチックストーリー。
どこか懐かしくて温かい、何度でも味わえる傑作です。
(すでにあちこちで噂になっている「タイム屋文庫」。
その訳は本書にてどうぞお確かめください。きっと訪ねたくなりますよ)
(内容紹介)



タイムトラベル専門の貸本屋さん、なんてステキなんでしょう。

抜け作なんて言われてしまう柊子ののんびりした感じが全体に漂う。
でもただのんびりだけじゃない、意外に芯が強かったり、頑固だったりするところも
好感が持てました。

タイム屋文庫を訪れるお客さんや、黒猫とのやり取りもいい。
樋渡徹との恋の行方も、静かに進んでいくのにドキドキしてしまいました。
ラストは急速すぎてちょっとビックリだったけど。

個人的には台所の取り付け工事に来てくれたじいさん連中が好きです。


★★★★★



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※※お知らせ※※

体調を崩していて、更新がかなりのろまになっています。
しばらくこんな感じが続いてしまいそうですが、
また覗きに来ていただけると嬉しいです。

コメント欄等はしばらく閉じさせていただきます。
何かありましたらメールいただけると喜びます♪
cocokinoko★gmail.com(★→@)


21:45  |  あ行その他

2010.01.22 (Fri)

「ほどほど」のススメ  横森理香

仕事、家事、育児......、「毎日何かに追われている」という女性は、多いのでは? 
何でも"できる女"をめざしてがんばり続けてしまうと、
いつかは身も心もボロボロになってしまいます。
40代からは、「ほどほど」のライフバランスが大切。
不景気で仕事も減っている今こそ、色々なことをちょこっとずつ楽しめるチャンス。
お金をかけて贅沢しなくても、日ごろのちょっとした心がけで、
大きな幸せが得られるんです。
自分にとっての「ほどほど」バランスを見つけて、
今よりさらにハッピーな暮らしを手に入れましょう! 
本書がそのコツをお教えします。

(出版社からのコメント)


久しぶりにこの手の本を読みました。
こういう本に目が行くときって、何かに悩んでいるときだったりすることが
多いです。自然に何かにすがってしまっているのでしょうか…。

「ほどほど」にするって案外難しいもの。
手をかけすぎず、抜きすぎず。そのバランスを取るのが結構苦手です。
ライフスタイル・仕事・人間関係・家事・ファッション/美容など
多岐にわたっているのでいくつか参考にしたいところもあり。

ただ、あんまり真新しいことは書いてないし、著者がいかに「ハマり」やすい
のかがわかってちょっと引いてしまうところも。
この本も「ほどほどに」ななめ読みくらいがちょうど良さそうです。

40代になったときに読んだらまた違うのかもしれないけど。

★★☆☆☆



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18:13  |  や行その他

2010.01.21 (Thu)

ジャムの空壜 佐川光晴

職を失った男は司法試験を目指して勉強中。
妻は小学校の教師。
結婚後四年、不妊症であることが判明した二人は、人工授精に挑戦する…。
自らの体験をモチーフにして綴った、芥川賞候補作。
(「MARC」データベースより)


世の中芥川候補作っていったいどらくらいあるんだろう?ってくらい、
読む本読む本、偶然候補作が続いています。

読み終わった後に「自らの体験をモチーフ」っていうのを見たんだけど、
なるほど納得。淡々と描かれているのにリアル。
初めて読む作家さんだったのですが、この温度感がすごくいいと思いました。
暑苦しくもなく、冷めすぎてもいない。
この夫婦の関係も好きでした。

ただ淡々と出来事を綴っているようでいて、なのに手に取るようにわかる
妻の気持ちと男の焦燥感。
テーマの割には暗くなりすぎることもなく、読後感も良かったです。
他の作品も気になります。

★★★★☆



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18:52  |  さ行その他

2010.01.20 (Wed)

コスプレ幽霊 紅蓮女(ぐれんオンナ) 上甲宣之

辺倉史代は、頭はいいのに陰気な性格で、友人も恋人もいない孤独な三十路の女。
職業は小学校教師。
人づきあいに臆病で内気な史代は、生徒はおろか同僚の教師の間でも
「やる気のないダメ教師」というレッテルを貼られ、敬遠される存在である。
そんな彼女の生きがいは、ちまたの噂で有名な「紅蓮女」と呼ばれる
幽霊の変装をして、人を驚かす事。
夜な夜な、オーダーメイドでしたためた豪勢な「紅蓮女」の仮装に身を包み、
怪奇スポットや自殺の名所を徘徊、その場に居合わせた人々を怖がらせる事に
甘美を感じているのだった…。
口裂け女、都市伝説パーティー、生き神信仰、呪いの手紙、電話男―
さまざまな怪奇スポットで遭遇する事件に、「紅蓮女」が立ち向かう。
(「BOOK」データベースより)



今まで読んだことのないジャンル。
「コスプレ・ミステリー」とあったけど、あんまりミステリーって感じはしない。
読み始めはなんか合わない、なんて思っていたけど、
読み進めていくとスピード感もあってスラスラ読めました。

史代がだんだん成長していくところもまた良し。
笑っちゃうところと、切なさと、怖さとが入り混じっています。

「やはりっ」とか、「誰っっっ」と、
やたら小さい「っ」が多いのが気になりました(笑)
全体的に漫画っぽいです。

★★★☆☆



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11:45  |  さ行その他

2010.01.16 (Sat)

風が強く吹いている 三浦しをん

箱根の山は蜃気楼ではない。
襷をつないで上っていける、俺たちなら。
才能に恵まれ、走ることを愛しながら走ることから見放されかけていた清瀬灰二と蔵原走。
奇跡のような出会いから、二人は無謀にも陸上とかけ離れていた者と箱根駅伝に挑む。
たった十人で。それぞれの「頂点」をめざして…。
長距離を走る(=生きる)ために必要な真の「強さ」を謳いあげた書下ろし1200枚!
超ストレートな青春小説。最強の直木賞受賞第一作。
(「BOOK」データベースより)



いつからだろう、箱根駅伝見て泣くようになったの…。
今年は残念ながら見れなかったんだけど、正月といえば箱根駅伝。
ハラハラして手に汗握り見る大学生は、いつもかっこいいです。


陸上素人がほとんどな10人が、無謀な箱根駅伝に挑む1年間。
途中何度も涙ぐみ、最後は声をあげて泣きながら読みました。

これは本当に読む価値あり。
これから毎年箱根駅伝を見るたびに思い出すだろう。
長さにひるんで今まで読んでなかったことが悔やまれる…。

熱い気持ちが何度もこみ上げてきて、最後一緒になって喜べる、
本当にいい物語でした。

自分を信じて、仲間を信じて得たものは、「強さ」。

★★★★★



※1/20追記。文庫はコチラ↓



映画も気になります。(4月発売みたい。)


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19:33  |  三浦しをん

2010.01.15 (Fri)

イエロー 松井雪子

駅ビルの化粧品店で働く美容部員ユキエさんのもとを訪れる
風変わりな客たち―「イエロー」(第128回芥川賞候補作)。
富士の樹海に近い「旅荘・蓬莱」の深夜受付フジミと、
長逗留の泊り客サオトメとの不思議な顛末―「私のフジサン」。
漫画家としても異彩を放つ松井雪子の中篇小説2篇を収録。
(「BOOK」データベースより)



またしても偶然芥川賞候補作でした。
シンプルな装丁とタイトルに惹かれて手に取った1冊。

美容部員がいろんなお客さんの顔を描く。
読み始めてしばらくして、気がつくと不思議な世界に引きずり込まれていた。
なんだろう、この不安な感じ。
まともだと思っていたものがまともじゃなかったような。
いつの間にか道がそれていたような。
説明するのが難しいです。
それでも止まることなく一気に。

この方、漫画家でもあるんですね。
この不思議な世界が漫画だとどうなってるんだろうと気になります。

★★★★☆



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18:15  |  ま行その他

2010.01.14 (Thu)

空で歌う 中山智幸

妻に内緒で、兄の彼女と旅に出た。その行き着くところは…。
現代人に特有の「自転からはぐれたみたいな」孤独を描き出す。
表題作のほか「木曜日に産まれた」を収録。
『群像』『文学界』掲載作品をまとめ書籍化。
(「MARC」データベースより)



さりぎわの歩き方以来読むのは2冊目の中山さん。
そして今回も表題作より「木曜日に産まれた」の方が面白かった。

「空で歌う」は芥川賞候補だったんですね。
兄の元恋人と旅に出る話なんだけど、ちょっと中途半端で残念。
いくならもっとがむしゃらにいってほしかった。
お兄ちゃんの哲学は好きだけど。

「木曜日に産まれた」は、妻が流産してしまった男のお話。
何が原因だったんだろう、どうして僕たちの子供は生まれなかったんだろう。
流産するのは女性ということもあって、女性目線の話は多いけど、
男性目線っていうのが新鮮に感じました。

ぽっかりあいてしまった空間には、何が入るんだろう。
漠然とした虚無感がすごくリアル。

どちらの作品も「何か」にはたどり着けない。
もうちょっと中山さんの作品を読んでみたくなりました。

★★★☆☆



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18:36  |  な行その他

2010.01.13 (Wed)

ハリガネムシ 吉村萬壱

第129回芥川賞受賞作。
客として知った風俗嬢と再会した時から高校教師「私」は<異界>に踏み込んで行く……
驚愕、衝撃、センセーショナルな中に不思議なユーモアとモラリストの眼差しが光る傑作小説。
(出版社/著者からの内容紹介)



振り払えない不快感がずっとつきまとう。
生々しい描写に吐き気がこみ上げる。
なのに一気に読んでしまいました。
その迫力はすごい。

人間って簡単に墜落してしまうのものだし、残虐な生き物なのかもしれない。
自分の網の中でもがくサチコと一緒に堕ちていく絶望感。
すべてをぶち壊したいという欲求。
自分の中にももしかしたらそういう感情があるのかもしれないと
思うとなんだか恐ろしくなります。


好きか嫌いかと言えば、嫌い。
でもやけに「残る」作品でした。

★★☆☆☆



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16:44  |  や行その他

2010.01.12 (Tue)

ぎぶそん 伊藤たかみ

中2のガク、かける、マロ、リリィは、バカやったり喧嘩したり恋をしたり。
そんな4人が、ガクの熱意に押されてバンド練習を始めて…。
14歳、それぞれの音がはじけて響く!
胸が痛くなるほど鮮やかでフレッシュな物語。
(「MARC」データベースより)



またまたティーンズコーナーからの1冊。
バンドを組んだ中学生4人のさわやか小説。

ガンズ・アンド・ローゼズに魅せられたガクが、どうやらギターが上手いと
評判のかけるを誘ってバンドを組んだ。
少々のケンカもあったけど、最後に4人の心がぴったり重なりあう。
文化祭での演奏前の緊張も、読みながら一緒にドキドキしてしまいました。

ガクとリリィのかわいい恋にも注目。
甘酸っぱい!!

だれかのことを好きになるってことは、つまり、
質問がたくさんふえるってことなんだなあ。


何が好き?何が嫌い?好きな人のことは何でも知りたい。


かけるのおじいちゃんや、おかざき商店のおばちゃんもいいキャラしてました。

何かに一生懸命になるってやっぱり素敵なことだ。
忘れていた大事なことを思い出します。

★★★★★



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17:10  |  伊藤たかみ

2010.01.11 (Mon)

言い寄る 田辺聖子

愛してないのに気があう剛。
初めての悦楽を教える大人の男、水野。
恋、仕事。欲しいものは手にいれた、31歳の乃里子。
でも、唯一心から愛した五郎にだけは、どうしても言い寄れない。
田辺聖子「最高傑作」三部作。30年の時を経て復刊第1弾。
(「BOOK」データベースより)



読み終わったあと30年の時を経て復刊第1弾。って見てビックリ。
男と女は時代はいつであれ基本変わらないってことなんですね。

3人の男が出てくるんだけど、個人的には水野が好きかなー。
「大人」すぎるけど、たまに言うセリフがなんとも深い。

女の子の泣くのは、ときどき部品の掃除をするようなもんでね。


拍手!
もし泣いてるときにこんなことを言われてしまったら、さらに泣いてしまいますよ!

逆に剛みたいな自信家の男ってやつは嫌です。
でも乃里子とは気があっちゃうんだけどね。

本当に大好きな人には言い寄れないっていうのも切ない。

女性のいろんな感情がぎゅっと詰まった1冊でした。面白かった。
田辺さんの文章ってドッシリとした安定感があって好きです。

★★★★★



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23:57  |  田辺聖子

2010.01.10 (Sun)

ピアニシモ 辻仁成

僕にはヒカルがいる。しかし、ヒカルは僕にしか見えない。
伝言ダイヤルで知り合ったサキ。でも、知っているのは彼女の声だけ。
あとは、冷たい視線と敵意にあふれた教室、崩壊寸前の家庭…。
行き場を見失い、都会のコンクリートジャングルを彷徨する孤独な少年の
心の荒廃と自立への闘い、そして成長―。
ブランク・ジェネレーションに捧げる新しい時代の青春文学。
第13回すばる文学賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)



転校を繰り返し、幼馴染も故郷もない透。
サイボーグのように働く父と、いつもメソメソ泣いている母。
孤独な僕は、いつもヒカルと一緒だった。

息が詰まるような閉塞感。
飛び込み自殺のシーンも、いじめのシーンも、ずーっと息苦しい。
でも終盤で何かが吹っ切れた透が暴れるようになると、
やっと息を吹き返せたような気がした。

これ辻さんのデビュー作なんですね。
伝言ダイヤルってところが時代を感じますが、これ当時にしては
結構衝撃だったのではないかと思います。
17年ぶりに出たという続編があるようなので、
そっちも読んでみたい。

★★★★☆



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20:48  |  た行その他

2010.01.09 (Sat)

明日につづくリズム 八束澄子

―島をでたい。高校受験を前に、夢と現実のあいだでゆれ動く千波。
大好きなポルノグラフィティの歌に自分をかさね、
家族、友情、将来、ふるさと…
自分を取りまくさまざまなことに思いをめぐらせながら、
おとなへの一歩を踏み出していく
―因島を舞台に、少女の成長を描きだした青春物語。
(「BOOK」データベースより)



これまた図書館のヤングコーナー(だと思っていたら、今通ってる図書館では
ティーンズコーナーという名前でした)で見つけた1冊。
美しい因島の情景と、悩みながらも進んでいく千波の姿が印象的。

私は特別ポルノグラフィティのファンではないんだけど、十分楽しめました。
音楽って人に勇気を与えるっていうのを再認識。
千波も背中を教えてもらえて良かったなぁ。

いとしいと悲しいは、ひとつの言葉なのかもしれない。

なんかこの言葉が胸に刺さって、じわっと。
(最近やけに涙もろいです)
自宅の離れが火事になってしまったことから、本当の家族になっていく
ところも良かったです。

悩める中高生にぜひ読んでほしい。
もちろん大人も!

★★★★★



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15:26  |  や行その他

2010.01.08 (Fri)

さざなみ 沢村凛

次々に難題を出す謎の女主人。
執事となった借金男が思いついた、
波紋とシマウマと世界征服が一度に見える奇案が生む不測の結末。
(「BOOK」データベースより)


莫大な借金を抱えて身動きが取れなくなった俺に舞い込んできたのは
「執事」の仕事だった。
雇い主は妙齢の女性。絹子さんという名前しか知らない。
俺の給料の出所も、絹子さんが何をしている人なのかも不明。

執事に与えられた仕事の一つに、絹子さんとの雑談がある。
そこで絹子さんは無理難題とも思われる謎かけを出してくるのだが。


物語の構成の影響で中盤までは何が何やらさっぱりわからず。
交互に話を進めていくタイプは嫌いじゃないんだけど、
物語に集中できない…。
でも後半は一気に挽回!!
タイトルの「さざなみ」の意味もわかって、ストンと落ちました。
あースッキリ。

親切を波のように広げていく、っていうのも良かったと思います。

絹子さんとまた新たな試みをしてほしいな。

★★★★☆



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18:56  |  さ行その他

2010.01.07 (Thu)

天国は待ってくれる 岡田惠和

あの頃、僕らは永遠だと思ってた。3人はいつも一緒だった。
なんでも言い合える友達だったはずなのに…。
なぜか、一番大切な想いだけが言葉にならない。
「ちゅらさん」の脚本家、岡田惠和による初の書き下ろし小説。
(「MARC」データベースより)



息子に向けて語られる、父と母と大事な人の物語。

築地北小学校に転校してきた僕は、人生を共にする友達に出会った。
それからはいつも3人は一緒。
男2人に女1人。「聖」三角形の僕たち。
でも僕はずっと薫のことが大好きだった。
でも武志のことも同じくらい大好きだったから、
その気持ちはずっと隠したまま大人になった。


男2人が幼馴染の女の子に恋をしていて、そのうち1人が事故にあってしまって。
というかなりオーソドックスな話なんだけど、
素直に感動して涙。
友情と愛情の物語。ステキでした。
切なくて悲しいけど、武志の男らしさに拍手を送りたい。

★★★★★



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20:31  |  あ行その他

2010.01.06 (Wed)

月食の日 木村紅美

まるでやわらかな幾何学のように描かれた人間関係。
全盲の青年をめぐる人々を、鮮やかに切り替わる視点で活写する傑作!
「たそがれ刻はにぎやかに」を併録。
(「BOOK」データベースより)



過去と現在を行きつ戻りつ、全盲の有山隆をめぐる人々のお話。
見えない隆のために友人や元恋人が教えてくれる表現が印象的。
視点や時系列が突然変わるので、ちょっと戸惑うところもあったけど、
全体的な静けさと穏やかさは結構好き。


「たそがれ刻はにぎやかに」はまたガラッとかわります。
もうすぐ取り壊されてしまう古いアパートメントに一人暮らしをしているくらら。
過去を懐かしみ、未来を憂い、そんなときに久しぶりに訪れた顕。
終わりに近づく、夢のようにふわふわとした二人の奇妙な生活が、
ちょっと切ないんだけど心地いい。

気になる作家さんです。

★★★★☆



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19:54  |  木村紅美

2010.01.05 (Tue)

犬はいつも足元にいて 大森兄弟

中学生の僕と犬が、茂みの奥で見つけた得体の知れない“肉”の正体とは?
―兄+弟による驚愕の完全共作!第46回文藝賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)



話題の兄弟共作。
以前「王様のブランチ」で見て気になっていた1冊。
芥川賞候補にもなってるんですね。


主人公は中学生の僕。
父親と母親は離婚し、父親は一匹の犬を置いていった。
あまりにも従順な犬。
その犬が、同級生のサダに噛み付く。


なんか不思議なお話でした。
タイトルと装丁からはほのぼのとした犬との話なのかと思ってしまいそうですが、
結構粘着質。なんとなく残る不快感。
だからといって決して嫌ではないのですが。

二人で書いてるから違和感とかあったりするのかな、と危惧していたけど、
そんなことは全然ありませんでした。
感想書くのが難しい、
でもまた次が出たら読んでみたいと思います。

個人的にはサダのお母さんが好き。

★★★★☆



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20:02  |  あ行その他

2010.01.04 (Mon)

女流阿房列車 酒井順子

鉄道よ、わたしを何処へ運ぶのか。
乗ってるだけで幸せな、「乗り専」女子鉄・酒井順子が、
マニアはうなり、人はあきれる、艱難辛苦旅にいざ出発。
(「BOOK」データベースより)


・メトロな女(東京の地下鉄全線完乗16時間22分)
・鈍行列車の女(24時間耐久 1343.9km)
・秘境駅の女(「鉄子の旅」同乗記)
・「鉄子の旅プラス」
・膝栗毛な女(東海道五十三乗りつぎ)
・トロッコ列車の女(紅葉独り占め京都「鉄学」の道)
・9 to 5の女(根室本線宮脇俊三さんに捧げる寝ずの旅)
・廃線跡の女(日傘片手に北陸本線旧線を歩く)
・こだま号の女(東京~博多10時間半)
・スイッチバックの女(信越本線・篠ノ井線「スイッチバック銀座」)
・旧国名駅の女(四国巡礼「お線路さん」の旅)
・鉄と油の二泊三日(九州一周揚げ物紀行)
・徐行列車のふたり(秋田周遊車窓対談 原武史×酒井順子)



以前読んだ女子と鉄道以来2冊目の酒井さんの鉄本。
もーとてつもなくバカバカしいんだけど、面白い。
飛行機でひとっとびできるところに、時間をかけて電車で行くっていうのは
究極の贅沢ですねー。
こんだけ長く乗るとさすがに辛そうだけど…。
普段は電車に乗るとすぐ寝てしまう酒井さんも、今回は寝ずの旅に
挑戦したりと「鉄度」も高くなっているような。

メトロな女と、膝栗毛な女が特に面白かった。
普段なじみのある地下鉄だけど、やっぱり用がないと乗らないですよ。
16時間も乗って結局東京近郊から出てないっていうバカバカしさ!
さすがです。

達成したときにホームで待ってくれてる編集者の人たちもナイス。
とっても楽しい1冊でした。

★★★★★



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15:57  |  酒井順子

2010.01.03 (Sun)

龍の棲む家 玄侑宗久

父が呆けたと兄から知らされ、家実へ戻ってきた幹夫は、
記憶をさまよう父と出かけた公園で、介護のプロ・佳代子と出会う。
父の散歩につきあい、大切な誰かを演じ、
いっしょに父の記憶のおもちゃ箱をのぞきこむうち、二人は…待望の最新小説。
(「BOOK」データベースより)


初めて読む作家さんです。作家さんであり僧侶でもあるとのこと。

呆けてしまった父の介護のため、仕事を辞めて実家に帰ってきた幹夫と、
父、偶然知り合った佳代子との3人の物語。
いろんな時間を飛び越えてしまう父。
最初は戸惑いもあったけど、その時々でいろんな役を演じていく幹夫。
テーマは介護とどちらかというと重めなんだけど、
力強さと静寂さが絶妙に同居していて、その中にあたたかさもある。

新しく歩き出す3人。
読んだあとに優しい気持ちになれる1冊でした。


★★★★★



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18:16  |  か行その他

2010.01.02 (Sat)

愛に似たもの 唯川恵

母親のようにはなりたくない。
美貌と若さを利用して、すべてを手に入れてやる(『真珠の雫』)。
親友の真似をして人生の選択をしてきた。
ある日を境にふたりの立場が逆転。その快感が(『ロールモデル』)。
過去の失敗は二度と繰り返さない。
たとえ自分を偽っても、今度こそ結婚までこぎつけなければ(『教訓』)。

など、幸せを求める不器用な女たちを描きだす8編の短篇作品集。
第21回柴田錬三郎賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)



だいぶ久しぶりに唯川さんの作品を読みました。(以前読んだのはこれ
読みやすいなー。あっという間に読了。
しかし、女ってこわい。
で、主人公たちの感情に少なからず共感できる自分がこわい。

男に裏切られたり、女に裏切られたり。
人生こんなに裏切りがあったら嫌すぎる。

「ロールモデル」が面白かった。
女同士は常に競争なのか。上に行ったり下に行ったり忙しいものです。

これ寝る前に読んだら、なんだか空恐ろしい夢を見てしまいました…。


★★★★☆




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06:51  |  や行その他

2010.01.01 (Fri)

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 桜庭一樹

山田なぎさ、13歳。
生きることに関係なさそうな些末なことについては悩まない、関わらないって
決めてから3ヶ月、クラスに転校生がやってきた。

その子は冗談みたいなヘンな名前で、ふわふわと甘い砂糖菓子の弾丸を
撃ちまくる。海野藻屑。
自分を人魚だといい、いつもミネラルウォーターをグビグビ飲み、
私、山田なぎさと友達になりたいと言った。

有名人海野雅愛の娘である藻屑は、母親に似た美貌と
大きな家、自由に使えるクレジットカードを持っていた。
母子家庭で兄は引きこもり、毎日夕飯の支度を課せられているなぎさには
ないもの、それを藻屑はいっぱい持ってる。
だから実弾じゃなくて甘い弾丸ばっかり撃てるんだ。
そう思ってた。でも…。


あけましておめでとうございます。
今年1冊目は桜庭一樹さん。
以前、いちようさんに教えていただいて早速予約。
タイトルから想像していたのとは全く違うお話で、桜庭さんっぽい黒さと暗さ、
切なさがいっぱい詰まってました。(いちようさん、ありがとうございました!)

好きって絶望だよね

現実主義のなぎさと妄想の中を漂う藻屑。
でも二人は同じ兵士。大人になるっていう生き残りゲームの。

私の男を読んだときのような「匂い」を感じました。
生臭いの。でもそこが好きです。
全体的に救いがない。(あ、でもお兄ちゃんは救われたか)
これ漫画にもなってるんですね。
普段漫画は全然読まないのですが、これは気になります。

★★★★★



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今年もたくさんのいい本との出会いがありますように。
今年もよろしくお願いします★

23:28  |  桜庭一樹
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