2009年06月 / 05月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫07月

--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告

2009.06.30 (Tue)

puzzle 恩田陸

無人島で3人の遺体が発見された。
1人は餓死、1人は感電死、1人は全身打撲。
3人の関係性も不明。
ただひとつの共通点は、3人とも何かのコピーを持っていた、ということ。
事件なのか、事故なのか。

この島を訪れた春と志土によって、全貌が明らかになる。

物語は
Ⅰ piece
Ⅱ play
Ⅲ picture
で構成されています。
Ⅰは新聞記事なんだけど、ジャンルもバラバラだし、何がなんだかわかんない!
それが余計に次を早く読みたいっていう気持ちをかきたてます。
うまい。

短い話だけど、うまーくまとまってる感じです。
ちょっと偶然が多い気もしますが。
でもこの廃墟・無人島っていう設定が好き。

★★★★☆



ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村



スポンサーサイト
22:41  |  恩田陸

2009.06.29 (Mon)

整形前夜 穂村弘

にょっ記ですっかり穂村さんの魅力にハマってしまいました。
ということで、2冊目です。

大きく分かれて2種類、日常についてと、本とか言葉について書かれたエッセイ。
こう言っては失礼かもしれないけど、なんかよわっちくてかわいいんです。
冒頭の「非エレガンスのドミノ倒し」も、とても大人の男って感じがしなくて、
かっこ悪いところがいい。

本について書かれている部分も多くて、本読みとしては分かる分かる!と
頷けること多数。「最適外出本」とかね。
外に出るとき持っていく本って悩む。
1冊だともし読み終わったときに不安だから、最低でも2冊以上必要だし、
ハードカバー2冊だと重いし、でも買ったばかりだとすぐ読みたいし・・・。
とウジウジ悩んで選んだはいいんだけど、たいてい読めない。
ただただ重いものを運んでいたっていうところが全く同感でした。

今回は歌が随所に出ていて、普段あまり触れることのない歌っていうものを
見れてふむふむ、と(実はよくわかってないんだけど)。

穂村さん、読者ちゃんとここにいますよ~!


★★★★★



ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
22:27  |  穂村弘

2009.06.28 (Sun)

微笑みがえし 乃南アサ

中学からの幼なじみ4人組。
その中の一人、昔からトラブルメーカーでいつも周りをひっかきまわしていた阿季子の
芸能界復帰が目前に迫っていた。
28歳になった今、4人はそれぞれの人生を歩んでいるが、今でも4人は仲良しだ。

春から朝のテレビ番組で司会をすることが決まっている阿季子のもとに
次々押し寄せるトラブル。
芸能界復帰を妬んだ何者かによる仕業なのか。
どこかで微笑んでいるのは誰か。


女の陰湿さを描くのがホントにうまい!
同じ女が読んでも鳥肌たちそうなくらいいやーな感じです。
阿季子がまたムカつくキャラ・・・。
そりゃ妬まれてもしょうがないでしょ、なんだけど、
ラストはやっぱり微笑むのは阿季子だったんだなーと。
したたかで図太い!

男性が読んだらひいてしまいそうです。
昼ドラっぽい。

★★★★☆


ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村



23:15  |  乃南アサ

2009.06.27 (Sat)

しゃぼん 吉川トリコ

もうすぐ30歳になる花は、ハルオと同棲中。
働きもせず、かといって専業主婦なわけでもなく、毎日を
のんびり、だらだらと過ごしている。
お風呂入るのも嫌い。部屋の掃除も料理もめったにしない。
怠け者の極みだ。でもハルオは怒らない。
しょうがないな、って笑ってくれる。

「花」は枯れてしまうもの。
だったら早くおばさんになりたい。どうせ枯れるなら早く枯れてしまいたい。
オバサンコスプレでスーパーを徘徊する花。

幸せだし、明日が来るのなんて怖くもない。
でも、これが一生続くのかな。
愛情って減るの?


不安がない不安っていうのか、特に悩みがあるわけじゃないんだけど、
急に先のことが怖くなっちゃったりすることってあると思う。
周りから見れば、満たされてるし幸せじゃん!ってことなんだけど、
本人は幸せでいつつも自分のどこかにある爆弾におびえているのかも。
花の自堕落っぷりには入っていけなかったけど、
なんか気持ちは分かる気がした。

他に「いろとりどり」「もうすぐ春が」「ねむりひめ」収録。
「しゃぼん」のサイドストーリーになってて面白かった。

★★★★☆



ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
20:18  |  吉川トリコ

2009.06.26 (Fri)

エ/ン/ジ/ン 中島京子

ある日葛見隆一のもとに届いた1通の手紙。
それは、隆一がかつて通っていた幼稚園、それもたった1年だけ開園されていた
「トラウムキンダーガルテン」の同窓会の案内だった。
仕事も、恋人も失ってしまい、”人生の休暇”を過ごす隆一は、
暇つぶしがてら、その同窓会へと足を運ぶ。
しかし、会場には同窓生は誰もおらず、いたのはトラウムキンダーガルテンの
先生蔵橋礼子の娘、蔵橋ミライだった。

ミライは自分の父かもしれないという男のことを知りたがっている。
母である蔵橋礼子は病のため記憶が曖昧で、父親のことを知る術がないのだ。
残されていた幼稚園の集合写真に、その父かもしれない人物が写っており、
何か覚えていることがあれば、と同窓会を開催しようと思ったらしい。

そうして隆一はミライの父親かもしれない「ゴリ」とも「エンジン」とも
呼ばれていた男について調べることになった。


エンジン=厭人
人嫌いで有名だったゴリという男の行方。
それまで何の関係もないように思われた隆一が、一人の男を通して
蔵橋母娘と、ゴリに関係してきた人々と近づいていく。
人は一人じゃない。必ず誰かとつながりがある。

語り手が統一されてない感じがして、ちょっと違和感があった。
面白い、というのとは違う。
でも不思議な魅力のある物語でした。

★★★☆☆


ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
06:23  |  な行その他

2009.06.25 (Thu)

虹色天気雨 大島真寿美

友人奈津の夫、憲吾さんが失踪してしまった。
ある朝電話でたたき起こされた市子は、奈津の娘美月を2日間預かることに。
夫探しに必死になる奈津とは裏腹に、どこか冷めたところのある美月。
心当たりは全て探し回ったけれど、奈津は夫を見つけることができない。

市子は憲吾と特に親しかったわけではない。
二人きりで話したこともほとんどないし、もちろん失踪の原因も分からない。
けど、もしかしたらあの辻房恵が関係してるかも?
嫌な予感がする・・・。


いつまでも変わらない友情物語。
といっても、暑苦しさは全然なくて、結構アッサリとサバサバしてる。
夫の失踪という事は重大なんだけど、奈津を取り巻く友人たちは協力しつつものほほん。
この肩の力が抜けた感じが心地よかった。
古くから付き合いがあって、お互いのことが良く分かってるからこその距離感。
なんかうらやましいなーと思いました。

みんなで盛り上げる美月の運動会のところ、良かったな。
写真集とビデオ見たい。
わいわいがやがやな感じが好きです。

★★★★★


ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
06:21  |  大島真寿美

2009.06.24 (Wed)

永遠。 村山由佳

弥生は今日卒業する。

幼なじみ恋人未満の徹は、今日は弥生にとことん付き合うつもりだ。
こんなときに一人にしておくなんて、幼なじみの意味がない。

亡くなった葉月さんが言ってた、弥生のお父さんのこと。
いとしい人。でも別れなければならなかった大切な人。
弥生はお父さんの住むアパートの前へ引越し、
お父さんの行きつけの店でバイトをする。
でも最後まで娘だと告げることなく。

今日は弥生がお父さんから卒業する日でもあるのだ。


いつもお父さんとお母さんが待ち合わせしていた水族館。
水のようにスーッと染み渡るような物語でした。

言葉にするとこぼれてしまうものがたくさんある

言葉はなくてもつながりは永遠。なのでした。

とても短い話なので、通勤時間にオススメ。

★★★★★



ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
05:19  |  村山由佳

2009.06.23 (Tue)

グッモーエビアン! 吉川トリコ

ヤグが1年半ぶりに帰ってきた。

中学2年生のはつきは、お母さんとの二人暮らし。
お母さんは「未婚の母」だ。
元パンクスで、永遠の24歳。授業参観に全身ヴィヴィアンで来る変わり者。
口癖は「おもしろければ、いーじゃん」。
ヤグは私のお父さんだと思っていたけど、どうやら違うみたい。
そのヤグが、ワーホリで行っていたオーストラリアから帰ってきた。

また始まったドタバタな生活。
ヤグはお母さんと結婚して、家族3人でオーストラリアに移住しようと言い出す。
英語もできない私たち。お金もないし、本当にオーストラリアに行けるの?


ぶっ飛んでる両親と、どこか冷静な娘。
設定としてはありきたり感は否めないけど、それぞれのキャラクターが
確立されてて、読みやすかった。
なんとなく予想がついていたけど、最後の結婚式は良かった!
ちょっとおバカで楽しい家族の物語です。

★★★★☆



ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
06:08  |  吉川トリコ

2009.06.22 (Mon)

熱帯魚 吉田修一

主人公の大輔は、伯父である棟梁のもとで大工をしている。
最近やっと仕事を任されるようになってきた。
命を懸ける、まではいかないけど、片腕くらいなら懸けてもいいかもしれない。

大輔が同居しているのは子持ちの女、真実とかつて兄弟だった光男。
二人に血のつながりはなく、兄弟であったのもたった2年間だけ。
でも大輔は光男を食わせてやっている。
光男は毎日熱帯魚を観て暮らしているだけの引きこもりだ。

大輔はボーナスでみんなを旅行に連れて行こうと計画する。
真実、真実の娘小麦、光男、そして先生だ。
先生は今住んでいるマンションを格安で提供してくれる人で、
大輔たちは先生のお世話になりっぱなしなのだった。

しかし、旅行に使うはずだったお金を持って、光男が突然失踪してしまった。


大輔の苛立ちが、実際に隣にいるかのようにリアルで、ちょっと怖かった。
自分と他人との温度差。
何かが微妙にズレてきていると感じているんだけど、そのズレが何なのか。
溝を埋めようとやればやるほど、逆に溝が深くなってしまうような
不安定なもどかしさがうまく描かれていると思う。

他に、「グリンピース」「突風」を収録。
3編とも主人公が何かに対してイラついている印象が強かった。

★★★☆☆


ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
16:03  |  吉田修一

2009.06.21 (Sun)

悪意 東野圭吾

人気作家の日高邦彦が、自宅の仕事部屋で何者かに殺害された。
日高は次の日にカナダへ発つことになっており、事件当日に日高を訪れた人物は二人。
一人は、日高の書いた小説「禁猟地」で兄の名誉が傷つけられたと
謝罪と小説の書き直しを訴えていた藤尾。
もう一人は、幼なじみで同じく作家の野々口修。
遺体の第一発見者は、妻である理恵と野々口だった。

刑事の加賀恭一郎は、早速野々口に疑いの目を向ける。
野々口と加賀は、かつて同じ学校で教鞭ととっていた元同僚。
久しぶりの再会は二人にとってはそれほど嬉しいものではなくなってしまった。

物語は野々口と加賀、二人の手記が交互に出てくることによって進んでいく。
犯人もはじめ1/4ほどで判明。
残りは二人の手記によって徐々に明らかに。
野々口の手記ですっかり騙されました。
犯行の動機としてふさわしいゴーストライターの強要・・・。
でも真実は?

中盤はすごく良かったんだけど、最後の真の動機のところがちょっと納得できず
モヤモヤが残ってしまいました。
そんなに根気強く準備するほどの動機だったのかなーと。
それほど人の「悪意」って根深いってことかな。

★★★☆☆



ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
20:17  |  東野圭吾

2009.06.20 (Sat)

なんにもうまくいかないわ 平安寿子

「私生活のない女」それが志津子。
自分の身に起きたことは、たとえそれが恥ずかしいことでも
何でも周りに話してしまう。

アラフォー、独身、子なし。
数々の恋をし、手痛いしっぺ返しも食らい、それでもガムシャラに生きる。
志津子に振り回されながらも、なぜか彼女を放っておけない友人たち。
その友人一人一人との物語が5編。


結婚したいのに結婚に向かない男ばっかりを好きになってしまうし、
部下も同僚もプライベートでこき使ってしまう。
でも志津子の人柄なのか、周りにはいつも人が絶えない。
実際に身近にいたら、私も同じように振り回されてしまうんだろうな、と
思いつつ、楽しく読みました。

志津子のいいところって、「一生懸命生きてる」ってことなんだ。
泣くし喚くし、愚痴もいっぱい言うんだけど、真剣に生きてる。
いつも体当たりで、憎めないキャラ。
ドタバタなのに、読み終わったあとは爽快!

★★★★★



ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
23:04  |  平安寿子

2009.06.19 (Fri)

廃墟建築士 三崎亜紀

●七階闘争
●廃墟建築士
●図書館
●蔵守

の4作を収録。

表題の廃墟建築士も良かったんだけど、私は七階闘争が一番好き。

ある町で立て続けに起こる「七階」の事件。
殺人事件・火事・自殺・・・。
事態を重く見た行政は、急遽町にある七階を撤去すると決めた。
マンションの七階に住む僕は、取引先の並川さんに誘われて
抗議活動を行うことになった。

となり町戦争っぽくて、面白かった。
私が今七階に住んでいるから余計にそう思ったのかもしれないけど・・・。
話の作りが似ているのに楽しめた。

どの作品も三崎ワールド全開。
高層廃墟も見てみたいし、図書館の夜間開館も行ってみたい!
「図書館」は、バスジャックに収録されている「動物園」の続編になってるのも憎い!
そういえば、七階闘争にも「覆面着用の自由化」がちょろっと出てきたな。

新作が待ち遠しい作家さんの一人です。

★★★★★



ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
20:34  |  三崎亜記

2009.06.18 (Thu)

にょっ記 穂村弘

穂村弘さんの日記。
穂村さんという方を全く存じ上げていなかったんだけど、これ面白いです!

5月2日
「お~いお茶」の謎

「お~いお茶」を飲む。
その缶をぼんやり眺めているうちに、奇妙なことに気づく。
「お~い」の「お」と「お茶」の「お」。
ふたつの「お」の筆跡がまったく違うのだ。
同じ人間が書いたとは思えないほとだ。
お習字の名人が「お~い」まで書いたところで、何か異変が起きたのか。
高齢のために力尽きて、あとは頼むと弟子に託したのかもしれない。
「私には無理です、先生」と震えながら叫ぶ弟子。
「馬鹿者」と病の床から身を起こした名人の声は厳しかった。

(この後もまだ続きます)

くすりと爆笑が交互にやってきて、あっという間に読み終わっちゃいました。
脱力系エッセイ。
川上弘美さんの東京日記っぽい。

外で読むのは危険なので、家で読むことをオススメします。

★★★★★


ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
07:58  |  穂村弘

2009.06.17 (Wed)

この人と結婚するかも 中島たい子

漫画界の大御所、浅井みつるの美術館で学芸員をしている私は、
いつも誰かと出会うと「この人と結婚するかも」と思ってしまう。
でも直感はことごとく外れてしまう。
美大の彼も、美術館に訪れたディレクターも、
結局「結婚する人」ではなかったみたい。

特に理想が高いわけでもないし、結婚を夢見る乙女でもないのに
どうして私はすぐ「この人と結婚するかも」なんて思ってしまうんだろう。
なんか結婚できる気がしなくなってきた。
もう次に誰かと出会っても、「この人と結婚するかも」なんて思わないようにしよう・・・。

しかし、通い始めて4年になる英会話教室で、出会ってしまった。
あーもう当たりもしない直感を働かせるのはやめようって決めたのに。
意識してぎこちなくなってしまう私。
まだ相手のこともよく知らないのに。


ある程度の年齢になると、どうしても付き合う=結婚を結びつけてしまうもの。
そうじゃなくても女子なら、相手の苗字と自分の名前をくっつけて
悦に入っちゃったりした経験は誰しもあるもの(ない?)
やっぱりそれくらい結婚って人生の大イベント。
具体的にどうこうってところまではいかなくても、この人と結婚したらどうなるかなって
考えるのって楽しいんだよねー。

物語は主人公の私が、現実を見て(?)新たな一歩を踏み出す前向きなもの。
結婚する・しない、つきあう・つきあわないっていうハッキリした結末じゃないのに
なんかちょっと幸せな気分になりました。

他に「ケイタリング・ドライブ」収録。
話のほとんどがウジウジした男の独り言なのに、かわいかったな。

★★★★★


ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
20:12  |  中島たい子

2009.06.16 (Tue)

そろそろくる 中島たい子

イラストレーターの秀子は、「そろそろ」の時に爆発する。
仕事に対しても、家族に対しても、自分に対してもイライラしてしょうがない。
甘いものをむさぼり食い、物を破壊し、泣きじゃくる。

それはPMSだった。
PMSってなに?

新しくできた彼氏は友人の弟で、バツイチ。
そういえばその彼と付き合うきっかけになったのもPMS真っ只中の日だったな・・・。

PMSに悩まされている友人から話を聞いたり、本を読んだりしながら、
自分の身体と向き合って、うまくつきあっていくように奮闘する女子の物語。


いやーこれ女子なら少なからず誰でも共感できると思う!
うんうん、つらいよね。と何度も頷きながら読みました。
私も数年前までこのPMSって言葉を知らなくて、自分が自分じゃないみたいな
激しい感情の起伏に悩まされていたなぁ。
でもこういうもんなんだ!って思うとちょっと気が楽になったのを覚えています。

「文句ならホルモンに言ってよ!」

分かる・・・。

これ男性が読むのもすごくいいと思います。
読みづらいかもしれないけど、労わりの心が生まれるでしょう。

これからまだ何十年も自分と付き合っていくんだから、
理解して仲良くやっていかなきゃなーと思いました。

★★★★★


ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

17:47  |  中島たい子

2009.06.15 (Mon)

戦場のガールズライフ 吉川トリコ

あの日同窓会に行ったのが間違いだった。
東京で本屋のバイトをしながら一人暮らしをしている珠子は、
嫌な予感とともに、とんでもない友人たちに我が家を占拠された。

高校の同級生である、希奈子・美深・由美。
この三人がある日の夜突然押しかけてきたのだ。
きちんと断れぬまま始まった同居生活。
性格も生活スタイルも何もかも違う4人の女たち。

東京という戦場で、一体4人はどうなるのか??


先日読んだ「処女同盟」第三号が面白かったのでこちらも早速2冊目。
最近アタリの作家さんが多くて嬉しいです。
またイタイ女の子たち。
地方モデル、ホステス、ロリータ。
強烈な3人に我が家を乗っ取られた珠子だけが地味な女の子。
美しい3人にコンプレックスを持ち、自分だけが主人公になれないと
僻む珠子が徐々に変わっていくっていうのは、ありきたりなんだけど、
それでも面白かった。
なんといっても、みんなバカでかわいいんだよね。憎めない。
ぎゃーぎゃー騒がしくて、大変そうだけど共同生活うらやましい!

★★★★☆


ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
20:04  |  吉川トリコ

2009.06.14 (Sun)

6月19日の花嫁 乃南アサ

交通事故で記憶を失ってしまった千尋。
気がついたときには見知らぬ男の家で、何もかもを失っていた。
自分の名前も、過去の記憶も。

たった一つ思い出した6月19日という日付。
大事な日。
それは、自分の結婚式の日にちだった。
でも誰と結婚するはずだったのか、それすら思い出せなかった。
何とか記憶を手繰り寄せて過去を取り戻そうとする千尋だが、
待ち受けていたのは想像もできない過去ばかりで・・・。


千尋が何度か記憶を失っているので、読んでいてちょっと混乱。
読んでいるうちに本当の結婚相手は誰なのかがすぐ分かるんだけど、
それでも最後まで惹きつけられました。
ラストがまた次を匂わせるような終わり方で、なんとも憎い。
いかにもサスペンスって感じだけど、面白かったです。

最後が急ぎ足気味なので、もうちょっと長いほうがいいかな。

★★★★☆


ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

21:40  |  乃南アサ

2009.06.13 (Sat)

漢方小説 中島たい子

31歳、独身のみのりは、ある日突然胃がもんどりうってしまい、
救急車で運ばれる羽目に。

原因は元彼の結婚?

色んな病院で検査をするも異常なし。
でも身体は明らかに悲鳴をあげている。
いくつもの病院を巡って、最後に行き着いたのが東洋医学だった。

仕事もうまくいかないし、男はいないし、体調は悪いし。
ふんだりけったりのみのりが見つけるものはなんだろう。


建てて、いい?が面白かったので、早速2冊目です。
年齢を重ねることで起こる、心と身体の変化。
ストレスなんてきっといつの世代にもあるし、それなりに悩んだり苦しんだり
するんだけど、それが身体にあらわれるのってこの30歳くらいの年代なのかもなーと。

中島さんの描く女性って共感できるし好き。
軽めで深刻すぎないのもいい。
あんまりなじみのない「漢方」が分かりやすく書かれていて、
知識として入れるのにもちょうどいい感じです。

飲み仲間との距離感も〇!

★★★★★



ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
23:45  |  中島たい子

2009.06.12 (Fri)

男と点と線 山崎ナオコーラ

短編集。

「今も、世界中で、男と女が出会っている」

●慧眼
●スカートのすそをふんで歩く女
●邂逅
●膨張する話
●男と点と線
●物語の完結

表題の「男と点と線」、全然テイストが違うけど「膨張する話」が好き。

焦がれるように好き!っていう恋愛小説もいいけど、こんな風に
ジワジワっとあふれる愛情を描いているのもいい。
これは「恋愛小説」というよりも、「愛情小説」って感じがする。
男と女。というだけのくくりじゃない、人間と人間。

こうやって世界中で、まるで温泉のようにポコポコわいている愛情。

読後感良かった。
あ、「慧眼」のマリエさん好き!こんな嫁になりたい。

★★★★★



ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
06:51  |  山崎ナオコーラ

2009.06.11 (Thu)

カレンダーボーイ 小路幸也

2006年から1968年へタイムスリップ。

48歳で大学教授の三都は、朝目が覚めると小学生になっていた。
意識は48歳のままで、体だけが小学生だ。
これは夢なのか?こんなリアルな夢が?
記憶を呼び戻しながら学校へ向かうと、自分と同じようにタイムスリップして
きた同級生の安斎がいた。

1日ずつ交互に訪れる2006年と1968年。

三億円事件がきっかけで命を落とすことになったクラスの里美ちゃんを
救うべく、三都と安斎は時代を行き来しながら奮闘する。


タイムトラベルものってなんとなくベタな印象が強いんだけど、
そこは小路さん、飽きることなく読めました。
1日ずつ訪れる現在と過去。混乱しそうな内容なんだけど、案外平気だった。

でも、三億円事件が軸になっている割には、肝心のその部分が
サラリと流されちゃってるのが残念。


得るものがあれば失うものがある。


ラストは思わず目頭が熱く…。切ないな。

★★★★☆



ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
09:22  |  小路幸也

2009.06.10 (Wed)

「処女同盟」第三号 吉川トリコ

「あたしたち、一生処女でいようね!」

あたしたちのサークル「処女同盟」の合同本第三号を出そうと
話し合うつもりで集まったファミレスで、里美と歩がサークルから
抜けたいと言い出した。どうやら現実世界で彼氏ができたらしい。

腐女子。
男性同士の恋愛を妄想して楽しむ腐った趣味のある女子。

自分のことを「おれ」、永遠と書いて「とわ」
電車の中でも平気で激しい同人誌を見る生粋のオタク沙織にも、
オタクの彼氏ができてしまった。

で、私はといえば・・・。


好きなものは好き!でも周りの視線も気になる。
そりゃ男の子と付き合いたくないわけじゃないけど、
同年代の男子となんて全然喋ってない。

オタク女子の心理がうまーく出てる!
自分のイタさも自分で分かってるんだよね。
面白かった~。

他に
●夢見るころはすぎない
●一泊二日
●新宿伊勢丹で待ち合わせ
●そこからはなにが見える?
●夏かける自転車

出てくる女の子たちに華々しさはない。
どっちかっていうと腐ってる??
でもそれが自分の学生時代と酷似してて、愛着わきました(笑)
まっとうな青春時代を送ってきた人にはわかんない面白さ。

オススメ!

★★★★★


ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
06:11  |  吉川トリコ

2009.06.09 (Tue)

建てて、いい? 中島たい子

30代半ば、女、独身。
40歳になるまでは絶対に引っ越そう!そう心に決めた矢先、
真里はアパートの階段から転がり落ちた。

40歳までには結婚しよう・・・。

婚活するものの、私ってそんなに結婚したいのか?と疑問を抱く。
そして婚活は中断。
自分の居場所を求めた真里は、家を建てることにする。

しかし、モデルルームに行っても、家を買う前提は「家族」
女ひとりじゃ、マンションは良くても戸建はダメなの?

真里は、自分の居場所である「家」を建てることはできるのか?


奇しくも、私自身も家を買い換えようと思っているところなのです。
今の家も気に入っているけど、一戸建ても捨てがたい!
そんな時なので、最初からモロに感情移入。

家って自分の今の状態を如実に反映してる。
心にゆとりがなくてギスギスしてるときは、なんとなく部屋も雑然としてるし。
逆に家を心地いい空間にしておくと、いつの間にか元気になっていることもある。
家って不思議。
お金をたくさんかけたからって「いい家」とは限らない。
「いい家」ってどんな家なんだろうな、って考えちゃいました。

他、「彼の宅急便」収録。

中島たい子さん初読みでしたが面白かったので、
他の作品も読んでみよう!

★★★★★



ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
07:00  |  中島たい子

2009.06.08 (Mon)

東京箱庭鉄道 原宏一

広告代理店に勤めていた妹尾は、祖父から受け継いだアパートの大家を
やりながら、自由気ままなフリーター生活。
ある日、夜勤の交通整備のアルバイトを終えて入った吉野屋で、
突然一人の老人に怪しげな話を持ちかけられる。

400億円で3年以内に東京に鉄道を走らせて欲しい。


当座の運転資金として1億円の小切手を渡された妹尾は、
広告代理店時代の友人で飲み友達のリエに声をかける。

頭から詐欺だと信じて疑わなかったリエだが、老人日野宮氏が元皇族で
大資産家であることと、彼自身の人柄に惹かれ、
早速会社を辞めてきて二人で事務所を立ち上げた。
その名も鉄格プランニング、略して鉄プラだ。

従業員も募集し、早速走り出したプロジェクト。
路線の候補を決め、議論に議論を重ねやっと日野宮氏にプレゼンをするが、
即効で却下されてしまう。
本当にたった3年で、東京に鉄道を走らせることができるのか。


これ好き!電車好きだし、超ツボ。
東京のどこに鉄道を走らせるか、なので、なじみの土地がたくさん
出てくるところも楽しい。
あー!そこに電車通ったらかなり便利!などと妄想しながら楽しく読みました。
鉄道の薀蓄も面白かったなー。
最後はちょっと残念だったけど、中盤まではスピード感もあって良かった。
港区横断ケーブル鉄道、ホントにできればいいのにー。

★★★★★



ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
22:51  |  原宏一

2009.06.07 (Sun)

火車 宮部みゆき

怪我をして休職中の刑事、本間の元に亡き妻の親戚である和也が訪ねてきた。
和也の婚約者である関根彰子が突然行方をくらましてしまったという。
銀行に勤める和也が彰子にクレジットカードを作ることをすすめたことが
きっかけで、彰子がかつて自己破産していたことが分かったのだ。

家財道具一式を残して逃げるように消えてしまった彰子を探しに、
本間は彰子の勤めていた会社や、自己破産した際にお世話になった
法律事務所などを訪ねるが、そのうちに和也が婚約していたという関根彰子は
本当の関根彰子ではなく、誰かが戸籍もろとも乗っ取ったということが
分かってきた。

なぜ他人になりすまさなきゃいけないのか。
本当の関根彰子はどこへ行ってしまったのか。


クレジットカードで身を滅ぼす女。特に浪費家だったりブランド物を
買い漁っていたわけではない。ただ幸せになりたかっただけなのに。
このままじゃずっと幸せになれないと、自分を捨てて他人になる決意。
並大抵じゃない努力をして、いつも何かから逃げ続ける。
怖かったけど悲しい物語でした。

人間は痕跡をつけずに生きてゆくことはできない。


この言葉が印象的。
喬子に幸せになって欲しいな・・・。

★★★★★


ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
19:08  |  宮部みゆき

2009.06.06 (Sat)

野菜スープに愛をこめて 山本文緒

岬高校に入学したリンは、入学式、学校に向かう途中のキャベツ畑で、
大学生の太一に助けてもらった。

リンはトロくて、臆病で、言いたいことを我慢しちゃう女の子。
献血センターで太一と再会したリンは、その後徐々に仲良くなっていくが、
自分に自信がないから、なかなか言いたいことが言えない。

友達の由美は太一の友達の伸と、対等に付き合ってる。
大人な二人に気後れしちゃうリン。

リンのことを好きと言ってくれる太一だが、太一のサークルの
マネージャーのマリコさんと何か関係があるみたい・・・。
どうなる?リンの恋の行方は・・・。


甘酸っぱい!
高校生のときって、大学生がすごく大人に見える。
自分なんかじゃ太刀打ちできないって思っちゃう。
リンは食わず嫌い。食べ物だってスポーツだって、やる前から諦めちゃう。
すごく臆病な女の子なのです。
でもそれを助けてくれる友達がいて、だんだん自信をつけていって
太一にぶつかっていくところに、頑張れ!って応援したくなっちゃいました。

山本文緒さんの初期の頃の作品って甘酸っぱいのが多くて、
これはこれで結構好きです。

★★★★★



ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
18:30  |  山本文緒

2009.06.05 (Fri)

あなたに、大切な香りの記憶はありますか?

香りにまつわるアンソロジー

「夢の香り」石田衣良
「父とガムと彼女」角田光代
「いちば童子」朱川湊人
「アンタさん」阿川佐和子
「ロックとブルースに還る夜」熊谷達也
「スワン・レイク」小池真理子
「コーヒーもう一杯」重松清
「何も起きなかった」高樹のぶ子

久しぶりのアンソロジー。
複数の作家さんの作品を一度に読めるのはやっぱり楽しい。

テーマは「香り」

私は結構匂いフェチです。
「夢の香り」にも出てくるんだけど、男の人が醸し出す匂いが好き。
仕事から疲れて帰ってきたあとの、汗と体臭と埃が混じったような匂いが
なんか好き(で、変態扱いされるんだけど)

匂いの記憶って結構強く残っているなぁ。
どうしても嫌いな匂いもあるし、泣きたくなるくらい懐かしい匂いもある。

「父とガムと彼女」「いちば童子」が好き。
駄菓子屋に売ってるガム、久しぶりに食べたくなりました。

「何も起きなかった」はメールのやりとりなんだけど、これが怖くて面白かった。

★★★★★



ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
08:00  |  アンソロジー

2009.06.04 (Thu)

袋小路の男 絲山秋子

第30回川端康成文学賞受賞作


あなたに初めて会ったのは、ジャズバー「エグジット・ミュージック」。
それから12年。
恋人未満家族以上の関係。
二人は手さえつないでない。

そんな日向子と小田切の物語。

いやーすごいな。こんな関係ってあるんかい!って感じなんだけど、
あんまり違和感ないのが不思議。
すげなくされても、小田切への想いが一切変わらない日向子には、
清々しささえ感じました。
そこまで誰かをずーっと好きでいられるなんて奇跡みたいなものだけど、
つかず離れずの距離感が心地よかったです。
(私だったら無理だけど…)

他に、「アーリオオーリオ」収録。
こっちもすごく良かった。こんな素敵な叔父さんと文通したい。

★★★★★


ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
21:15  |  絲山秋子

2009.06.03 (Wed)

図書室の海 恩田陸

いろんなジャンルの話が入った短編集。

●春よ、こい
●茶色の小壜
●イサオ・オサリヴァンを捜して
●睡蓮
●ある映画の記憶
●ピクニックの準備
●国境の南
●オデュッセイア
●図書室の海
●ノスタルジア

なかなか読みごたえあり。
表題作の「図書室の海」は、「六番目の小夜子」の番外編なんだけど、
肝心の「六番目の小夜子」をまだ読んでいなくて…。
でも図書室独特の雰囲気とか、貸出カードとかが懐かしかったな。
(貸出カードって結構好きだったんだけど)

「ピクニックの準備」も、これまた「夜のピクニック」の番外編。

私の中の恩田陸さんのイメージは、「夜のピクニック」が強くて、
なので、ゾクゾクっとするような作品が多いこの本はちょっと意外だった。
いい意味で予想外で、面白かった。

「茶色の小壜」が好き。
「春よ、こい」難しい。何度か読んでしまった。

★★★★☆


ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
18:30  |  恩田陸

2009.06.02 (Tue)

群青 宮木あや子

離島の女と男をめぐる生と死と再生の物語
長澤まさみ主演、沖縄・八重山諸島を舞台にした映画「群青」の原作小説。
愛する女のために命を懸けて海に潜る男たちの熱く純粋な思い、
そして最愛の人を失った女の絶望と再生を鮮やかかつ官能的に描いた恋愛小説。


舞台は南風原島。その小さな島に訪れたピアニストの由紀子は、
漁師の龍二と恋に落ちる。残り僅かな命しか残されていない由紀子は、
自分の生と引き換えに、新たな命をもうけた。

物語は、由紀子の章である「紺碧」、由紀子の娘涼子の章となる「三原色」「群青」
の3章に分かれている。
一番重いのはやっぱり「群青」。
涼子と幼なじみの大介と一也。大介も一也も涼子のことが好きだが、
涼子は一也を選ぶ。しかし、涼子の結婚をなかなか許さなかった龍二に対抗して
海の底にある赤珊瑚を取りに行った一也は、海で命を落としてしまう。


あー2日連続で、恋人が死ぬ話を読んでしまった(涙)
一也が死んでしまってからの涼子の壊れ具合が、悲しくて切なかった。
その後の展開は予想通りって感じで、ちょっと物足りなさが残るかも。
映画の脚本が元になっているだけあって、これは小説で読むよりは
映像で観たい。タイトルの群青もそうだけど、赤珊瑚だったり、太陽が
海の水面に反射する光だったり、夜の海の闇だったり、色の印象が強い。

長澤まさみかー、なんか違う気がする。
結構生々しいところも多いし。どうなんだろ?

★★★★☆


ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
06:37  |  宮木あや子

2009.06.01 (Mon)

君が降る日 島本理生

恋人の降一を交通事故で失ってしまった志保。
中学の時からの付き合いだった二人。
突然消えてしまった恋人の空白を、志保はまだ埋められない。

大学を休学することにした志保は、降一の実家が営む喫茶店で、
降一の不在を痛感しながらただただ毎日を送っていた。
そこへ手伝いとして現れたのは、あの日降一とドライブに出かけ、
運転をしていた五十嵐だった。

どうして五十嵐は生きていて、降一は死んでしまったのか。
私があの日、バイトさえしていなければ。
自分と五十嵐を責め続ける志保。
しかし、降一を失った同じ気持ちを抱えている二人は、次第に近づいていく。


読んでいて、痛みをずっと感じていました。
鋭利な刃物でスッと切られて、その後もジクジクと痛い感じ。
五十嵐と志保の関係が、とにかく切ないし、痛々しい。
薄氷みたいに、脆くて冷たい。
大事な人を失った痛みは、時間がたてば風化はするけど、
完全に拭い去ることはできない。

悲しかった。

他、「冬の動物園」「野ばら」収録。

★★★★☆



ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
20:56  |  島本理生
 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。