2017年11月 / 10月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫12月

--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告

2010.07.05 (Mon)

コロヨシ!! 三崎亜紀

20XX年、掃除は日本固有のスポーツとして連綿と続きつつも、
何らかの理由により統制下に置かれていた。
高校で掃除部に所属する樹は、誰もが認める才能を持ちながらも、
どこか冷めた態度で淡々と掃除を続けている。
しかし謎の美少女・偲の登場により、そんな彼に大きな転機が訪れ
―一級世界構築士三崎亜記がおくる奇想青春小説。
内容(「BOOK」データベースより)


スポーツとしての掃除。
まさに三崎ワールド全開!ですね。
三崎さんでスポーツものってどんな感じなんだろう?と思っていたけど、
その世界は深いところまで確立されていてさすがだなーって感じでした。

とはいっても、いつも三崎さんの作品は序盤からは入っていけない私。
何でだかわかんないんだけど面白くなるのはいつも中盤からのような
気がします。今回も中盤以降からグッと面白くなってきました。
結構分厚い本だけど、読み終わるころにはそんなこと忘れちゃいました。

「掃除」これからますます変わっていきそうだし、続編ありそう。
掃除もそうだけど、私は「召還部」もかなり気になります。


★★★★★



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

スポンサーサイト
15:00  |  三崎亜記

2009.10.04 (Sun)

刻まれない明日 三崎亜紀

10年前に忽然と消えてしまった3095人の人々。
でもいないはずの人々の息吹はその街にはまだ残っていた。

-存在するはずのない図書館から借りられる本。
-ラジオ局に届く失われた人々からのはがき。
-響き渡る今はもう無い鐘の音。
-席を空けて待ち続けているレストラン。
-「開発保留地区」行の幻のバス。

しかし、10年たった今、それらの不思議な現象が一つ一つ姿を消していく。
消えてしまった人と残された人。
それでも世界は続いていく。

失われた町が息づく街を舞台に描く待望の長編

とあったので、勝手に続編かと思っていたんですが、ちょっと違いました。
リンクしている部分はあるんだけど、これはまた別の物語。

失われた人たちの思い出を抱えながら生きていかなければならない残された人たち。
思い出をただ封印するだけじゃなくて、思い出とともに生きていくという姿に感動しました。
どんなにつらいことがあっても、人は生きていかなければならない。
だから「忘れる」んじゃなくて、「一緒に」生きていく。
誰かを失った悲しみは決して消えたり風化したりしないけど、
それはそれでいいんだ。

前に進む勇気をくれるような本でした。
失われた町とともにぜひ。

★★★★★



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
16:06  |  三崎亜記

2009.10.01 (Thu)

失われた町 三崎亜紀

30年に一度、町が失われる。
町が「消滅」する。それは言葉どおり住んでいた人たちが忽然と姿を消すこと。
ただ消えてしまうのだ。
消滅した町の記憶は、強制的に、かつ、徹底的に排除される。
その町名も、地図から姿を消してしまう。
はじめからそんな町はなかったことになってしまう。
失ったものを悲しむことすら許されない。

次の町の消滅を防ぐために命をかける人がいる。
人が失われても、その想いは確実に受け継がれていた。

7つのエピソードで語られる、失われた町の物語。

時系列が最初よくわからなくて、7つの話がバラバラに感じられたが、
後半やっと繋がりがつかめて読むスピードも一気に加速!

死んでしまったのではない、「失う」ということ。
「汚染」を恐れずに立ち向かう勇気。
三崎さんらしい『ありえない話』なんだけど、そこにはたくさんの思いがあって、
深い物語でした。
ちょっと分かりにくいところが多かったので、もっと簡単な感じでも
いいかもしれない。(私の読解力不足のせいなんだけど・・・)


★★★★☆



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
12:15  |  三崎亜記

2009.06.19 (Fri)

廃墟建築士 三崎亜紀

●七階闘争
●廃墟建築士
●図書館
●蔵守

の4作を収録。

表題の廃墟建築士も良かったんだけど、私は七階闘争が一番好き。

ある町で立て続けに起こる「七階」の事件。
殺人事件・火事・自殺・・・。
事態を重く見た行政は、急遽町にある七階を撤去すると決めた。
マンションの七階に住む僕は、取引先の並川さんに誘われて
抗議活動を行うことになった。

となり町戦争っぽくて、面白かった。
私が今七階に住んでいるから余計にそう思ったのかもしれないけど・・・。
話の作りが似ているのに楽しめた。

どの作品も三崎ワールド全開。
高層廃墟も見てみたいし、図書館の夜間開館も行ってみたい!
「図書館」は、バスジャックに収録されている「動物園」の続編になってるのも憎い!
そういえば、七階闘争にも「覆面着用の自由化」がちょろっと出てきたな。

新作が待ち遠しい作家さんの一人です。

★★★★★



ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
20:34  |  三崎亜記

2009.04.13 (Mon)

鼓笛隊の襲来 三崎亜紀

9つの短編。

●鼓笛隊の襲来

赤道線上に、戦後最大規模の鼓笛隊が発生した。
未曾有の規模の鼓笛隊ということもあって、日本全体が厳戒態勢。
上陸に伴い避難勧告が出され、町はもぬけの殻。
でも主人公一家は義母を迎えて家でやり過ごすことにする。

●彼女の痕跡展

ある朝私が感じた圧倒的な喪失感。
それが誰だかわからないんだけど、恋人を失ったようなのだ。
偶然見つけた「彼女の痕跡展」という展示にフラフラと入っていった私は、
そこで不思議なものを目にする。

我々が過去を語る上で拠り所とする、自らの「記憶」とは、果たして本当に確かな
「過去の蓄積」なのだろうか。


●覆面社員

同僚の由香里が覆面を被って出社した。
労働者の精神衛生面での権利保護の観点から成立した、
「覆面労働に関する法律(覆面法)」
由香里は覆面を被ることで、新しい人格になって・・・。

●象さんすべり台のある街

やっと手に入れたマイホーム。新興住宅地であるその公園に、
ある日すべり台がやってくることになった。
大喜びする娘を連れて公園に行ってみると、そこにいたのは本物の象だった。

●突起型選択装置(ボタン)

彼女が僕の部屋にとどまって3日。初めて彼女を抱いて寝た僕は、
彼女の背中に人工的な造りの突起物があることに気づいた。
「ボタンのある女」だったのだ。

●「欠陥」住宅

友人の高橋と連絡がつかなくなった。家に連絡をした私は、奥さんから
「主人の姿を見ることはできるかもしれませんが、会うことはおそらく
できないと思います。」と言われる。
よく分からぬまま高橋家を訪れた私は、そこで不思議な光景を見る。

●遠距離・恋愛

元々隣町だったのに、遠距離恋愛になってしまった二人。
隣町である飛代市が空中浮遊都市になってしまったのだ。
飛代市の浮遊維持課に勤めている彼とは半年に一度くらいしか会えない。
そんな二人も結婚することに。

●校庭

娘の授業参観で久しぶりに母校を訪れた私は、校庭の真ん中に立つ
古びた家を見る。私にはその家の記憶がない。
そして娘のクラスには、誰にも相手にされていない無表情の少女がいた。
どこかで見たことのある少女が。

●同じ夜空を見上げて

5年前の2月3日。突然消えてしまった聡史。
乗っていた電車が忽然と乗客とともに消えてしまったのだ。
あれから毎年、同じ日に同じ電車に乗る”遺族”たち。
通るはずのない下り451列車と一瞬すれ違うために。


世にも奇妙な~っぽい感じに慣れてきたから、そろそろ飽きてくるかな?と
思っていたんだけど、全然楽しめた。
「鼓笛隊の襲来」で笑い(だって台風かのごとく鼓笛隊、しかもオーケストラで迎撃・・・)、
最後の「同じ夜空を見上げて」でジワっと。
長編も読みたいなぁ。

★★★★★


ランキング参加してます。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
23:00  |  三崎亜記
 | HOME |  NEXT
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。