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2009.11.07 (Sat)

香港の甘い豆腐 大島真寿美

17歳の夏のある朝、銃口を突きつけられるようにパスポートと
エアチケットを握らされ、私は香港へ連れていかれた。

私には生まれたときから父親がいない。
人付き合いが下手なのも、自分に自信がないのも、何もかもが
父親がいないせいだとその頃は思っていた。

初めて降り立った香港は、人が多くてごちゃごちゃしてて、
新しいものと古いものが交じり合った不思議な街だった。
そして私はそこで父親なる人と会うことになる。
17歳、彩美のひと夏の冒険。


不登校気味の彩美が、今まで存在すら知らなかった父親に会いに
香港に行くことによって成長する物語。
父親に会うといっても、感動のご対面!って感じじゃなくて
「父親」としてというより「ロイ」という一人の人間として会うところが良かった。
香港の街の雰囲気も、ぶっきらぼうだけど優しい感じも〇。

一人だけど一人じゃない。
母親や祖母、ロイやマリイたちとの距離感も押し付けがましくなくて心地いい。

なんとなく読んだあと元気になれる、ガッツをもらえたような感じがします。

香港行きたいなー。

★★★★★



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21:36  |  大島真寿美

2009.07.15 (Wed)

ふじこさん 大島真寿美

その頃のリサは、子供のくせに既に絶望していた。
両親の別居に中学受験。
特に父親っ子じゃなかったし、祖父母の家には自分の部屋もあって
物資的にはかなり恵まれている。でも絶望なのだ。

あっさり離婚すると思っていたのに、予想外に両親は親権争い。
反発する気持ちもあって、いつでも父親に会い行けるように合鍵をもらった。
元我が家である父親の住むマンションの屋上に行っては、
下を見下ろし、死ねるっていうことを確認する。それがリサの切り札だから。

鍵はもらっていても訪れたことはなかったのに、その日はなぜかふいに
父親の部屋を訪ねてみる気になった。父は仕事中のはずだし、と
合鍵を使ってみたら、中には見知らぬ女の人がいた。
娘であるリサにお構いなしに、父親の恋人と名乗る。
周りの大人と違って自分を子ども扱いしないふじこさんに、リサは惹かれていく。


子供の頃に出会う両親以外の大人って、インパクトが大きい。
いい影響を受けることもあるし、もちろん悪い影響ばっかりのときもある。
学校の先生しかり・・・。
ふじこさんは、リサを子ども扱いしない。ごまかしたりしない。
教えてほしいことを真摯にきちんと説明してくれる。たとえリサがわからなくても。
宝物は宝箱に入っているわけじゃない。
リサがちゃんと宝物を見つけることができて良かった!

ほか、「夕暮れカメラ」「春の手品師」収録。

★★★★★



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17:18  |  大島真寿美

2009.07.13 (Mon)

三人姉妹 大島真寿美

映研OGの水絵は、大学卒業後も就職せず、ミニシアターでバイトしながら
プラプラしている。そんな水絵は3人姉妹の末っ子。
フリーターでいることも、映画に携わることも、なんとなくな感じの毎日。

地方のいい家に嫁いで何不自由なく暮らしている上の姉亜矢が、
子供を連れて突然実家に帰ってきた。
久しぶりに孫と水入らずの時間を過ごせる母は嬉しそうだけど、
妹二人はちょっと心配・・・。

下の姉真矢は不倫を脱してからは仕事と遊びに精を出す。
でも突然の原因不明の痒がりっぷり。

で、水絵はといえば、まだ始まったばかりの恋愛に暗雲が。
というより、これって恋愛なの?付き合ってるの?

末っ子の水絵目線で描かれた家族の物語。
なんていうかドタバタもするけど、基本的はどこにでもある日常の話。
三人姉妹楽しそうだなー!
私は長女なので、お兄ちゃんとかお姉ちゃんに憧れあります。
お兄ちゃんが欲しい時期もあったけど、今は断然お姉ちゃんが欲しいなー。
(って無理だけど)
雪子さんみたいなお姉さんがいいかも。一番好きなキャラでした。

★★★★☆


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16:00  |  大島真寿美

2009.06.25 (Thu)

虹色天気雨 大島真寿美

友人奈津の夫、憲吾さんが失踪してしまった。
ある朝電話でたたき起こされた市子は、奈津の娘美月を2日間預かることに。
夫探しに必死になる奈津とは裏腹に、どこか冷めたところのある美月。
心当たりは全て探し回ったけれど、奈津は夫を見つけることができない。

市子は憲吾と特に親しかったわけではない。
二人きりで話したこともほとんどないし、もちろん失踪の原因も分からない。
けど、もしかしたらあの辻房恵が関係してるかも?
嫌な予感がする・・・。


いつまでも変わらない友情物語。
といっても、暑苦しさは全然なくて、結構アッサリとサバサバしてる。
夫の失踪という事は重大なんだけど、奈津を取り巻く友人たちは協力しつつものほほん。
この肩の力が抜けた感じが心地よかった。
古くから付き合いがあって、お互いのことが良く分かってるからこその距離感。
なんかうらやましいなーと思いました。

みんなで盛り上げる美月の運動会のところ、良かったな。
写真集とビデオ見たい。
わいわいがやがやな感じが好きです。

★★★★★


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06:21  |  大島真寿美

2009.05.19 (Tue)

すりばちの底にあるというボタン 大島真寿美

すりばち状の敷地に立つ、すりばち団地。
その底にあるボタンの噂。

数ヶ月前にすりばち団地に引っ越してきた晴人。
それまではお父さんと一緒に暮らしていたのに、ある日お父さんは出て行ってしまい、
この団地に住む晴人のおばあさんと、おじさんのもとで暮らすことになった。
まだ学校には友達がいない。

晴人はおじさんからすりばちの底にあるボタンの噂を聞く。
それは、押すと願いが叶うというものだった。
おじさんは、きっと晴人のお父さんはそのボタンを押したから
億万長者になったんだよ、と言う。
ボタンのことが気になる晴人は、団地の地図を手に入れ、
そのボタンを探しに団地内をうろついていた。

それを見ていたのは、団地に住むクラスメイトの薫子と雪乃。
でも二人が知っているボタンの噂は、晴人が知っているそれとは違い、
「ボタンを押すとすりばち団地が沈んでしまう」というものだ。

どっちの噂が本物?
そのうち団地内にボタンの噂が広がり、晴人たちは必死になって
ボタンを守ろうとする。


児童書?かな?

今までネット上の友達ばかりだった晴人は、いつの間にか薫子たちと友達に。
ボタンを探すことで、他の大事なことも探し出せたんだったらいいなー。
盆踊りと花火。「すり活」の役員もつとめるおばあちゃんが、すごくいい!

かわいくて、ちょっと懐かしくて、幸せな気分になれる1冊。

★★★★★



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21:12  |  大島真寿美
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