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2009.09.11 (Fri)

ここに消えない会話がある 山崎ナオコーラ

夕日テレビ班の広田はアキバ系(?)の25歳。
某有名国立大学を卒業後、東京へとやってきた。

仕事は自分に向いてると思う。
同い年なのにリーダー風を吹かす佐々木も、なんだかかわいい。
給料はとてつもなく安いし、サービス残業、ボーナスなし。
でも嫌いじゃない。

ちょっとの幸福。
ちょっとの不幸。
いっそすごく不幸だったら、世間のせいにできるけど、
広田はそこまで人生を憎めない。
目の前のことを着実に一歩一歩進めていくだけ。


ナオコーラさんの新作。タイトルのつけ方が相変わらず絶妙!
話の内容は他愛のない職場での会話だったりするんだけど、
そこにはしっかりと作者の世界観。
自分が消えても、自分がした会話は残る。
会話は消えない。

諦めの中にあるほんのちょっとの希望。
広がる何かがある。うまく説明できないけど。

他に、「ああ、懐かしの肌色クレヨン」収録。
最初で最後の2人きりのデート。そのときはもう永遠に訪れない。
一瞬一瞬がぎゅっと濃縮された1冊。

★★★★☆



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07:06  |  山崎ナオコーラ

2009.08.13 (Thu)

モサ 山崎ナオコーラ&荒井良二

カルガリ家の長男モサはニートである。
年齢は14歳。ニートだからもちろん学校にも行ってない。
イッカイの町の隣のニカイという町に住んでいるモサは、
昼に起きて家事をして、それから星を見に行く。

その日も展望台で星を見ていたら、星と一緒に少女が落ちてきた。
二人は一緒に生きていくことを決意する。

ナオコーラさんの物語と、荒井さんの絵がすごくマッチしてる!
荒井さんの絵がまたいいんです。
不思議な魅力に満ちてます。

モサとホシヨミさんの会話がすごくステキ。
周りにこんな大人がいれば、迷える子供たちが少なくなるんだろうな。
大人のためのファンタジー。
迷える大人もぜひどうぞ!

★★★★★



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23:24  |  山崎ナオコーラ

2009.06.12 (Fri)

男と点と線 山崎ナオコーラ

短編集。

「今も、世界中で、男と女が出会っている」

●慧眼
●スカートのすそをふんで歩く女
●邂逅
●膨張する話
●男と点と線
●物語の完結

表題の「男と点と線」、全然テイストが違うけど「膨張する話」が好き。

焦がれるように好き!っていう恋愛小説もいいけど、こんな風に
ジワジワっとあふれる愛情を描いているのもいい。
これは「恋愛小説」というよりも、「愛情小説」って感じがする。
男と女。というだけのくくりじゃない、人間と人間。

こうやって世界中で、まるで温泉のようにポコポコわいている愛情。

読後感良かった。
あ、「慧眼」のマリエさん好き!こんな嫁になりたい。

★★★★★



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06:51  |  山崎ナオコーラ

2009.03.05 (Thu)

手 山崎ナオコーラ

半世紀も私にくっ付いたまま離れない指。

主人公はおじさん好きの25歳のサワコ。
今まで付き合ってきたのは年上男性ばかり。
おじさんの姿を隠し撮りし、「ハッピーおじさんコレクション」というサイトまで運営している。

森さんの送別会をきっかけに彼と仲良くなるが、
どうやら森さんには彼女がいるみたいだ。
森さんは好きだけど、大したショックは受けてない。
そして森さんと関係を持ちながらも、相変わらずおじさんとの交際を続ける。

おじさんと交際するといっても、肉体関係は持たない。
手をつないで散歩する程度だ。
それでもやっぱりサワコはおじさんを知りたい欲求が止められない。


草食系男子ならぬ、草食系女子な感じとでも言おうか。
森さんに二股をかけられているのをわかっていても、特に憤慨もしてない。
そしてあくまでも趣味としてのおじさん観察とおじさん交友。
でもその根底にあるのは、父親との関係の変化なんだろうなと思う。
淡白な印象なんだけど、奥底にはいろんな感情が渦巻いているのかな。
と深読みしたりして。

他に
「笑うお姫さま」
「わけもなく走りたくなる」
「お父さん大好き」
収録。

どれも大変に読みやすかった。

★★★★★


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12:30  |  山崎ナオコーラ
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