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2009.09.17 (Thu)

聖女の救済 東野圭吾

「子供を持てないのなら結婚生活に意味はない」

1年以内に妊娠しなければそのときは離婚する。
そういった約束をして結婚した真柴義孝と綾音。
そしてとうとうその1年が過ぎてしまった。

タイムリミットがきたから、出て行ってほしい。
そう言われた綾音は、夫に制裁を加える。

男の変死体が発見された。死因は毒物による中毒。
妻はその日実家の北海道へ帰っており、死体を見つけたのは愛人だった。
当然妻と愛人の両方に疑いがかけられたが、
妻には完璧なアリバイがあった・・・。


2日連続のガリレオシリーズです。こちらは長編。
やっぱり長編の方が読み応えがあって好き。

最初に犯人がわかって、その後トリックを突き止めていくスタイル。
犯人は誰なの?っていうドキドキ感はないものの、
それでもぐいぐいと引き込んでいく力はお見事です。

ここまで被害者に共感できない作品は珍しい。
人の感覚はそれぞれだけど、実際こういう男の人もいるのかな。
女にしてみれば鬼みたいなもんですね・・・。
で、キッチンはまさに女の城なのです。

綾音に心惹かれる草薙と、綾音に不審を抱く薫のバトル(?)も面白い。
女の勘は鋭い。

★★★★★


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23:48  |  東野圭吾

2009.09.16 (Wed)

ガリレオの苦悩 東野圭吾

「落下る」
マンションの7階から女性が転落死した。
自殺ではない。何者かに殺されたのだ。
部屋に残されていたのは、大皿に入った料理と、鍋と蓋。
警視庁捜査一課の内海薫は、先輩の草薙刑事に相談し、
帝都大学の湯川教授へアドバイスを求めに行く。

「操縦る」
帝都大学の元助教授の友永幸正は、その日教え子たちを自宅に招いていた。
脳梗塞を患い、車椅子生活を余儀なくされてしまった幸正は、
久しぶりの教え子たちとの団欒を楽しんでいた。
しかし一転、離れ家から火があがり、息子邦宏の他殺体が発見される。
そこにたまたま居合わせていたのは湯川だった。

「密室る」
大学時代の友人藤村に相談を持ちかけられた湯川は、友人が経営する
山の中のペンションへと足を運んだ。
先日そのペンションで、客が部屋を抜け出して崖から転落死したのだ。
食事時間になっても現れない客を心配した藤村が部屋を訪れたときは
部屋には鍵がかかっていて密室状態だったらしい。
解明を頼まれた湯川は、違和感を感じながらも真相に迫っていく。

「指標す」
住宅街にある大きな屋敷で、老女が殺害された。
盗まれたのは金の地金10キロ。金額にしたら3000万円以上だ。
その日屋敷を覗き込んでいる女性がいたとの証言を受けて、
保険外交員の真瀬貴美子のもとを訪れた草薙と薫。
その後、貴美子の中学生になる娘が“真実を教えてくれる振り子”を
片手に不可思議な行動に出る。

「攪乱す」
警視庁と湯川宛に送られてきた1通の手紙。
それは警察と湯川に対する挑戦状だった。
『悪魔の手』と名乗り、次々と手紙を送りつけてくる犯人。
一見事故死に見える事件が、『悪魔の手』によるものだと分かり始める。
触れることなく人を殺すことができるのか。
湯川が挑戦を受ける。


ガリレオシリーズ第4弾。

この中では「攪乱す」が一番です。
まさに逆恨み。怖いです。
超文系の私でもわかるように描かれているトリックの解明が、
いつもワクワクさせてくれます。
謎解きだけじゃなくて、回を重ねるごとに見えてくる湯川の人間性も
この作品の魅力だと思います。

ドラマ化・映画化されてからは、すっかり湯川=福山。
いやいや、私の中では湯川はあんなにかっこよくなかったんだけど・・・。

★★★★★



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17:28  |  東野圭吾

2009.06.21 (Sun)

悪意 東野圭吾

人気作家の日高邦彦が、自宅の仕事部屋で何者かに殺害された。
日高は次の日にカナダへ発つことになっており、事件当日に日高を訪れた人物は二人。
一人は、日高の書いた小説「禁猟地」で兄の名誉が傷つけられたと
謝罪と小説の書き直しを訴えていた藤尾。
もう一人は、幼なじみで同じく作家の野々口修。
遺体の第一発見者は、妻である理恵と野々口だった。

刑事の加賀恭一郎は、早速野々口に疑いの目を向ける。
野々口と加賀は、かつて同じ学校で教鞭ととっていた元同僚。
久しぶりの再会は二人にとってはそれほど嬉しいものではなくなってしまった。

物語は野々口と加賀、二人の手記が交互に出てくることによって進んでいく。
犯人もはじめ1/4ほどで判明。
残りは二人の手記によって徐々に明らかに。
野々口の手記ですっかり騙されました。
犯行の動機としてふさわしいゴーストライターの強要・・・。
でも真実は?

中盤はすごく良かったんだけど、最後の真の動機のところがちょっと納得できず
モヤモヤが残ってしまいました。
そんなに根気強く準備するほどの動機だったのかなーと。
それほど人の「悪意」って根深いってことかな。

★★★☆☆



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20:17  |  東野圭吾

2009.05.25 (Mon)

分身 東野圭吾

私はお母さんに嫌われているかもしれない。

氏家鞠子は、北海道で育った。
そして自分が両親の本当の子供じゃないのでは?と悩んでいた。
だって全然似ていないし、母親は私を避けるようにしている。
寄宿舎のある高校に入れられたのだって、そのせいかもしれない。
久しぶりに帰省した鞠子は、両親の歓迎を受けるが、その夜睡眠薬で
眠らされ、火事により一家心中をはかろうとした母親だけが死んでしまった。
母親が死んだことによりよりいっそう強くなった自分の出生の謎。
父親に聞いてもはぐらかされるばかりなので、鞠子は自分で真相を調べようとする。

一方小林双葉は、東京で母親と二人暮し。父親のことは全く知らない。
双葉はバンドを組んでいて、とうとうテレビに出演できることになった。
しかし、母親はテレビ出演に猛反対。テレビくらいいいじゃないかと言う双葉に
聞く耳も持たず、とにかくダメの一点張りだったが、双葉は黙ってテレビ出演を
果たしてしまう。そしてその後、母親がひき逃げで死んでしまった・・・。
テレビ出演がきっかけで母親は殺されたのかもしれない。
双葉もまた、自分の出生の秘密に徐々に近づいていく。


全く同じ顔の二人。双子というよりもどう見ても同じ人間。
物語の途中から、真相は大体予想がつくんだけど、そこからもさらに
ぐいぐい惹きつけるところがすごい。スピード感も。
生みの母親二人の心情が切なかった。
特に双葉のお母さんの強さに胸が打たれた。

ラスト、鞠子と双葉が出会うシーン。
この先二人がどのような人生を歩むのか、高城晶子と対面するのか、とか
色々余韻を残させる描き方で、想像が膨らむ。
あー続きを知りたいよー。

★★★★★



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23:50  |  東野圭吾

2009.04.19 (Sun)

容疑者Xの献身 東野圭吾

高校で数学教師をしている石神は、隣に住む靖子の勤める弁当屋に
毎朝遠回りをして足しげく通っている。彼女に会うために。

ある日石神は、隣の部屋から靖子母娘と何者かが争っている音を聞き、
靖子の部屋を訪ねる。そこで靖子の元夫富樫を、靖子母娘が殺害して
しまったことを知り、二人を助けるべく、様々なトリックを考える。

警視庁の草薙刑事と、その友人である湯川学。
石神は、湯川の大学時代の友人でもあった。
天才と呼ばれた男との久しぶりの再会に湯川は喜ぶが、
富樫殺害事件を知り、結果的に石神のトリックに挑むことになってしまう。


だいぶ遅ればせながらの「容疑者Xの献身」です。


切ない。切な過ぎる・・・。
ここまで誰かを想うことができるなんて。
ほんと「献身」ですよ。

トリックが、最後まで全然分からなかった(のは私だけ?)のも、
読むスピードに拍車をかけた要因。
おまけに、舞台が家の近所だったこともあって、冒頭からのめり込みました。

石神にしろ、工藤にしろ、靖子にはもったいない!!

最後まで石神の気持ちを尊重してあげたいような、そうでないような・・・。
とにかく悲しい。

★★★★★



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23:00  |  東野圭吾
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