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2010.11.23 (Tue)

人生の使い方 平安寿子

定年後も続けられる趣味を探してカルチャーセンターの講座をハシゴする夫婦。
軽い気持ちで始めた趣味探しは、いつしか今後の人生を考えることにつながっていくのだった…。
すれ違う夫婦の思惑とそれでも夫婦でいることの意味をユーモラスかつシリアスに描く長編小説。
内容(「BOOK」データベースより)



定年後の夫。
無趣味のあの人が毎日家にいてゴロゴロしているなんて想像しただけで耐えられない!
とばかりに、夫に趣味を持つようにはっぱをかける妻。
それに引き換え、まだ定年まで数年あるのに趣味を持てとうるさい妻に辟易する夫。

二人でカルチャーセンターに行き、面白そうな講座に片っ端からチャレンジする。
でも二人の意向はなかなか合わない。
最初は趣味に対する考え方も全然違った二人が、
子供の進学や兄の病気などを経て徐々に趣味を持つことの大切さを痛感していく。


二人の攻防がテンポよく、楽しく読めました。
趣味って強制されてやるものではないけど、
人生において趣味を持つ意味って大きい!
いくつになっても好奇心のアンテナを張り巡らせ、興味のあるものに
果敢にチャレンジしていきたいものです。

親の介護や兄弟の病気、子供の進学問題。
自分の身にだっていつ何が起こるかわからない。
でもその不安や不満をウジウジ考えるんじゃなくて、
趣味を謳歌しながら乗り越えていく佳織の逞しさや明るさがとっても良いです。

カルチャーセンターのパンフレットでも覗いてみたくなりました。
楽しそう!
老後がちょっとだけ楽しみになる、そんなお話です。

人生をどう「使う」かは、自分次第!

★★★★★




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07:06  |  平安寿子

2010.05.20 (Thu)

おじさんとおばさん 平安寿子

ひさかたぶりの同窓会に集まった男女たち。
みんなもうおじさんとおばさんで、体力気力は落ち気味、
介護や子供たちの就職にと心配の種もつきない。
しかし、初恋の人に会えば胸がきゅんとし、同時代のテレビ番組、漫画、
流行歌を思い出すと懐かしさに気持ちが温かくなる。
幾つか新たな同級生カップルもできたが、その恋の行方は?
熟年こその「希望」を求める50歳を過ぎた人々に、愛をこめて贈る同窓会小説。
(内容紹介)



小学校の同級生が50歳を過ぎて再会し、そこからまた何かが始まる。
既婚者、バツイチ、独身。
それぞれ全く違う人生を歩んできた同級生たち。
体にガタがきちゃってるけど、まだまだ元気!
お互いの悩みも、同級生だからこそ分かち合える。

おじさんとおばさんたち。
やっぱりいくつになっても男と女です。
昔の淡い恋心を思い出したり、年を経て新たな魅力に気づいたり。

平さんらしい軽快さで楽しく読めました。
年取るのも悪くない!よね?


★★★★☆




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21:27  |  平安寿子

2009.12.26 (Sat)

ぬるい男と浮いてる女 平安寿子

「長い目で見て」
ある日夫に差し出されたのはTADの賃貸契約書だった。
TADは夫が猫可愛がりしている甥っ子唯生のために開いたカフェ。
社会経験も浅い唯生がカフェをやっていくなんてできるのだろうか。
夫は「まぁ長い目で見てやってよ」と言うのだが。

「ブルーブラックな彼女」
中学の同級生弘樹の父親の葬儀で、サチオは17年ぶりに小森さんと再会した。
学生時代から付き合いが良かったわけではない彼女は、
同級生の家族の訃報を聞きつけ、必ず葬儀に参加し泣くらしい。
なぜ彼女はそれほどまでに葬儀にこだわるのだろう。

「滅亡に向かって」
ナチュラリズムという家具屋に勤める剛は32歳独身。
今流行の草食男子だ。自分のテリトリーを大事にし、それを破壊されるくらいなら
がっついてまで女と付き合いたいとは思わない。
そんな剛が店の常連客沙代子に迫られる!

「浮いてる女」
一枝は年金相談センターで働く62歳。
独身を貫いてきた一枝が大事にしているのは自分とお金だ。
親兄弟に嫌味を言われようと自分の身は自分で守る。
そんな一枝が40歳を過ぎてから夢中になっているのがクラシックバレエ。

「ぬるい男」
収はスニーカー専門店ライト・ステップで働くフリーター。
仕事は楽しくもつまらなくもない。言われたことをやるだけなら簡単。
お店のお客さんである橋本さんに気に入られてからは、
今までよりもっとバイト仲間にバカにされるようになったけど、
いちいち反応するのだってめんどくさいんだ。

「えれくとり子」
トシオ君はその日仕事の休憩で入ったオープンカフェで彼女に出会う。
あまりにもきれいなので迷わず携帯カメラにその姿をおさめようとすると
それまで普通に使えていた携帯電話が壊れてしまった。
彼女は電化製品を壊してしまう電波体質の持ち主だった。


ちょっとヘンな人たちの短編集。
久しぶりに読んだ平さんでしたが、読みやすくてあっという間に読了。
ちょっとだけヘンで、ちょっとだけイタい人たちは
なぜか憎めなくてかわいく感じてしまいました。
ところどころに毒っけがあって、途中クスリと。
軽くて読みやすいので普段あまり本を読まない人にもオススメ。

★★★★☆



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19:16  |  平安寿子

2009.07.24 (Fri)

風に顔をあげて 平安寿子

風実は「プロのフリーター」。高校を卒業してから25歳の今まで、たくさんのバイトを
経験してきた。若い頃はマニュアルどおりの仕事でも良かったけど、
最近はそういう仕事を空しく感じている。
この年で定職についてないのって、やっぱりまずいのかな。

恋人の英一はボクサー。バイト先で知り合い、ボクサーである英一が好きだったが、
怪我でボクシングをアッサリと辞める事にしてしまった。
おまけに怪我をしたことも、ボクシングを辞める事も、何も相談してくれなかった。
私って本当に英一の恋人なのか?ボクサーである英一が好きだっただけで、
もしかして私は英一のことを何も知らないのかもしれない。

そんな悶々とした日々を送る風実のもとに、弟の幹が転がり込んできた。
しかも衝撃のカミングアウト。幹はゲイだった。

25歳って若くない。30歳になるのが怖い。
仕事も恋も何もかもが中途半端で、一体私はこれからどうしたらいいんだろう。


資格も才能も学歴もない。フリーターとしての誇りは持っているけど
年齢を考えるとこれからのことは不安。そんな風実のもがいている姿が
すごくリアルで共感できました。きれいに作られてなくて、人間くさいところが良い。
風実の飲み友達小池さんが言うこの一言が結構クる。
生きるって懲役刑だ
何にもうまくいかないときって、こうやって思っちゃうんだよなぁ。
人に愚痴って後悔したり、考えもコロコロ変わったり。
でも最後に風実は自分のやりたいことを見つけていくので、読み終わったあと
勇気をもらえます。
今まで読んだ平さんの作品の中で、一番共感できました!

★★★★★



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23:30  |  平安寿子

2009.07.14 (Tue)

Bランクの恋人 平安寿子

7つの短編。

「Bランクの恋人」
七塚次郎、28歳、独身。顔は15人並みだけどモテる。
それはモテるための努力を怠らないからだ。
そんな次郎のもとに、合コンセッティングの依頼がきた。
付き合っている女の子の中で、最近めんどくさいと感じ始めていた珠恵を連れて行くと・・・。

「アイラブユーならお任せを」
カスタムメイドの自転車屋<自転車野郎>を営む信友は
子供の頃から『愛してる』の口稽古を欠かさない。
<自転車野郎>に勤める杉生君が、近所の薬局屋の娘に恋をした。
ここは一肌脱ごうとやる気になる信友だが、意外な展開に。

「サイド・バイ・サイド」
好き好んでキャリアウーマンやってるわけじゃない。
見た目とは裏腹に結婚至上主義者の美由紀は、気になっている男性から、
一人の女性を匿って面倒を見てほしいと頼まれる。

「はずれっ子コレクター」
妙齢の高校教師である澄香さんは、モテなさそうないかにも「はずれ」の
男の子が大好き。失恋したばかりの私は、はずれっ子の一人を
紹介してもらうことにした。

「ハッピーな遺伝子」
勝手気ままな自由なミュージシャン、それが私の父である。
恋愛に対しても情熱的で積極的。でもその娘である私は、
好きな彼を目の前にしても何もできない。告白する前に女の影を見つけてしまった。

「利息つきの愛」
美和は、自尊心が傷つく前に男と別れる。で、結局2年も恋人がいない。
ゲイの友達くうちゃんはいつも自分に正直だ。傷つくのを恐れない。
そんなくうちゃんが新たな恋をした。

「サンクス・フォー・ザ・メモリー」
13歳年上の修平と結婚した亜希は、新婚早々、義父の介護をしなければ
ならなくなってしまった。本当の娘以上に必死に介護をした2年を経て
義父は帰らぬ人となってしまい・・・。


恋愛短編ばかりの中で、最後の「サンクス・フォー・ザ・メモリー」が異質で一番良い。
まさに作品紹介にある、この世の中、愛にもいろいろありましてです。
面白いだけじゃない、ホロリとくる作品集。
愛の形も、さまざま!
自分なりでいいじゃない!

★★★★★


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23:11  |  平安寿子
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