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2011.03.16 (Wed)

イカと醤油 つぶやきシロー

「お父さんがきれいにしてくれたんでしょ、ありがとう」
「んっ、何のことだ、知らないな」
父は、すっとぼけた顔をしながら空を見上げて言った。
「脱皮したんだろう」「脱皮?」
「この前学会で発表があった。昆虫が脱皮するように自転車も脱皮するらしい」
息子は「ふーん」としか言いようがなかった。
つぶやきシロー、初小説。
内容(「BOOK」データベースより)



こんな父親やだ。
と読み始めは思いました。
だって典型的なダメ親父。不快ですらありました。
健太が不憫で不憫で。
でも読み進めていって、
なんか違う。
茂男…もしかしていい父親?
愛情表現が特殊すぎてわかりづらいけど、
茂男は茂男なりにちゃんと健太のことを思ってたんだなー。

ところどころにつぶやきシロー独特のシュールさがあって、
でもちゃんと感動もあって、
普通にいい本だと思います。
(ごめんなさい、全く期待してなかったから意外だった)


★★★★★




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11:00  |  た行その他

2011.01.14 (Fri)

はれのち、ブーケ 瀧羽麻子

こたえを探している、すべてのひとに。

神戸・北野のチャペル。学生時代から10年の交際を経て、ひと組のカップルが結婚する。
当日集まったのは、かつてのゼミ仲間たちだった。
30歳――仕事、恋愛、結婚、出産……それぞれの人生を選び、歩んできた彼らが、
それでも悩み、焦り、迷いながらも見つける幸せの形、等身大の生き方とは。
結婚式の一日を舞台に、六人の男女それぞれの事情を健やかかつ繊細な筆致で描く。
結婚を夢見る人にも、仕事を頑張っている人にも、子育て中のお父さん、お母さんにも!
この小説の中に、あなたのこたえがきっと見つかるはず。期待の新鋭が贈る傑作長編です。
(内容紹介)



一組のカップルと彼らを取り巻く仲間たち。
同じ1日の中でいろんな想いが交錯していて面白かったです。
結婚したい人、結婚願望がない?人、すでに妻子がある人、夢を追う人。
みんな環境や考え方が見事にバラバラだから、このうちの誰かには共感できるはず!?

学生時代のあの頃のまま、とはいかないけど、
30歳になった今もいいもんじゃないかー。
人生の節目、新たな一歩です。

それぞれの話が、最後は「ほんのり」幸せって感じで
大げさじゃないところも良かったなー。


★★★★★




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22:44  |  た行その他

2010.11.23 (Tue)

人生の使い方 平安寿子

定年後も続けられる趣味を探してカルチャーセンターの講座をハシゴする夫婦。
軽い気持ちで始めた趣味探しは、いつしか今後の人生を考えることにつながっていくのだった…。
すれ違う夫婦の思惑とそれでも夫婦でいることの意味をユーモラスかつシリアスに描く長編小説。
内容(「BOOK」データベースより)



定年後の夫。
無趣味のあの人が毎日家にいてゴロゴロしているなんて想像しただけで耐えられない!
とばかりに、夫に趣味を持つようにはっぱをかける妻。
それに引き換え、まだ定年まで数年あるのに趣味を持てとうるさい妻に辟易する夫。

二人でカルチャーセンターに行き、面白そうな講座に片っ端からチャレンジする。
でも二人の意向はなかなか合わない。
最初は趣味に対する考え方も全然違った二人が、
子供の進学や兄の病気などを経て徐々に趣味を持つことの大切さを痛感していく。


二人の攻防がテンポよく、楽しく読めました。
趣味って強制されてやるものではないけど、
人生において趣味を持つ意味って大きい!
いくつになっても好奇心のアンテナを張り巡らせ、興味のあるものに
果敢にチャレンジしていきたいものです。

親の介護や兄弟の病気、子供の進学問題。
自分の身にだっていつ何が起こるかわからない。
でもその不安や不満をウジウジ考えるんじゃなくて、
趣味を謳歌しながら乗り越えていく佳織の逞しさや明るさがとっても良いです。

カルチャーセンターのパンフレットでも覗いてみたくなりました。
楽しそう!
老後がちょっとだけ楽しみになる、そんなお話です。

人生をどう「使う」かは、自分次第!

★★★★★




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07:06  |  平安寿子

2010.08.04 (Wed)

代筆屋 辻仁成

何かを待つ、というのは大事なことだ。
待っているものが来ると信じているあいだは、不思議なほどに力が湧く。
手紙を待つ、という行為には生きる希望が潜んでいる。
手紙を書くことには力がいるが、手紙によって勇気が生まれる。
私はその力を信じてみたかった―。
手紙の代筆で人助けをする、売れない作家の日々。
人生観を変えるハートフルストーリー。
内容(「BOOK」データベースより)



メールをもらうのももちろんうれしいけど、ポストを覗いたときに
手紙が入っていたときの喜びはひとしおです。
そんな手紙にまつわるお話。

手紙を受け取る人のことを想像して書く「代筆」。
そこにはいろんな背景がある。
ラブレターもそれぞれ良かったんだけど、
私は「八十八歳の私より」が一番好きでした。
結婚して65年。

わたしはあなたに言いたい「ありがとう」と「ばかやろう」がたくさんあります。

年とったときに、こんな手紙を私も書けたらいいなー。

手紙ってうれしくて何度も読み返してしまいます。
だから自分が書くときも心をこめて書きたいものです。

さー、誰に手紙書こうかな。


★★★★☆




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21:42  |  た行その他

2010.08.01 (Sun)

どんぐりのリボン 田辺聖子

五月と健太の恋の物語。
親友の結婚披露宴で知り合った健太は「女は家を守れ」という古い女性観の持ち主。
市役所の広報部でエネルギッシュに働く五月にはそんな健太が許せない…。
五月と健太の奇妙なほのぼのラブ・ストーリー。
内容(「BOOK」データベースより)



町の女と村の男。
そりの合わない二人が徐々に近づいていきます。
歯に衣着せぬ物言いの五月の人柄がなんとも田辺さんっぽい。

健太の住むすてきな村の災害シーンあたりでちょっと悲しくなるも、
村の若者たちの生気あふれる姿にこちらまで元気をもらえます。
苦境さえ楽しんで乗り越えていく生命力の強さ!
「やろやないけ」の精神。
お似合いの二人なのでした。


★★★★☆



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06:25  |  田辺聖子
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