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2011.01.21 (Fri)

佳代のキッチン 原宏一

失踪した両親を捜すため、お客さんが持ってくる食材で料理を作る
「移動調理屋」を始めた佳代。
キッチンワゴンで両親ゆかりの地を巡るうちに、一風変わった注文や、
ちょっとした事件も舞い込んで…。
すべての答えは美味しい料理の中にある?
そして謎だらけの両親の行方とは。
風味絶佳なロードノベル。
美味しいハートフル・ミステリー。
内容(「BOOK」データベースより)



「いかようにも調理します」
手書きの木札を下げたキッチンワゴン。
1品500円で、持参された食材を使って調理してくれる「移動調理屋」。

私と弟を置いて出て行ってしまった両親を探すために、
両親の足跡を追って旅をしながら料理を作る。



その土地の水で作る料理たちがおいしそう。
気になる料理がいっぱい。特に鮨天!

どこの土地に行っても、佳代の料理で周りの人たちを幸せにする。
だからどこにいても周りの人に恵まれたんだろう。

ただ、両親については疑問ばかりが残ってしまいちょっと残念。
さすがに子供置いて理想郷っていうのはちょっと無理があったかも。
(子供が快く送り出してくれた・・・わけないだろー!)

佳代はこれからも「佳代のキッチン」を続けていくんだし、
全国を旅しながらのシリーズ化希望!

浅草で大仏男の二人が出てきたの、嬉しかった!


★★★★☆




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22:28  |  原宏一

2010.07.08 (Thu)

大仏男 原宏一

相方は救世主!?

崖っぷちお笑いコンビ・カナ&タクロウが、ネタ作りのために始めた霊視相談が
インターネット掲示板で話題騒然に!! タクロウ扮する霊能者“大仏卓郎”は
あれよあれよと政財界をも巻き込む大プロジェクトへと化していった。
タクロウは混迷する現代日本と人の心を救うのか……?
社会と心の闇を鋭く、ときにあたたかに照らす原宏一流・人世奇譚!
(内容紹介)



大好きな原さんの作品。

はじめは崖っぷちお笑いコンビのお話→笑う招き猫みたいな感じかな?と
思っていましたが、偽霊能者になって一稼ぎするというお話。
私は結構占いとか信じちゃうタイプなんだけど、
霊能者も実はこんな感じで「作られているもの」だったりして、と想像すると
怖いような面白いような不思議な気分になりました。

裏社会に通じていくところはドキドキハラハラ。
結構分厚い本だったけどあっという間に読めちゃいました。
ラストはきれいにまとまりすぎた?って感じもするけど、
二人がいい関係になれて良かったです。

今までの作品ほどのインパクトはないので、次はまた突拍子もない作品を
期待します!

★★★★☆



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15:00  |  原宏一

2009.12.23 (Wed)

ヤッさん 原宏一

タカオは新米ホームレス。
大学卒業後勤めた会社も1年早々で辞めてしまい、
そこからホームレスになるまでは坂から転がり落ちる石のように早かった。
ある日、いつものようにダンボールで寝ていると
一人の角刈りの親父にどやしつけられた。
それがヤッさんだ。

いきなりホームレス哲学を語られ、ヤッさんの後をついていくと、
築地市場や有名ホテルで豪華な食事にありつけた。
ホームレスが豪華な食事?
それはヤッさんが今まで培ってきた人脈と信頼によるものだった。
ヤッさんって何者?
タカオはヤッさんに弟子入りし、味覚と人生を学ぶ。


ダンボールで寝るなんてホームレスの堕落。
身奇麗にしてろ。
堅気の人間に感謝はしても卑屈にはなるな。

自分を多く語らず、一本筋が通ってるヤッさんがかっこいいです。
粋で人情味あふれてていろんな人に慕われてるんだけど、
でも媚びないし群れない。
原さんらしいエンタテインメント小説って感じで面白かったです。
はじめはヤッさんについていくだけのタカオも最後にはいっぱしの大人へと
成長していてそこも良かった。

ありきたりな身の上話は、それにすがっているだけっていうのも
なんだか妙にうなづけました。

食べ歩キングの話が好き。

★★★★★



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10:15  |  原宏一

2009.09.05 (Sat)

へんてこ隣人図鑑 原宏一

世に宇宙人はたくさんいるが、隣人ほどの宇宙人はそうはいない。 
――松尾スズキ(作家・演出家・俳優)
“原ワールド”全開!奇妙なショートショート集

奇妙なこだわりに固執する人間に振り回される周囲の戸惑いを描く、
シニカルなユーモア溢れるショートショート集。
家の匂いを嗅いで価値を鑑定する“ホムリエ”に惚れられた家の住人、
あらゆるものの“以前”が気になる男に詰め寄られる若者、
純粋に穴を掘りたくて仕方ない男など、
「へんてこ」な人間が引き起こす騒動の顛末とは?
ほか、普段は口に出せないような悪趣味な自慢話を聞く男の悲哀を描く「自慢結社」を収録。
(webKADOKAWAより)


いかにも原さんらしい1冊。
原さんは長編もいいけど、短編のほうがより魅力的な気がする。
世の中を皮肉っていてくすりと笑わせてくれたり、
意外なところでハッとしたりと、本当にうまいなーと思います。
アイディア力も脱帽です。
人間観察とかすごくしてそう。

「ドアポケットの老人」「記憶更新研究所」「株式会社真実の声」が特に好きです。

1編あたり3分もあれば余裕で読めるので、通勤のお供にも最適。

★★★★★



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21:45  |  原宏一

2009.08.01 (Sat)

天下り酒場 原宏一

「天下り酒場」
開店8年目の割烹居酒屋『やすべえ』の店主であるヤスのもとに、
常連の柿本が天下りを置いてやってくれないかと頼みに来た。
不景気で売り上げも激減しているこんな店に新たに人を雇う余裕はないと
言ったのだが、相手は元エリート。金勘定が苦手のヤスは、
経理を手伝ってもらうつもりでその元役人の片倉を雇うことにした。

「資格ファイター」
最近は合格しても嬉しくもなければ感動もしない。
榊原勇一郎は暇に任せて資格を取りまくり、まもなくその数は300にもなる。
ある合格発表で顔をあわせた芸能プロのヤマカンにそそのかされ、
2年間という期間限定で『資格ファイターYOUイチロー』としてデビューすることに。

「居間の盗聴器」
章介は妻から頼まれたビデオの配線をしようとしたその時、テレビの裏に
小さな黒い箱が隠し置かれているのを発見した。盗聴器だ。
人に知られて困るほどの秘密もないけど、盗聴器を誰がしかけたのかは気になる。
章介は盗聴器をそのままにしておいて、探偵事務所に調査を依頼する。
妻の浮気・章介のリストラ・娘のストーカー。さまざまな予測をするが
どれもことごとく外れていた。

「ボランティア降臨」
一昨日義母が足を痛めてしまった。パートを休むべきかどうか悩んでいる
喜美江のもとに、クボタミチコと名乗るボランティアが突然訪れた。
半信半疑のままクボタミチコを家にあげてしまったが、それがとんでもない事態に。

「ブラッシング・エクスプレス」
その朝、だしぬけに訪ねてきたおじさんは白衣を着ていた。
何かと思って聞いてみると、『5分間歯を磨かせてください』という。
無料だというのでとりあえずお願いしてみてビックリ。他人に歯を磨いてもらうことが
こんなに気持ちがいいとは。
歯科医院を経営難のためたたまなければならなくなってしまったおじさんと
一緒に歯磨きビジネスに乗り出す。

「ダンボール屋敷」
父がいなくなってしまってから、母の衝動買いが止まらない。
ブランド品を買いあさるわけでもないし、とりあえず様子を見ていたタケオだが、
衝動買いは徐々にエスカレートし、今は家中がダンボールだらけ。
母の行動をやめさせるには、どうしたらいいんだろう。


新奇想小説とはよく言ったもんです。
ここまでいろんなことを思いつくのは、毎回ながら驚かされます。
原さんの頭の中は、こういうアイディアでいっぱいなのかなー。

「ボランティア降臨」が怖かった!善意が善意じゃなくなってる・・・。
主婦な私には空恐ろしかったです。
「ダンボール屋敷」はちょっと切なかった。
「ブラッシング・エクスプレス」は実際に商売になりそうだし、私もぜひ磨いてほしい!

テンポと小気味よさが心地よい短編集です。
1編がそんなに長くないので、通勤時間向きかな。

★★★★★



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21:13  |  原宏一
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