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2010.12.16 (Thu)

真昼なのに昏い部屋 江國香織

せめて、きちんとした不倫妻になろう。

満ち足りているはずの生活から、逃れようもなくどんどんと恋に落ちていく。
恋愛を、言葉の力ですべて白日の下にさらす、江國作品の新たなる挑戦!

私は転落したのかしら。でも、どこから?
会社社長の夫・浩さんと、まるで軍艦のような広い家に暮らす美弥子さんは、
家事もしっかりこなし、「自分がきちんとしていると思えることが好き」な主婦。
大学の先生でアメリカ人のジョーンズさんは、純粋な美弥子さんに心ひかれ、
二人は一緒に近所のフィールドワークに出かけるようになる。
時を忘れる楽しいおしゃべり、名残惜しい別れ際に始まり、
ふと気がつくとジョーンズさんのことばかり考えている美弥子さんがいた――。

恋愛のあらゆる局面を、かつてない文体で描きつくす意欲作!
(内容紹介)



久しぶりに読む江國さん。

ですます調で書かれていて、独特の雰囲気。
不倫だけどドロドロしてたりエグくはない。
美しくすらある。

だけど、今回は美弥子さんにもジョーンズさんにも、浩さんにも
感情移入ができなかったなー。
妻に無関心なくせに暴言を吐く浩さんも嫌だけど、
それよりなにより、ラスト1行でジョーンズさんが一気に!!
男なんて・・・こんなもん??


江國さんの描く女性って、魅力的ではあるんだけど
私はなんか怖く感じます。
そこがいいんだけどね。


★★★☆☆




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23:11  |  江國香織

2009.09.21 (Mon)

冷静と情熱のあいだ―Rosso 江國香織

阿形順正は、私の人生のなかの、決して消えないとんでもないなにかだ。

あおいは、満ち足りた生活をしている。
「完璧」な恋人マーヴ、心優しい友人たち、好きな仕事。
でも何もかもを人にぶつけられない。体当たりで付き合うのが怖い。
友人のダニエラは、あおいは変わった、と言う。
自分でだって分かっている。きっと臆病になってしまったのだろう。

わたしの本当の居場所はどこなんだろう?

記憶に蓋をして閉じ込めてきた順正との思い出。
でもそれは、月日に関係なく容易く開けられてしまった。

あの日の約束を、彼はまだ覚えているだろうか。


昨日の冷静と情熱のあいだ―Bluに引き続き、今日は江國さん版です。
あおいの視点から描いた物語。

順正に比べると淡々とした印象。なのにこちらのほうが泣いてしまいました。
静かな中にある狂おしいほどの想い。
自分でも戸惑ってしまうほどの激情。
言葉に出さない分だけ、余計にそれが伝わってきた感じがします。

江國さんらしい入浴や食事のシーンも魅力的。
長風呂したくなっちゃいます。

「順正のいる空気」っていう表現がすごく好きです。

★★★★★



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18:48  |  江國香織

2009.08.02 (Sun)

落下する夕方 江國香織

ある晴れた日曜日、8年間一緒に暮らしてきた健吾と別れた。
彼は華子という女に一目惚れしてしまったという。
健吾が家を出て行き、残された私は広い部屋に一人きりになった。

別れても健吾は電話をかけてくる。
近況を語り、そして自分と華子について語る。
身を裂くようなそんな電話でも、私は健吾と繋がっていることに安心する。

華子が突然私の部屋に転がり込んできた。
家賃を半分払うから同居しようという。健吾が焦がれている華子と同居?
不思議な同居生活と不思議な三角関係を描いた恋愛小説。


みんながみんな一方通行。切なくて苦しい。
華子に最初すごく嫌悪感を抱いていたんだけど、読み進めるうちに
子供みたいな、猫みたいな華子の魅力がジワジワと伝わってきました。

好きなんじゃなくて、執着。
逃げるのって苦痛。

もうダメだって分かってるのに、自分に会いに来てるわけじゃないって
わかってるのに、喜んでしまう。だって間接的にでも繋がっているから。
わかります、わかります(涙)
切なすぎます・・・。


★★★★☆



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23:31  |  江國香織

2009.01.31 (Sat)

ホリーガーデン 江國香織

久々に江國香織を読んだ。

高校までずっと一緒に過ごしてきた果歩と静枝。
眼鏡店で働く果歩と、高校の美術教師をしている静枝は、性格も生活も対照的だ。
そして二人の友情は厚い。

何でも知っているからこそ、お互いのことが心の底では心配で仕方がない。
でも素直にあらわせなくて、言葉で傷つけてしまう。

大きな失恋をしてから5年の歳月が流れたにも関わらず、まだ過去を
引きずっている果歩と、不倫の恋をする静枝。
果歩は相変わらずいろんな男と寝る。それが静枝には理解できないし、
静枝が冴えない中年男と不倫していることが果歩は解せない。


いろんなことを知り尽くして、親子のような姉妹のような二人。
お互いのことが手に取るようにわかるからこそ、傷つける言葉も知っている。
嫌悪感も抱くし、そのあとに訪れる罪悪感もある。
そういうところがリアルだなーと思った。

で、やっぱりなんといっても独特の世界観。言葉と言い回し。
果歩の作る料理のシーンも良かった!

★★★★★


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23:43  |  江國香織  |  トラックバック(1)  |  コメント(3)

2008.11.27 (Thu)

流しのしたの骨 江國香織

タイトルだけ見ると猟奇殺人的な感じがしますが、いたって普通の物語です。
ある家族の日常。他人の家の普段の生活をちょっと覗き見している気分になる。
主人公は19歳で三女のこと子。3人の姉弟と、両親と暮らしている。
ボーイフレンドと食事をするときに手をつなぐために、左手でご飯を
食べる練習をするところがかわいい。
クリスマスに姉弟で大量のシュウマイを作ったり、食卓を野趣あふれる感じに飾る
母親など(そのために子供たちは落ち葉や木々を拾いに行かされる)
ちょっと変で、でも現実にいそうなそんな家族のお話。
なぜだか癒されます。

★★★★☆

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11:21  |  江國香織  |  トラックバック(0)  |  コメント(1)
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