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2010.03.19 (Fri)

パレード 吉田修一

都内の2LDKマンションに暮らは男女四人の若者達。
「上辺だけの付き合い?私にはそれくらいが丁度いい」。
それぞれが不安や焦燥感を抱えながらも、“本当の自分”を装うことで
優しく怠惰に続く共同生活。
そこに男娼をするサトルが加わり、徐々に小さな波紋が広がり始め…。
発売直後から各紙誌の絶賛を浴びた、第15回山本周五郎賞受賞作。

内容(「BOOK」データベースより)



だいぶご無沙汰の更新となってしまいました。
最近は少しずつ読書を再開し始めているものの、なかなか感想までは書けず…。
これからものんびり更新になりますが、どうぞお付き合いくださいませ。

で、吉田さんのこの作品。
なぜか今まで読んでいなかった。見落としてた?
文庫出ていたので久しぶりの自腹本です。


途中までは何の変哲もない若者たちの同居生活?って感じだったんだけど、
最後の最後で怖っ!
読み始めは平凡な話なのかと思っていたのに、完全に裏切られました。
解説で川上弘美さんが書いてるけど、これは何度か読み直したほうが
より楽しめそうです。
何度も楽しめる作品って、なんだかうれしいです。


パレード(映画)のサイトでキャラクター診断がありました。
http://movie.nifty.com/sp/parade/
こちらもお試しあれ。



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20:05  |  吉田修一

2009.10.05 (Mon)

横道世之介 吉田修一

新宿駅東口の駅前広場をふらふらと歩いてくる若者がいる。
それが横道世之介、この物語の主人公。
大学進学のために上京してきた世之介の、大学1年生の1年間と、
その20年後を一部交えた物語。

九州から上京したての世之介は、早速大学の入学式で友達を見つける。
そしてなぜかサンバサークルへと入部し、バイトをし、女の子と付き合い、
ごくごく一般的な大学生の、ごくごく一般的な大学生活。

舞台が1980年代後半なので、バブルな感じも楽しい。
大学の入学式、私も武道館だったので、思わず懐かしさがこみ上げてきました。
大学生ってすごい楽しそうなイメージだったんだよな。
私は全然真面目に通わないダメ学生だったけど。

初めて友達になった倉持と阿久津が家庭を築くことになったり、
不思議なお嬢様祥子にやたらと気に入られたり、小さな出来事がいくつか
起きつつ、世之介自身はあんまり変わらないところが良かったと思います。

大きな事件が起きることもない話なんだけど、すごく楽しめました。
公衆電話を使うシーンが、なんだか時代の流れを感じちゃいました。
(今、公衆電話って全然見かけないですよね)

ラストの世之介の終わりも、世之介らしさが出ていて良かった。
まったくバカだなぁってみんなが悲しみながらも笑ってくれるような。

楽しみにしていた1冊が期待以上で嬉しかったです。

★★★★★



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12:33  |  吉田修一

2009.09.12 (Sat)

キャンセルされた街の案内 吉田修一

・日々の春
・零下五度
・台風一過
・深夜二時の男
・乳歯
・奴ら
・大阪ほのか
・24 Pieces
・灯台
・キャンセルされた街の案内

10の短編からなる1冊。
久しぶりの吉田さんの新刊です。
発表された時期も、掲載された雑誌も結構バラバラだし、ついでに長さもバラバラ。
でもしっかりとまとまってる感じがしました。

毎日の中でなんとなく思っていること、このままでいいんだっけという疑問、
突然湧き上がる怒り、もどかしさなど、
人間の些細な感情を描くのがとても上手いと思います。
表題作の「キャンセルされた街の案内」も良かったけど、
「零下五度」なんかも好きです。短いからもっと膨らませて1冊にしてほしい。

あ、また来週にも新刊出るみたいですね。
楽しみ~!

★★★★☆



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23:32  |  吉田修一

2009.08.15 (Sat)

春、バーニーズで 吉田修一

最後の息子の10年後の設定。連作短編。

「春、バーニーズで」
オカマのヒモをしていた僕(筒井)も、いまや1児の父。
子供とは血はつながっていないが、まぎれもなく自分の子供である。
ある日息子の入園式用の服を買いに行った新宿で、その元恋人であるオカマと
偶然再会する。

続編といっても、これ単品でも十分楽しめると思います。

なにげない日常の中でふとわいてくる気持ち。
もしこの人と結婚してなかったら、どんな違う人生を歩んでいたんだろう。
もしこれを左に曲がれば、違うところに行けるんだろうか。
それは決して今の生活が不満だからっていうわけじゃなくて、
そういう可能性もあったんだよなーって思って人の縁みたいなものを強く感じます。

「パーキングエリア」のラストがいいです。
奥さん、やるね!かっこいい。

サラリとしてて読みやすい。けどしっかり吉田修一さんの世界になってる。
うまい。

★★★★★



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14:09  |  吉田修一

2009.06.22 (Mon)

熱帯魚 吉田修一

主人公の大輔は、伯父である棟梁のもとで大工をしている。
最近やっと仕事を任されるようになってきた。
命を懸ける、まではいかないけど、片腕くらいなら懸けてもいいかもしれない。

大輔が同居しているのは子持ちの女、真実とかつて兄弟だった光男。
二人に血のつながりはなく、兄弟であったのもたった2年間だけ。
でも大輔は光男を食わせてやっている。
光男は毎日熱帯魚を観て暮らしているだけの引きこもりだ。

大輔はボーナスでみんなを旅行に連れて行こうと計画する。
真実、真実の娘小麦、光男、そして先生だ。
先生は今住んでいるマンションを格安で提供してくれる人で、
大輔たちは先生のお世話になりっぱなしなのだった。

しかし、旅行に使うはずだったお金を持って、光男が突然失踪してしまった。


大輔の苛立ちが、実際に隣にいるかのようにリアルで、ちょっと怖かった。
自分と他人との温度差。
何かが微妙にズレてきていると感じているんだけど、そのズレが何なのか。
溝を埋めようとやればやるほど、逆に溝が深くなってしまうような
不安定なもどかしさがうまく描かれていると思う。

他に、「グリンピース」「突風」を収録。
3編とも主人公が何かに対してイラついている印象が強かった。

★★★☆☆


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16:03  |  吉田修一
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