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2010.11.20 (Sat)

なくしたものたちの国 角田光代・松尾たいこ

イラストと小説が響かせる、生きるよろこび
松尾たいこのイラストと、それをモチーフに描かれた角田光代の連作短編小説。
女性の一生を通して、出会いと別れ、生きるよろこびとせつなさを紡いだ、
色彩あふれる書き下ろし競作集。
(内容紹介)


主人公成子の一生を追った連作短編。

いろんなものや動物たちと話ができた幼少時代、生霊になったときのこと、
なくしてしまったものたち。
これは大人の童話なのかな。

一つ一つの話がそれぞれ心にしみてきて、
読み終わったときには涙が止まりませんでした。
自分のなくしてきたものたち、今どこにあるのかなーなんて考えたりして。
なくしたものがあるから、生きてこれたのかもしれない。
今は忘れていても、いつかは思い出せるかもしれない。
きっと待っていてくれてるんだ。


普段の角田さんっぽくないけど、この感じ大好きです。
おススメ!
今回図書館で借りてきたのですが、これは買いです。

★★★★★



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22:59  |  角田光代

2010.08.10 (Tue)

ひそやかな花園 角田光代

幼い頃、毎年サマーキャンプで一緒に過ごしていた7人。
輝く夏の思い出は誰にとっても大切な記憶だった。
しかし、いつしか彼らは疑問を抱くようになる。
「あの集まりはいったい何だったのか?」
別々の人生を歩んでいた彼らに、突如突きつけられた衝撃の事実。
大人たちの〈秘密〉を知った彼らは、自分という森を彷徨い始める――。

親と子、夫婦、家族でいることの意味を根源から問いかける、
角田光代の新たな代表作誕生。

(内容紹介)



大好きな角田さんの新刊、ということでとても楽しみにしていました。
図書館の予約ちょっと出遅れてしまったので珍しくお買い上げ。

八日目の蝉とはまたちょっと違う「家族」や「親子」ってなんだろうと
考えさせられる作品。
テーマとしてはかなり重めです。


子供の頃に参加していた「キャンプ」。
そこに集まる大人と子供たちは、あるひとつの共通点で繋がっていた。
同じ境遇だった子供たちは大人になり、再会する。

登場人物がちょっと多いのと、時間軸が変化していくので
少し混乱しながら読み進めました。
私がやっぱり角田さんってうまいなーと思うのは、紗有美みたいな子が
すごくリアルなところ。
他の面々との温度差。際立ってるなぁ。

夫婦って、親子って、血のつながりってなんだろう。
読み終わった後しばしボーっと考えてしまいました。

★★★★★



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18:01  |  角田光代

2009.05.21 (Thu)

くまちゃん 角田光代

連作短編。しかも全員がフラれるという。
1の話でフるほうが、2の話でフラれる・・・みたいなつながり方。
恋の始まりは、唐突だったり、何となくだったりさまざま。
すっかり恋愛から遠ざかっている私ですが、あーこうやって恋愛って
始まったなーなんてしみじみ思ってしまいました。

フラれたときはもう死んでしまいたいくらい辛かったのに、
どうしてまた人は恋をしてしまうんでしょうかねー。
あんなに懲りたはずなのに、また同じようなタイプを好きになってしまったり。
自分を抑え込んで相手に合わせてしまったり(そして続かない…)。
過去の恋愛を振り返ってしまうこと間違いなしです。

最後の2作品が好き。
ちょっと色の違う感じの「光の子」。
最後の名前のところで、ウルっときてしまいました。
「乙女相談室」は、最後に前向きになれて、一歩進める感じが○。

「森に眠る魚」や、「八日目の蝉」みたいなインパクトはないけど、
やっぱり角田作品好きだ!と再認識した1冊でした。

★★★★★



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12:10  |  角田光代

2009.03.15 (Sun)

ロック母 角田光代

何もない島が嫌で飛び出した私は、また島へと戻ってきた。
臨月のお腹を抱えて。

父親になるはずの男はもう自分から離れていってしまい、
堕胎する時期もとうに過ぎてしまった。
シングルマザーになる覚悟もできていないまま、仕方なしに故郷に戻る。
父親がしてくれるはずのことを両親に望んでいたが、
しばらくぶりに帰った我が家は、私を手放しでは受け入れてはくれなかった。

母親は家で大音量で音楽をかけながら、針仕事に没頭している。
よくよく聞いてみると、それは私が高校時代に聞いていたニルヴァーナだった。
家事を一切放棄している母は、大音量の音楽で壁を作っていた。

島の助産婦はすっかり年老いて惚けてしまっていたので、
出産のために呉に向かう私と母。
いよいよ出産のとき、あまりの痛さに朦朧とする私の耳に突っ込まれたのは、
大音量のイヤホンだった。

出産という人生最大のイベントに、耳に入ってくる大音量のロック。
その対比が面白い。
赤ちゃんが取り上げられたときの、赤ちゃんの泣き声と母の泣き声が
印象に残った。

92年から06年までの短編集。
表題の「ロック母」のほかに、

●ゆうべの神様
●緑の鼠の糞
●爆竹夜
●カノジョ
●父のボール
●イリの結婚式

カノジョと父のボールも良かったなぁ。
前妻の存在感に怯えるとか、坂上から不幸のボールが落ちてくるとか、
やっぱり、うまい!

★★★★★



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22:10  |  角田光代

2008.12.26 (Fri)

森に眠る魚 角田光代

東京に住む5人の母親、いわゆるママ友の話。
モチーフは実際に1999年に起きた主婦による幼児殺害事件らしい。

同世代の子供を持つ5人の女。
年齢も育ってきた環境も違う彼女たちの共通点は”子供”しかない。
育児を通して仲良くなった5人は、小学校”お受験”を機に
お互いを探りあい、蹴落とそうとする。


あーこわい。
中盤から夢中になって一気に読みました。
ママ友という経験がない私も、ずるずると引き込まれ・・・。
「あれ、なんかおかしい」と少しの違和感から、それがどんどん
肥大していくところとか、「うちはうち」と言いながらも隠れて受験の
準備をしたり、人の動向が気になったり、とにかくリアル。

題材はお受験だけど、女同士の人間関係って他にも日常の
些細なことで脆く崩れるものなんだな、と思った。
自分の嫌らしさを指摘されているようで、読んでいてモヤモヤ。
誰が読んでも、5人のうちの誰かにちょっとだけ感情移入できそう。
それだけリアルに描ける角田光代ってやっぱりすごいな。

ドラマ化してほしい。

★★★★★


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