2017年05月 / 04月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫06月

--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告

2010.07.04 (Sun)

道徳という名の少年 桜庭一樹

「愛してるわ!ずっと昔から…。子供の頃から、愛していたわ!」
町でいちばん美しい、娼婦の四姉妹が遺したものは?(1、2、3,悠久!)、
黄色い目の父子と、彼らを愛した少女の背徳の夜(ジャングリン・パパの愛撫の手)、
死にかけた伝説のロック・スターに会うため、少女たちは旅立つ(地球で最後の日)、
―桜庭一樹のゴージャスな毒気とかなしい甘さにアーティスト野田仁美が共振してうまれた、
極上のヴィジュアルストーリー集。
内容(「BOOK」データベースより)



まず装丁と絵に目を奪われる。
これは「大人の絵本」。

中身はというと、濃縮された桜庭ワールド!
すんごく濃いです。好きな人にはたまらん。
美しい女を描かせたらダントツです。美しい女と背徳。

話としては短いんだけど、長編読んだときのような満足感。
ビジュアルも個性的ですばらしいので、本棚に並べたい1冊です。

★★★★★



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村


スポンサーサイト
15:00  |  桜庭一樹

2010.01.01 (Fri)

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 桜庭一樹

山田なぎさ、13歳。
生きることに関係なさそうな些末なことについては悩まない、関わらないって
決めてから3ヶ月、クラスに転校生がやってきた。

その子は冗談みたいなヘンな名前で、ふわふわと甘い砂糖菓子の弾丸を
撃ちまくる。海野藻屑。
自分を人魚だといい、いつもミネラルウォーターをグビグビ飲み、
私、山田なぎさと友達になりたいと言った。

有名人海野雅愛の娘である藻屑は、母親に似た美貌と
大きな家、自由に使えるクレジットカードを持っていた。
母子家庭で兄は引きこもり、毎日夕飯の支度を課せられているなぎさには
ないもの、それを藻屑はいっぱい持ってる。
だから実弾じゃなくて甘い弾丸ばっかり撃てるんだ。
そう思ってた。でも…。


あけましておめでとうございます。
今年1冊目は桜庭一樹さん。
以前、いちようさんに教えていただいて早速予約。
タイトルから想像していたのとは全く違うお話で、桜庭さんっぽい黒さと暗さ、
切なさがいっぱい詰まってました。(いちようさん、ありがとうございました!)

好きって絶望だよね

現実主義のなぎさと妄想の中を漂う藻屑。
でも二人は同じ兵士。大人になるっていう生き残りゲームの。

私の男を読んだときのような「匂い」を感じました。
生臭いの。でもそこが好きです。
全体的に救いがない。(あ、でもお兄ちゃんは救われたか)
これ漫画にもなってるんですね。
普段漫画は全然読まないのですが、これは気になります。

★★★★★



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

今年もたくさんのいい本との出会いがありますように。
今年もよろしくお願いします★

23:28  |  桜庭一樹

2009.12.20 (Sun)

青年のための読書クラブ 桜庭一樹

東京・山の手の伝統あるお嬢様学校、聖マリアナ学園。
校内の異端者(アウトロー)だけが集う「読書クラブ」には、
長きにわたって語り継がれる秘密の“クラブ誌”があった。
そこには学園史上抹消された数々の珍事件が、
名もない女生徒たちによって脈々と記録され続けていた―。
内容(「BOOK」データベースより)


「烏丸紅子恋愛事件」
「聖女マリアナ消失事件」
「奇妙な旅人」
「一番星」
「ハビドゥス&プラティーク」

お嬢様学校の中の目立たない異端女子たちが綴る、学校の正史には
残らない学園の記録。
100年の長きに渡る歴史。その時代時代で起きる珍事件。
生徒会や演劇部などの花形から遠く離れた場所に存在する読書倶楽部が
影でその事件に深く関わっていて、そのキャラクターの濃さも面白かった。

桜庭さんの描く女子の魅力がぎゅっとつまってる。
女子だけの不思議な世界も良かったなー。
ラスト、OGたちの集まる喫茶店『慣習と振る舞い』が
中野ブロードウェイにあるっていうのもツボ!

★★★★★



ランキング参加してます。応援クリックよろしくお願いします!↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

19:47  |  桜庭一樹

2009.07.09 (Thu)

ファミリーポートレイト 桜庭一樹

マコの娘は、コマコ。
手下はボスに、絶対服従!

マコとコマコは逃げる。「逃げるわよ」の一声で、数少ない荷物をまとめて
身を寄せていたその場所を去る。行き先も決めぬまま。
美しいマコと、凡庸な顔のコマコ。
マコは色んな場所で男の人に真紅をちょっとづつあげながら、生きる。
マコがいるかぎり、コマコはマコについていく。

一番最初の記憶、コーエーから逃げ出して10年。
マコとコマコ、二人の旅は突然終わりを告げる。
見知らぬ男の人に連れられて、マコのいない生活が始まる。


一部は、マコとコマコの逃走劇。
二部は、コマコのその後。

圧倒。心を素手で鷲づかみにされたような、苦しさ。
ゾワゾワして、ドキドキする。
一部の方が圧倒的過ぎて、二部が少しかすんだかと思ったけど、
ラストでやられました。深い。

コマコは学校にも行けないし、家畜のような扱いをされたりもするんだけど、
それでもマコを愛し続ける。
そこにあるのは、母親の絶対性?愛?

「私の男」を読んだときのような、決して綺麗じゃないのに読むのをやめられない、
中毒のような感じでした。

★★★★★



ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
16:40  |  桜庭一樹

2009.04.14 (Tue)

少女七竈と七人の可愛そうな大人 桜庭一樹

いんらんな母親から生まれた少女はとても美しかった。
名前は七竈。

いんらんな母親は25歳のある時から、立て続けに7人の男と関係する。
そして身ごもった娘は、母親とはあまり似ていない、美少女へと成長する。

七竈は美しさを忌み嫌う。
幼馴染の雪風といつも一緒にいて、友達もあまりいない。
雪風もまた美しい少年だった。七竈に似て・・・。

母は旅人であり、七竈を置いてふらりとどこかへ行ってしまう。
残された七竈は、祖父と二人、母の思い出を感じながら暮らしていく。


立て続けに7人の男と関係してしまうようないんらんな母親。
なのに、この小説にはなぜか正統な美しさを感じる。
「淫乱」を「いんらん」と書いたり、「かんばせ」って言葉も良かったな。
七竈や雪風などの名前も美しい。
独特な雰囲気で、でもどっぷりとその世界に浸かれた。

★★★★★



ランキング参加してます。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
23:52  |  桜庭一樹
 | HOME |  NEXT
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。