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2009.11.16 (Mon)

ソーダ水の殺人者 新井千裕

僕は愛嬌のある殺し屋だと思う。心臓を撃ち抜くときは、微笑を絶やさない。

その雨の日も僕は微笑みながら一人の女性を撃った。
もちろん仕事は完璧にこなした。
仕事を無事に終えた充足感で翌日のお昼過ぎにかかってきた電話で起こされた。
電話の主は子供。子供が殺しの依頼をしてきたのだ。
いたずら電話だと思ったけど、玄関脇には報酬の5000万円がしっかりと置かれている。
そしてその子供は不思議なことを言い出した。

依頼されたターゲットを見に行けというので渋々行ってみると、
そこには僕と同じ顔をした男性がいた。
子供曰く、彼は僕のコピーなのだそうだ。
信じがたかったが、調べてみたらほくろの位置も指紋までもが一緒だった。
しかもコピーは日本中に数人いるという。

僕は一人ずつコピーに会い、撃ち殺していくのだが・・・。


またまた新井さんです。
今まで読んできたものとは趣向が違って、でも面白かった。
殺し屋が自分のコピーを殺していくという設定。
最後には自分がオリジナルなのかコピーなのかわからなくなるという怖さも。
コピーの場合、心臓を破壊するとソーダ水になって消えてしまうっていうところも好き。

コピーの一人、お医者さんの奥さんがいい味出してます。

もしかしたら私も誰かのコピーだったりして。

★★★★☆



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17:48  |  新井千裕

2009.11.13 (Fri)

恋するスターダスト 新井千裕

翔は高校1年の時から不登校になり、引きこもるようになった。
自分の殻に閉じこもるのは想像力の翼を持っているせいだ。
そんな翔の唯一の友達、それが星子。
会ったこともない少女とのメールのやり取りが、翔と世界を繋ぐただ一つのパイプだった。

幼い頃に両親を亡くした翔は、祖母との二人暮し。
でもその祖母も翔の引きこもりに悩み、新興宗教「逆上がり教」に入り、
逆上がりが原因で死んでしまう。
ずっと引きこもっていたかったけど、お金もないし仕事もない。
翔は教団の幹部、恵理にスカウトされて、日本中の鉄棒を調査する「鉄棒調査員」となる。
翔の担当する地域の中に、星子の住んでいる村があった。
メールのやり取りしかしていない二人は会うことが出来るのか。
その村おこしのための「鉄棒公園」は無事完成できるのか。


引きこもりだった翔が鉄棒調査を通じて人との交流を持ち、星子に会えることを
心のよりどころにして成長していく物語。
新井さんの世界観はそのままに、でも切なくて、最後にじんわりとくるお話でした。
星子の送る詩がいいんだよね。
恵理や村長のキャラもインパクトも物語のスパイスになっていて良かったです。

星を見たくなります。
プラネタリウムもいいけどやっぱり本物が一番!
寒さを我慢してたまには天体観測してみるのもいいかもしれません。

★★★★★



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23:48  |  新井千裕

2009.11.10 (Tue)

天国の水族館 新井千裕

南さんは父の愛人だった。
父が死んだあと、お線香をあげに来た南さんと初めて会ってから、
もう7~8年の付き合いになる。妻との結婚生活より長い。
僕たちは姉と弟のような不思議な関係だった。

そんな南さんに魚料理を教えてほしいとお願いする。
なぜなら、妻が家出をしてしまったから。
僕が手塩にかけて育てていたエンゼルフィッシュ、「サチコ」と「ショウコ」の
天ぷらをその日の夕食に出し、マンションから出て行ってしまった。
僕は肉料理が大好きで、結婚してからずっと妻には肉料理を出すように
言っていて、妻がその約束を破ることはなかったのに。
妻は「あなたは何も分かってない」と言っていたけど、家出の原因は魚料理だけ
だったのだろうか。それとも僕がまだ妻のことを何も理解してないということなのか。


僕と南さんの関係が奇妙なんだけどちょっとうらやましかった。
肉親じゃないのに本能的につながってる感じがして。
妻の家出後に発覚するショッキングな出来事も、どこかコミカルで面白い。
新井さんの描く男女関係ってどこかシュールさがあって好きです。
すっかりハマってます。

★★★★★



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21:36  |  新井千裕

2009.11.08 (Sun)

100万分の1の結婚 新井千裕

もし僕と彼女が結婚すれば、それは十万分の一の結婚になる。

コスモス結婚相談所に転職した僕は、コンピュータ相性診断で
10万分の1の確率でしか出会うことの出来ない女性と出会った。
ただそこには問題が。それは僕も彼女も全く結婚する気がないってことだ。

僕には難病の妹が一人いて、僕は妹のためならなんだってできる。
その妹がコスモスの相性診断を受けたいというので、所長に頼んで
お願いしてみた。するとそこに現れたのは見たこともない光るコスモス。
なんとそれは100万分の1の相性をあらわす結果だった。


先日読んだ図書館の女王を捜してが面白かったので
早速新井千裕さん2冊目です。
今回の舞台は結婚相談所。結婚相談所に興味津々。
相性診断受けてみたいですねー。10万分の1なんて言われたらそれだけで
好きになってしまいそうです・・・。

物語は難病の妹と家政婦の柳さん、無表情の所長、ナツメヒカル、と
個性的な面々が盛り上げてくれます。
僕と妹の不思議なほどの仲の良さも、え?近親相姦?って感じなのに不快感もなく。

所長と僕の関係も余韻を残す雰囲気で良かったです。
それにしても読みやすいなー。

★★★★★



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23:50  |  新井千裕

2009.10.26 (Mon)

図書館の女王を捜して 新井千裕

1年前に妻を事故で亡くした俺は会社を辞め、今は便利屋をやっている。
そこにきた一つの依頼。
指定された場所へ行ってみるとそこには美人の依頼人。
依頼人のサチエさんは、俺にデッサンのモデルを求めたのだけど、
画家に描かせたその絵には俺とは似ても似つかない人物が。
それはサチエさんの亡き夫ヒロミチさんだといい、ヒロミチさんの霊が
俺についているというのだった。

これは怪しい宗教の勧誘だったりする?
でも以前から交流のある盲目の少年、明も妙なことを言い出すし、これは本当?
そして亡き妻が通っていた図書館での蝶々の栞の行方は?


またまた初読み+図書館というキーワードです。
しょっぱなから霊能力者が出てきたりするけど、ほのぼのとしたお話。

せめて生きている間は面白い本を読んで、楽しい時間を持ちましょう
という奥さんの言葉が印象的。
犬のパピヨンもすごくいい!

ほのぼのだけじゃない、切ない部分もあってそこが良かった。
しみじみと「いい本だなぁ。」と思いました。

あとがきが長くて、その話のほうも惹かれます・・・。
あとがきというより、短編?
気になります。

★★★★★



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20:14  |  新井千裕
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