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2009.09.13 (Sun)

GO 金城一紀

俺は何人なんだ?

高校3年生の杉原は、在日韓国人3世。
生まれも育ちも日本だけど、日本人じゃない。
最近までは在日朝鮮人だった。でも国籍なんて意外に簡単に変えられるもんだ。

中学まで民族学校に通っていた俺も高校からは日本の学校に通った。
在日というだけで挑戦者が来る毎日。
元ボクサーの親父に鍛えられていた俺は、もちろんまだ負けていない。

最初の挑戦者、加藤に誘われていったバースデーパーティーで、
俺は一人の女の子に出会う。
それははじめて大切にしたいと思える日本人だった。


大変遅ればせながらの「GO」です。
映画もそういえば観てない気がする。どうして観なかったんだろう?

芯には差別や偏見があったりするんだけど、そこは金城さんらしい
エネルギッシュさとユーモアで、重苦しい感じにはなってない。

差別や偏見も撥ねのける杉原のエネルギーが、まぶしいです。
親父もめちゃくちゃだけどかっこいいしね。

ただ、いろんなことを考えさせられました。正一の死も。

★★★★★



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19:03  |  金城一紀

2009.09.04 (Fri)

SPEED (The zombies series) 金城一紀

聖和女学院1年生の岡本佳奈子は、ごくごく平凡な女子高生だった。
あいつらに出会うまでは。

冒険の始まりは、家庭教師をしてくれていた彩子さんの自殺。
憧れの女性だった彩子さんが、私との約束を反故にして自殺なんてするわけない。
死に疑問を抱いた佳奈子は、彩子さんの友人である中川に相談した。
しかし、その帰り道何者かに突然襲われる。

その時現れたのは作業服姿の少年たち。
助けてもらった佳奈子は、事の次第を彼らに話すことになった。
そして、彼ら「ザ・ゾンビーズ」と佳奈子の冒険が始まる。
新しい世界への第一歩。


今週は金城一紀祭りになりました(笑)
好きすぎる!!
対話篇との繋がりもあって嬉しい。
タイトルどおりスピード感があって、一気に読みました。
お嬢の佳奈子がどんどん成長して強くなっていくところも、
相変わらずのゾンビーズの活躍ぶりも、ステキです。
アギーも、スンシンもかっこよすぎるよ~。惚れちゃいますよ~。
先が気になるけど、読み終わるのももったいない、けど読んじゃう!
すっかりテンションが高くなってしまいました・・・。

また大好きな作家さんが増えました。

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20:32  |  金城一紀

2009.09.03 (Thu)

レヴォリューション No.3 金城一紀

新宿区にたった一つだけあるオチコボレ高校。
周りの進学校からは『ゾンビ』と呼ばれている。
ゾンビ=偏差値が脳死と判定されてしまうくらい血圧値しかない
ゾンビ=殺しても死にそうにない

唯一人気のある生物教師ドクター・モローの言葉で僕たちは立ち上がった。
「君たち、世界を変えてみたくはないか?」
携帯とカラオケと巨人が嫌いなことが共通点のザ・ゾンビーズが結成された!

「レヴォリューションNo.3」
今年も学園祭がやってきた、といっても自分の学校のではない。
毎年侵入を試みている名門女子高、聖和女学院の学園祭だ。
今年は屈強な男たちが150人も警備につくらしい。
無事突破し、見事女子の電話番号をゲットできるのか?

「ラン、ボーイズ、ラン」
最後の学園祭襲撃から3ヵ月後、僕たちはヒロシのお墓参りをするために、
お墓がある沖縄行きを計画し、せっせとお金を貯めてきた。
全員分の旅行代金がやっと用意でき、それを旅行会社に持っていく途中で
山下が何者かに襲われ、全員の旅行代金120万円を奪われてしまった。
ゾンビーズの面々は犯人をとっ捕まえるために動き出す。

「異教徒たちの踊り」
時は少し戻って高校最後の夏休み初日。
暇を持て余した僕は、井上からの電話の内容に思わず飛びついた。
『美女が命を狙われているんだ』
女子大生の吉村恭子がストーカーによる嫌がらせに悩んでいた。
ボディーガードを頼まれた僕も殺されかけた。犯人は誰だ。


学歴社会に取り残されたおバカな男子高校生たち。
やんちゃで、たまにオイタもするけど、性根がまっすぐ!
ヒロシの死は本当に悲しくて切ないんだけど、ゾンビーズの中にはいつまでも
ヒロシの思想みたいなものが残っていて救われた。
くさくない青春あり、笑いあり、涙あり。
ドクター・モローの言葉もいいし、山下のヒキの強さっぷりもいいし、
魅力的なキャラクターばっかりです。

ギョウザ大好き!

バカだなぁ。好きです。

★★★★★



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18:25  |  金城一紀

2009.09.01 (Tue)

映画篇 金城一紀

対話篇が良かったので早速「映画篇」です。

「太陽がいっぱい」
自分の書いた小説が映画化されることになった。
その撮影現場でかつての同級生、永花と偶然再会する。
永花と再会し、僕は龍一とのことを思い出さずにはいられなかった。
2人で観た映画の数々。主人公に父親がいないのがいい。
あれから月日は流れ、2人は全く違う道を歩むことになるが、
僕は龍一にどうしても伝えたい物語があった。

「ドラゴン怒りの鉄拳」
いつも目覚めるのは11:46。あの日から私は闇が怖くなった。
連れ合いが自殺してから一歩も家から外に出ていなかった私を
外に連れ出したのは、レンタルビデオ店のアルバイトをしている鳴海だった。
連れ合いが自殺する直前に借りていたビデオの延滞を知らせる電話。
私は5ヶ月ぶりに外に出る。
それから私は毎日ビデオ店に通い、鳴海が勧める映画を観る。
どれも笑える映画ばかりで、私は気がつくと笑っていた。

「恋のためらい/ファンキーとジョニー もしくは トゥルー・ロマンス」
『ねぇ、一番好きな映画ってなんなの?』
隣の席の石岡が突然話しかけてきた。
ほとんど学校に来ない石岡と、友達と呼べる人がいない僕。
夏休み最後の日に、2人は区民ホールで上映される映画を見に行く。
そしてその次の始業式の日、石岡はある計画を口にする。

「ペイルライダー」
8月31日、夏休み最後の日、僕は夏休みの自由研究<映画ランキングベスト50>の
ための最後の一本を借りにレンタルビデオ店へと向かった。
悩んだ挙句『アラビアのロレンス』を借りた僕は、店を出たところで
クラスメイトの幹島くんたち3人組に囲まれてしまう。
ヤクザの息子と噂されている幹島くんは僕を目の敵にしているのだ。
そのとき大きくて黒いオートバイが僕を助けてくれた。
颯爽と降りてきたのは、まん丸のえびす顔でパンチパーマの中年のおばちゃんだった。

「愛の泉」
おじいちゃんの一周忌がやってきて、久しぶりに鳥越家が一同に揃った。
しかし肝心のおばあちゃんの元気がない。
いつも「だいじょうぶオーラ」を出しまくっているのに、そのオーラが消えかかっている。
心配した孫たちはおばあちゃんに元気になってもらうべく、
おじいちゃんとおばあちゃんの思い出の映画『ローマの休日』の上映を企画する。


映画にまつわる5つの物語。
それぞれ雰囲気が異なる話なんだけど、映画でつながっていて、
最後の「愛の泉」でしっかりと締めくくられていてアッパレでした。
ダントツで「愛の泉」が好きです。おばあちゃん思いの孫たちもステキだし、
上映会に訪れる面々がそれまでの登場人物だったりと、かなりニクい!
切なくてジーンときて、その後笑わせてくれて、最後は朗らかな気分になれる。
一つの映画を通じて色んなドラマがあって、盛りだくさんの1冊でした。

★★★★★



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18:11  |  金城一紀

2009.08.31 (Mon)

対話篇 金城一紀

「恋愛小説」
大学生活最後の試験が終わったその時、クラスメイトに声をかけられた。
<透明人間>というあだ名のついた彼とはそう親しい間柄でもなかったが、
2人は時間があったこともあって、お茶をすることに。
彼が語りだしたのは、自分の運命いついてだった。
かつて<死神>と呼ばれ恐れられていたこと。
自分と親しくなる大切な人は、みんな命を落としてしまうという。

「永遠の円環」
あした、死ぬとしたら、何をする?
僕はもうすぐ死ぬ。そして死ぬ前にやっておきたいことがある。
それはあの男を殺すことだ。
大事な彼女を奪ったあの男を。
でももう人を殺すほどの力は僕には残っていない。
そこで誰か頼める人はいないかと思っていると、見舞いに現れたのはKだった。

「花」
僕は生まれて初めて意識を失った。
翌日意識を取り戻すと、そこに待ち受けていたのは動脈瘤という病気だった。
すぐに仕事を辞め、長野の実家に帰った僕は両親に病気のことを告げないまま
ただ毎日を過ごしていた。
そこへかつての同級生からアルバイトの依頼が。
有名な弁護士と鹿児島までのドライブ。高速を使わず一般道だけの。
その旅の目的は・・・。


金城さんの短編集です。
金城さんといえば、「フライ,ダディ,フライ」しか読んだことがないんだけど、
この対話篇も本当に良かった。
3作全てに共通しているのは「恋愛と死」。
最後の「花」には思わず涙してしまいました。
どんなことがあっても手は離しちゃいけない。
心にしっとりとしみました。大切な人のことを考えますね。
オススメです。

続いて「映画篇」も読んでみようと思います。

★★★★★



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