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2011.03.01 (Tue)

空き家再生ツアー 岸本葉子

50歳は分別ざかり!?仕事はあるけど、未婚、ひとり暮らし。
ためらうこと、あきらめることも多いけど…。
そんな私たち、それぞれのこれから―。

内容(「BOOK」データベースより)



作者の岸本さんは人気エッセイストなんですね。
初めて読ませていただきました。

連作短編になっていて、主人公は40代、50代のシングルたち。
社会で一人で生きていくことのちょっとした苦労だったり、
あきらめだったりがある中、どの話も最後はほっと救われる
部分があって良かったと思います。

タイトルにもなっている「空き家再生ツアー」よりも、
それ以外の作品のほうが好みでした。

特に良かったのは「分別ざかり」と「多生の縁」。
ちょっと切なさも残ってしみじみ。

年をとるのって楽しいことばかりじゃないけど、
だからって辛い苦しいことばかりじゃないよね、って感じで
元気もらいました。


★★★★☆




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22:32  |  か行その他

2011.01.31 (Mon)

結婚相手は抽選で 垣谷美雨

少子化対策のため「抽選見合い結婚法」が施行されることになった。
この強制見合いに、アキバ系青年は万々歳、
田舎で母親と暮らす看護師は、チャンスとばかりにひとりで東京へ。
慌てて彼氏に結婚を迫るも、あっさりかわされるOLもいて…。
それぞれの見合い事情をコミカルかつ、
ハートウォーミングに描いた長編小説。
(内容紹介)



「抽選見合い結婚法が、来年四月一日より施行されることが決まった。
対象は、25歳から35歳までの男女で、前科や離婚歴がなく、
子供のいない独身者である。
相手が気に入らなければ3人までは断ることができるが、
やむを得ず3人断った場合は『テロ撲滅隊』に2年間従事しなければならない。


法律ができて喜ぶ者あり、焦る者あり、嘆く者あり・・・。
設定が面白く、最後まで楽しく読めました。
それぞれの恋愛模様も、時代を反映してるなーという感じ。
結婚や恋愛に対するそれぞれの考え方も面白い。

個人的には龍彦と奈々がいいコンビだと思うなー。
はじめは奈々いけ好かないんだけど、最後は強がりがかわいく見えてきて。


ありえない設定のようで、実は水面下でこんな法律できそうだったりして?
いやいや、嫌だけど、お見合いはしてみたいかも。

読みやすいしおススメです。


★★★★★




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21:28  |  か行その他

2010.12.07 (Tue)

モノを捨てればうまくいく 断捨離のすすめ 川畑のぶこ

◆「断捨離(だんしゃり)」とは?
家の中には、使わないモノ、どこかからもらってきたモノなどたくさんの
「ガラクタ」があります。
使わないモノを捨てて、本当に必要なモノだけに絞り込んでから、
不要なモノの流入を断つ。
モノを絞り込むことでストレスを取り除き、
毎日を快適に過ごすための考え方・ノウハウが「断捨離」です。

◆がんばって収納してあるのは、本当に必要なモノですか?
片づけても片づけても、片づかない……、
家中にモノが溢れている……、
いつもなんとなくイライラする・疲れている……、
――自覚せぬままに溜まったガラクタを捨てることで、そんな悩みを解決します。

「捨てれば、得られる」。
収納より大切なモノの捨て方・片づけ方、
そしてそれによって得られる暮らしや人生の変化を本書で体験してみませんか?

「断捨離」は、あなたの暮らしを豊かにする、
モノと心の「デトックス」法です。

(内容紹介)



巷でうわさ(?)の断捨離。
大変遅ればせながら、手を出してみました。

もっと”修行”みたいな堅苦しい感じなのかなと思っていたんだけど、
この本は結構ゆるめでわかりやすかったです。
「詰まり」を取り除けば、水は滞りなく流れていくっていうのが
なるほど納得でした。

大掃除のモチベーションをあげるために手に取った本だったけど、
そもそも「断捨離」と「掃除」は別物だったみたい。

まずはあのクローゼットから手をつけるか、とか、
あの着ない洋服捨てよう、などとイメージしやすくて
捨てたい欲求がフツフツと。
人間関係もすっきりっていうのもなんだか腑に落ちました。
要は自分に正直に生きるってことなんですね。

「捨て始めたらよいことが立て続けに」みたいなのは
ちょっと宗教っぽかったけど…。


さー、捨てましょう!

★★★★☆



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19:22  |  か行その他

2010.09.05 (Sun)

ふがいない僕は空を見た 窪美澄

これって性欲?でも、それだけじゃないはず。
高校一年、斉藤卓巳。
ずっと好きだったクラスメートに告白されても、頭の中はコミケで出会った主婦、
あんずのことでいっぱい。
団地で暮らす同級生、助産院をいとなむお母さん…
16歳のやりきれない思いは周りの人たちに波紋を広げ、
彼らの生きかたまでも変えていく。
第8回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞受賞
嫉妬、感傷、愛着、僕らをゆさぶる衝動をまばゆくさらけだすデビュー作。
内容(「BOOK」データベースより)



これデビュー作!?
と驚きました。

「女による女のためのR‐18文学賞」ってこともあって最初はその描写に
うーん、と唸ってしまったのですが、最後まで読んで本当に良かった!

生きることって生々しい。

と感じます。

生と性をとことんまで掘り下げた名作。
完成度も高いです。
おススメ!
今回は図書館で借りたんだけど、これは購入決定かな?


★★★★★



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09:26  |  か行その他

2010.02.23 (Tue)

TRIP TRAP 金原ひとみ

女友達とぶらりと向かった伊豆、恋人と行くハワイ、
結婚して訪れたパリ、子育ての中逃げるように辿り着いた湘南――。
旅の中に見つかる男女の交情。著者の成長を感じさせる、新境地の短編集。
(WebKADOKAWAより)


・女の過程
・沼津
・Hawaii de Aloha
・憂鬱のパリ
・フリウリ 
・夏旅


旅を通して描かれる男と女。
「旅」って非日常。だからこそ現れる感情。

マユを取り巻く環境が変化していくのが(結婚したり、出産したり)良かった。
10代の頃の話より結婚・出産を経ていく年代のほうが共感できるのは、
今までよりも「リアリティ」を感じたからかもしれない。
と思ったら、金原さん出産されてたんですね。

今まで読んできた作品のようなグロさはないんだけど、これはこれで好き。
母になった金原さん、これからどんな風に変わっていくのか、
とっても楽しみです。


★★★★★




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