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2009.08.26 (Wed)

夏と花火と私の死体 乙一

9歳の夏休み、わたしは死んだ。

わたしはその日いつものように森に入っていった。
友達の弥生ちゃんと弥生ちゃんのお兄ちゃんの健くんと3人の秘密基地。
木に登って弥生ちゃんと健くんのことを話していると、遠くから
健くんがこちらに向かって歩いてくるのが見える。
おーい!と手を振ったその時、小さな弥生ちゃんの手がわたしの背中を押し、
わたしはあっけなく死んでしまった。

死体を見つけた健くんはビックリしたものの、泣きじゃくる弥生ちゃんをなだめる。
2人の幼い兄妹は、わたしの死体を隠すべく冒険を始める。


実は初・乙一です。なぜか今まで読む機会がなくて。
これ書いたのは作者が16歳の時なんですね!驚き。
主人公があくまでも「わたし」という死体であることが斬新。
死体目線の小説なんて読んだことない。

不気味な冷静さを持つ健くんと、必死になってついていく弥生。
親戚の緑さんがまた妖しくていいです。
「わたし」目線なんだけど、「わたし」の恨みつらみが全然描かれていないのが
良かった。温度感的に。

同時収録されている「優子」も〇。
狂気に充ちている。素晴らしいー。
「夏と花火と私の死体」よりも「優子」のラストのほうが意外でした。
だまされました。

夏はホラーがいいですね。

★★★★★



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18:26  |  乙一
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