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2009.08.07 (Fri)

ジーン・ワルツ 海堂尊

生命の基本ビートは三拍子、つまりワルツなのだ。

帝華大学産婦人科学教室の助教である曾根崎理恵は、人工授精のエキスパート。
大学での講義を持ちつつ、週に一度「マリアクリニック」での不妊治療も行っている。
院長の三枝茉莉亜が癌を患い、この病院は閉院が決まっている。
理恵のもとを訪れたのは、それぞれに事情を抱えた5人の妊婦たちだった。

甘利みね子、34歳。結婚8年。男の子一人。経産婦。
神崎貴子、28歳。共働きの彼女には予定外の妊娠。
青井ユミ、19歳。父親不明。早く子供を堕ろしたがっている。
荒木浩子、39歳。5年間の不妊治療を経て、3度着床するがことごとく2ヶ月以内に
流産。今回がラストチャンス。
山咲みどり、55歳。人工授精で双子を妊娠。

5人は全員が出産できるわけではない。
そこにはいろんな試練が待ち構えていて、いろんな涙がある。
もうすぐを読んだときにも思ったけど、妊娠して元気な赤ちゃんを産むことは
奇跡みたいなものなんだ。
生まれてきてもすぐ死んでしまう赤ちゃん、重度の奇形で生まれてくることが
分かっている赤ちゃん。でも母は産む。
人間なんて、不合理で不恰好な生き物。

お母さんたちが堕胎を勧められながらも出産を決意して、そして無事出産する
シーンは、涙なしでは読めませんでした。

代理母の問題も、今までは「そこまでやるか・・・」と正直思っていた部分もあったけど、
赤ちゃんを望む人にとって、それは大きな可能性の一つなんだなって思います。
母の強さを感じました。
自分が生まれてきた事に、自分を生んでくれた母親に、深く感謝。

医学用語が難しく感じるかなと思っていたけど、思っていたよりも読みやすかった。
考えるいいきっかけになる1冊だと思います。

★★★★★


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22:47  |  海堂尊
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