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2009.11.06 (Fri)

猫泥棒と木曜日のキッチン 橋本紡

お母さんが家出した。書き置きなし。
突然帰ってこなくなった。ぐれた娘が帰ってこないのは分かるけど、
普通母親が家出するか?

でも私は全く焦ってない。だって元々家事は私がやってきていたし、
当座のお金だってちゃんとある。ただ弟のコウちゃんだけが心配。
私とコウちゃんは異父姉弟だ。私の一人目のお父さんは病気で死んでしまい、
二人目のお父さんとお母さんは離婚してしまった。
で、私たちはお母さんにまで捨てられてしまったみたい。

車通りの多いその交差点で私はあるものを見つけた。
猫の死体。車に轢かれて無残な姿。
私はその猫を家に連れて帰って庭に埋めてあげた。
そのときに出会ったのが健一君だ。
コウちゃんも健一君によく懐き、私たち三人はまるで家族のよう。
ニセモノの家族だけど、私は三人で過ごす時間が大好き。


高校生のみずきには不憫すぎるトラブルの数々。
自分たちを捨ててしまった親、次々に発見される猫の死体。
でもみずきは果敢に挑んでいく。逃げたりしない。
みずきのおかれた境遇だけ見るととっても悲惨な物語のようだけど、
そこには力があって、生きていく光がある。
読み終わったあと、前向きな気分になっていました。
みずきに力をもらったような。

大人になるって楽しいことばっかりじゃないけど、
辛いこと、つまんないことばっかりじゃない。
ぜひ中高生に読んでほしい1冊です。

★★★★★



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21:20  |  橋本紡

2009.08.17 (Mon)

空色ヒッチハイカー 橋本紡

お兄ちゃんが消えた。

彰二はいつも兄の背中を追いかけていた。
頭も良くて、スポーツもできて、女の子にモテモテのお兄ちゃん。
東大生で、難関の国家一種をパスした将来有望のお兄ちゃん。
そのお兄ちゃんが突然いなくなってしまった。

18歳の彰二は受験勉強をほったらかして、夏休みの長いドライブに出る。
お兄ちゃんのキャデラックで国道1号をひた走る。

旅のお供はヒッチハイカーたち。
そりゃやっぱりかわいい女の子がいい。
美人で色っぽい杏子を乗せて、キャデラックは一路九州へ。


お兄ちゃんとの思い出と道中が交差しながら進んでいく。
なんとも爽やか!ザ・青春小説。
人生の目標を失ってしまった少年の心の動きが伝わる。

おいおい、できすぎ!と突っ込みたくなるところもあるけど、読後感は〇。
夏休みにピッタリの1冊。

★★★★☆



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06:08  |  橋本紡

2009.05.09 (Sat)

もうすぐ 橋本紡

産婦人科医の医療過誤で一人の妊婦が亡くなった。
ネット新聞の記者である由佳子は、この事件を機に妊娠と出産についての
取材を始める。

由佳子自身は結婚しているが子供はいない。
仕事・将来への不安を考えると、今のところ作る予定はない。
しかし、取材を続けていくうちに、30代で妊娠することの難しさ、
現代の出産事情を目の当たりにして、驚愕する。

どうして人は子供を産むのか。

深く考えさせられました。
私も由佳子と同様、30代の既婚子なし。
結婚5年目ともなると、やっぱり「子供は?」と言われることも多いし、
周りの同年代が子供を産むと、若干焦りも感じる。
だからといって、今は積極的になれない。
このモヤモヤした考えにパンチを喰らったみたいで衝撃でした。
30代の妊娠する確率の低さ、不妊治療の現実、お産難民・・・。
男と女の捉え方の違いも。

小説というよりドキュメンタリーのように感じました。
子供が欲しい人もそうでない人も、30代も20代も、男も女も、
現実を知るために読んで欲しい1冊。

美咲の出産シーンは、やっぱり涙してしまいました。
未経験だからこそなのかもしれないけど。

最近この手の話題にめっぽう弱いです。

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15:50  |  橋本紡
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